甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

黒戸尾根に支障なし。暑い中の登山、水分補給と休憩を取り熱中症に注意。雷鳴を聞いたら避難を

早朝は青空が広がりますが、次第にガスが出て雷雨を伴うことがあります。小屋公式インスタでは次第にガスっていく山の様子が見られます(2024.08.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
早朝は青空が広がりますが、次第にガスが出て雷雨を伴うことがあります。小屋公式インスタでは次第にガスっていく山の様子が見られます(2024.08.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

07/26(金) 05:30  晴 15.1℃

山と周辺の状況

■天候と自然
7/26 晴 15.1℃(5:30)。
2日程どんよりとした曇り空の朝が続きましたが、今朝は良く晴れて爽やかな青空が広がっています。
日中は暑くなりそうです。

今週末もたくさんのお客様にお越しいただく予定となっています。
暑い中での登山となりますので、水分補給と休憩を取りながらくれぐれも熱中症にはお気を付けください。
今年は暑いせいか、カミキリムシやゾウムシを小屋の内外でよく目にします。
特に害はないので、小屋内で見つけたらそっと外に逃がしてあげてください。

7/25 曇 13.9℃(5:00)。
今朝も昨日と同じように、雲が多く薄暗い朝です。
昨日はお昼前に雷雨となり、1時間程激しい雨と風、雷に見舞われました。
遠くで雷が鳴り始め、風が出てきたなあと思った直後に激しい雨と風になりました。
夏場はこのようなケースが増えますので、雷が鳴り始めたら安全な場所を見つけて速やかに避難するようにしてくださいね。

7/24 薄曇り 15.0℃(5:30)。
雲で朝日が遮られ、薄暗い朝を迎えています。

一昨日は2018年の平昌オリンピックスピードスケート女子500mの金メダリスト、小平奈緒さんがお越しくださいました。一昨日小屋にご宿泊されて昨日の早朝に山頂を往復されましたが、さすが金メダリストの勝負強さで昨日はこの時期にしては珍しく、終日雲やガスが湧く事もなく素晴らしいお天気でした。
良いコンディションで登っていただく事ができて本当に良かったです。

7/23 晴 15.3℃(5:30)。
今日も晴天の朝です。
気温は高めですが時折爽やかな風が吹いて、秋のようなカラッとした陽気です。
昨日の日中は気温が20℃を軽く越えて小屋の外に出ると暑く感じました。
日が昇るとすぐにガスが湧いてくる傾向なので、景色を楽しみたい方は早朝の行動をおすすめいたします。

7/22 晴 14.8℃(5:00)
今朝も青空が広がる気持ちの良い朝です。
しばらくの間は良いお天気が続く予報です。
昨日の晩は満月「バックムーン」の日でした。
第2小屋のテラスからはとてもきれいな満月を拝む事ができ、月明かりに照らされる鳳凰山が幻想的でした。
この週末はとても多くのお客様にお越しいただきました。

7/21 晴 16.3℃(6:30)
風がややありますが、すっきりと晴れて爽やかな朝です。
梅雨明けと共にいよいよ夏山シーズン開幕といった感じで、昨日はとても多くのお客様にお越しいただきました。
本日もたくさんのお客様が登って来られる予定です。
麓はとても暑く湿度も高いので、熱中症にはくれぐれもお気を付けください。

7/20 曇 14.8℃(5:00)
目が覚めると外は青空が広がっていると思いきや小屋周辺はガスに包まれていました。
6時頃からぽつぽつと小雨が降り始めていますが山頂付近の標高だと雲海が広がって見えるのかもしれません。
今日は小屋も満室予約をいただいております。
テント場も大変混み合う予想となっており、到着された方から奥の方へ詰めてテントの設営をしていただけると助かります。

■クマの目撃情報
※仙丈ヶ岳周辺、仙水峠、双子山周辺でクマの目撃情報があります
黒戸尾根でもクマを見掛けたというお話も最近聞きました。
熊鈴やラジオを鳴らす等して、自分の存在をアピールしてクマに遭遇しないようお気を付けくださ

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

7/22 登山道の状況は概ね良好ですが、刀利天狗の下の鎖場は地面の侵食が進み、大きな岩が不意に抜ける場合があります。十分お気を付けて通過するようにしてください。

■マウンテンタクシー 2024
「JR小淵沢駅」と南アルプスと八ヶ岳方面への「登山口」とを結ぶシェア型登山タクシー
運行予定 6月15日(土)~11月15日(金) の毎日 事前予約必要
予約 受付開始中
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

■下山後の交通手段の注意
北沢峠から広河原を結ぶ南アルプス市営バスは現在運行されておりません。
北沢峠に下山をされても、バスで芦安や甲府方面には出られません。ご注意ください。
北沢峠から伊那市の南アルプス林道バスに乗り、仙流荘を経由して高遠、伊那、茅野方面には抜けられます。

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
仙流荘周辺が「戸台パーク」としてリニューアル
南アルプス林道バスの発着場所及びバス停が仙流荘前に移転
ほか、戸台パークまでのアクセス、マイカーの駐車場、運行期間など
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

登山装備

3000m級山岳の登山装備が基本
熱中症対策が必須です。
雨具は必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

夏営業中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

・給水
日帰り、通過の方も利用可(有料100円)

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■売店から
黒戸尾根手ぬぐいの紹介
Tシャツと同じく、切り絵作家の後藤郁子さんのデザインで、八合目と九合目の間の烏帽子岩に立てられている二本の鉄剣がモチーフとなっており、まさに黒戸尾根を象徴するデザインとなっています。
山小屋の手ぬぐいというとほとんど横デザインなのですが、こちらの手ぬぐいは縦のデザインとなっています。
黒戸尾根からの甲斐駒ヶ岳登頂記念に是非お求めください。
黒戸尾根手ぬぐい1本1500円となっています。
※こちらもオンライショップでもお求めいただけます。

七丈小屋のオリジナルステッカーの紹介
切り絵作家の後藤郁子さんのデザインです。
サイズが2種類あり、大きい方のステッカーは青基調の縦のデザインで烏帽子岩と二本剣のデザイン、小さい方はオレンジ基調の横のデザインでピッケルと七丈小屋、甲斐駒のデザインとなっています。
ナルゲンボトルやテルモスに貼るのにちょうど良いサイズ感となっています。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

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