甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根に支障の連絡はありません。足元注意。小屋付近でコケモモなど開花。クマ目撃情報あり

今朝は少しひんやり。
晴れてカラッとしているので清々しく爽やかに感じます。(2024.06.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
今朝は少しひんやり。 晴れてカラッとしているので清々しく爽やかに感じます。(2024.06.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

06/28(金) 06:00 雨 10.1℃

山と周辺の状況

■天候と自然
6/28 雨 10.1℃(6:00)。
深夜から降り始めた雨は、今もしっかりと降り続いています。
明日の明け方まで雨は降り続く予報となっています。
午後からは更に雨脚が強くなりそうですので、足元十分お気を付けください。

6/27 晴 8.1℃(5:30)。
少しひんやりとした朝です。晴れてカラッとしているので清々しく爽やかに感じます。
今日いっぱいは良いお天気となりそうです。

小屋からテント場まで間の登山道脇には、小さなコケモモの花がたくさん咲き始めました。
イワカガミ イワカガミ のあとを引き継ぐように、マイヅルソウも咲き始めています。
コケモモもマイヅルソウも、小さな可憐な花ですので見逃してしまいがちですが、近くでよく見ると可愛らしい花です。
一息入れがてら眺めてみてはいかがでしょうか。

6/26 雨 10.0℃(5:30)。
梅雨らしいしとしとした雨が降る朝です。
しばらくは梅雨空が続きそうです。

6/25 曇 12.1℃(5:30)。
高曇りの朝を迎えています。
鳳凰山方面には一部青空が見えています。
昨日の夕方はヘリポートからきれいな夕焼けを拝む事が出来ました。

6/24 雨は、今朝6時前くらいに上がりました。
今現在は麓がよく見えて所々に青空が覗いています。

6/23 雨 12.0℃(5:30)。
昨日の晩から雨が降り始め、今朝はしっかりとした雨が降り続いています。
今日は終日雨が降り続く予報で、一時強く降りそうです。
今年は梅雨入りがとても遅れていますが、漸く梅雨入りとなりそうですね。
長雨で地面がぬかるんだり、緩くなっている場所が増えますので、足元に十分気を付けてお越しください。

■クマの目撃情報
※仙丈ヶ岳周辺、仙水峠、双子山周辺でクマの目撃情報が多く寄せられています。
黒戸尾根でもクマを見掛けたというお話も最近聞きました。
熊鈴やラジオを鳴らす等して、自分の存在をアピールしてクマに遭遇しないようお気を付けくださ

■トイレの使用について
使い終わったトイレットペーパーは、塩ビパイプのペーパー入れの方に捨てるようにしてください。
汗拭きシートやマスク等の水に溶けない不織布等は、特に便槽内に捨てないようお願いいたします。
年に2回のし尿汲み取りの1回目を行いました。
トイレからヘリポートまでホースを伸ばして、ポンプでし尿を汲み取るのですが、1回便槽内に落ちたハンドタオルをポンプが吸い込んでしまい、ポンプを分解してタオルを取り除くのに時間が掛かった以外は比較的スムーズに作業を終える事が出来ました。
ポンプの作動不良や故障の原因に繋がりますので、便槽内にはし尿以外の物は絶対に入れないよう、よろしくお願いいたします。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
6/25 雨が多く降りましたが、登山道には大きな影響は無く通常通りに通行出来る状態です。

6/21 黒戸尾根登山道に大きな支障の連絡はありません
雨後は足元に注意して下さい

6/17 スタッフが八丁尾根の様子を見てきました。
八丁尾根は日向山から甲斐駒ヶ岳に繋がる尾根となります。
樹林帯ではところどころ倒木があるようですが残雪や崩落箇所はなく問題なく通過できるようです。
三ツ頭から石室にかけては踏み跡が交錯しており道迷いしやすくなっています。
稜線付近を意識してお進みください。
烏帽子岳から眺める甲斐駒ヶ岳も圧巻なので、この夏や秋に黒戸尾根〜八丁尾根周回登山の計画をされてみてはいかがでしょうか。

■マウンテンタクシー 2024シーズン
「JR小淵沢駅」と南アルプスと八ヶ岳方面への「登山口」とを結ぶシェア型登山タクシー
運行予定 6月15日(土)~11月15日(金) の毎日 事前予約必要
予約 受付開始中
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、新たに路線名が「南アルプスクイーンライン」となりました。
仙流荘周辺が「戸台パーク」としてリニューアルされました
南アルプス林道バスの発着場所及びバス停が仙流荘前に移転
ほか、戸台パークまでのアクセス、マイカーの駐車場、運行期間など
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

登山装備

3000m級山岳のまだ登山装備が基本
雨具は必携。充分な補給用水分
最低気温は10℃以下の日もあります。体温調節できる服装で。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

夏営業中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

・給水
日帰り、通過の方も利用可(有料100円)

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■七丈小屋のグッズの中からプレミアムバッジ、キーホルダーのご紹介
北アルプスを中心とした山小屋のバッジ類の制作を手掛けるmauveさんの作品で、1点1点手作りです。
真鍮製で使い込む毎に味わいが増していきます。
二本剣、烏帽子岩の奥に鳳凰三山と富士山をのぞむ黒戸尾根の象徴的なデザインとなっています。
バッジ、キーホルダー共に販売価格は1点2500円です。
在庫が無くなり次第一旦販売休止予定となっておりますので、お早めにどうぞ!

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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