甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

土曜夜からまとまった降雪予報。現状も山頂へは12本爪アイゼンとピッケル必要。通過者は飲料水持参を

山頂方面(3日前)(2024.01.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂方面(3日前)(2024.01.26 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■小屋でのお水提供について
今シーズンは夏季の雨が少なく、冬営業用に小屋内に貯蓄できた飲料水が例年よりも少ない状況です。
小屋泊とテント場ご利用でのテント泊のお客様以外には、お水の提供が原則出来ません。
各自必要な飲料水のご用意をよろしくお願い致します。
ソフトドリンク類(コーラ、ポカリスウェット)の販売はしておりますので、どうぞご利用下さい。

■天候と自然
1/19 朝の七丈小屋の気温は-1.6℃(5:30)
とても暖かな朝を迎えました。
昨日はすっきりとしないお天気で雪が5センチほど積もりました。気温も高めだったので、屋根に発達した氷を落とす作業をしました。
土曜日の夜から日曜日にかけては南岸低気圧の影響でまとまった降雪が予想されます。
この雪により、山の様子も一気に変わるでしょう。

1/18 朝の七丈小屋の気温は-3.1℃(5:30)
暖かい朝を迎えました。好天は続かず、雪がちらちら降り、時折強い風が吹いています。
今週末にかけて前線、週末は低気圧の影響を受け、まとまった降雪となる予報となっています。

1/17 朝の七丈小屋の気温は-8.3℃(5:30)でした。
昨日は厳しい寒さが続き、-10℃を上回ることがなく猛烈な風が吹き荒れていました。
雪やら枝やらあらゆるものが風で巻き上げられ、外に出るのも恐怖を感じました。
今朝はようやく風も落ち着き、放射冷却で気温が昨日より高く、暖かさを感じます。
登山道は吹き溜まりと、風で飛ばされているところがありそうです。
ラッセルも想定し、時間に余裕を持って装備を万全にお越しください。

1/16 朝の七丈小屋の気温は-14.9℃(5:00)でした。
昨日はお昼前まで雪が降り、12~15㎝の積雪となりました。
雪が止んでから風が強まり、気温も下がっていきました。
夜から風が吹き荒れて、現在も風が強くとても厳しいコンディションです。
昨日除雪をしましたが、吹き溜まりでリセットされてしまいました。
山頂方面も、入山者が多かった週末のトレースはほぼなくなっていると予想されます。
厳冬期の装備を万全に、余裕を持った行程でお越しいただくようお願い致します

1/15 朝の七丈小屋の気温は-7.5℃(5:30)でした。
前線通過の影響で朝方から雪が降り始めました。
現在の積雪は7〜8㎝ぐらいです。
天気は回復する予報ですが、明日以降は冬型となり風も強まり厳しい寒さとなりそうです。

1/14 朝の七丈小屋の気温は-8.0℃(5:00)昨日は午後から風雪が強まりました。
今朝は穏やかに晴れわたっています。
積雪は小屋で10センチほどでしたが、風が強まったため吹き溜まりは20センチを超えるところもありそうです。
本日は登頂日和。
冬山らしいコンディション、景色を楽しめそうです。
装備を万全にお越しいただくようお願い致します

■記録 2023年 初雪10/15 初冠雪11/13

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagram にあります ホームページからも参照できます)

1/19 本日、下山しましたので小屋より下の登山道の状況を参考にされてください。
吹き溜まりの箇所も所々ありました。
八丁坂から笹の平は氷化している箇所が多く、非常に滑りやすいです。入山者が少ないのでトレースはあまりありませんでした。

■2023年(令和4年)南アルプス林道バス 終了
詳しくはこちら
http://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

■マウンテンタクシー 終了
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

登山装備

3000m級山岳の冬の登山装備が基本
天候急変に対応できる装備で。雪山に対応する防水防寒具装備が必要
小屋~山頂へは前爪アイゼンとピッケルが必要
ライトは必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

・2023~24年冬期営業 予約受付中
以下を参照下さい
https://www.kaikoma.info/winter
冬期営業期間 2023年11月27日(月)〜2024年5月26日(日)のご宿泊まで​(予定)

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■冬期営業限定のピンバッジの販売中
数量に限りがありますので、お一人様一点での販売になります。
※小屋のみでの販売で、オンラインショップでのお取り扱いはありません。

■七丈小屋泊「冬の甲斐駒ヶ岳ツアー情報」 この冬、まだ見ぬ世界へ!
詳細はファーストアッセント HPよりご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/
※ツアーのお問い合わせ&お申し込みは七丈小屋ではお受けしておりませんのでご注意ください。

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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