甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

今週末は台風の影響で雨予報あり万全の防寒防雨対策で。日没早く早めの行動を。11/1~冬営業予約受付

無風快晴の朝。週末は台風の影響を受けて雨が降りそうです。(2024.10.31 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
無風快晴の朝。週末は台風の影響を受けて雨が降りそうです。(2024.10.31 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

10/31(木) 05:30 晴 4.7℃

山と周辺の状況

■2024~2025年の冬営業について
11/1(金)の正午より、冬期営業のご予約の受付を開始します。
今回は2024/11/25(月)~2025/1/31(金)までのご予約受付となります。
※2025年2月以降のご宿泊予約については、別途あらためてご案内いたします。

冬の黒戸尾根を是非お楽しみください。
詳しくは七丈小屋ホームページhttps://www.kaikoma.info/をご確認ください。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。


■天候記録 初霜10/13 初雪はまだ観測していません

■天候と自然ほか
(画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

10/31 晴 4.7℃(5:30)。
無風快晴の朝を迎えています。
今朝は少し冷え込みましたが、霜が降りる程ではありませんでした。
来週からは気温が下がってきそうです。
富士山は雪が降らなかったようで、未だに真っ黒な姿のままです。
統計が開始されてから130年間で、初めての11月以降の冠雪になりそうです。

週末は台風の影響を受けて雨が降りそうです。
予報をよくお確かめの上、防寒防雨対策しっかりとお越しください。

10/30 晴 7.9℃(5:30)。
昨日のお昼から降り始めた雨は今朝の明け方まで降り続きました。
6時過ぎに雨は上がって、今現在は急速にお天気が回復して青空が広がってきました。
しっかりと雨が降り続いたので、黄蓮谷の側壁にはあちこちに水の流れが白い筋になって谷の本流に流れ込んでいる様子が伺えます。
晴れの日が多く水不足に悩まされた去年と違って、今年は水道を切り離すまでお水の心配はしなくても良さそうです。
今日、明日はお天気良さそうですが、週末は台風の進路によってお天気の予報が変わりそうです。
予報を良くご確認のうえ、お気をつけてお越しください。

10/29 曇 5.5℃(5:30)。
山頂方面には雲が掛かり、所々に青空が覗きますが霧雨のような雨がパラパラと降っている七丈小屋です。
今日はお昼前から明日の朝にかけて雨が降る予報です。
冷たい雨が降り続きますので、登山のご予定のある方は防寒防雨対策万全にしてお越しください。

10/28 雨 7.9℃(5:30)
日付が変わった頃から雨が降り始め、今現在はしっかりと雨が降っています。
雨は午前中いっぱい降り続きそうです。

昨日の朝はすっきりと良く晴れて、富士山や北アルプスの山々がきれいに見えました。
どちらも雪が無く、この時期としては異例の黒い姿でした。
富士山に関しては今までの冠雪最遅記録が2016年の10/26で、昨日の時点でその記録を更新しました。
統計が始まった1894年から130年間で最も遅い記録を更新中だそうです。
今朝は富士山も雨か雪が降っていそうなので、冠雪が確認されるかも知れないですね。

甲斐駒ヶ岳も例年は10月下旬には降雪があるのですが、今年は雪の気配がありません。
今年の初雪はいつになるのでしょうか…

10/27 晴 4.4℃(5:00)。
爽やかな秋晴れの空が広がる七丈小屋です。
午前中は晴れ、午後から雲が出るものの雨は夜からの予報で、日中はお天気もちそうです。

昨日入山しましたが、一合目~二合目間の黄葉が進んできました。
ヒトツバカエデの黄色を主体に、カエデやモミジ、ドウダンの赤が所々に混じってとてもきれいです。
まだ青い葉もあるので、この区間の黄葉のピークは来週以降になりそうです。
山頂まで登らずとも、二合目までの日帰りハイキングでも十分に楽しめる季節となりました。
黄葉の黒戸尾根に是非お越しください。

小屋周りの広葉樹の紅葉はほぼ終わり、カラマツの黄色だけが残るようになりました。
冬枯れの静かな山歩きも良いものです。

10/26 曇 7.6℃(6:00)
今日の七丈小屋付近は昨日に引き続き、高曇りの空が広がっております。

本日は甲斐駒ヶ岳山頂からの展望を動画でご紹介
動画は公式ホームページ内からインスタで見ることができます
甲斐駒ヶ岳山頂からは、北岳を初めとする名だたる南アルプスの名峰や、富士山に北アルプス等…360度の大展望が待っています。
長く険しい黒戸尾根を登り詰めた達成感と、絶景をお楽しみください。

10/25 曇 7.9℃(6:00)
本日はどんよりとした曇り空が広がっております。気温も少し冷え込んで一桁代となっております。
本日は摩利支天からの景観を紹介します。
画像はヤマケイオンライン、または公式ホームページ内からインスタで見て下さい
摩利支天は黒戸尾根側からだと、山頂を越えて、北沢峠側に少々降りる必要がありますが、行程に余裕があれば是非寄って頂きたいスポットです

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
10/31 戸尾根に支障の連絡なし。周辺登山道も大きな支障の連絡なし

10/1 甲斐駒山頂~駒津峰の間で道迷いの事案が何件か発生しているようです。
甲斐駒から北沢峠方面に巻道を下山中、摩利支天の分岐を過ぎた辺りで本来は甲斐駒の山体を右方向にトラバースして行く所を、左手の沢の方に向かって入って行ってしまう方がいるそうです。
地図やGPSアプリを活用して、間違いのようにお進みください。

※登山口から三合目までの一部区間に、登山道の複線化を防ぐ為のガイドロープが設置してあります。
ガイドロープの外側を歩くと裸地化が進み、植生の破壊や登山道の侵食が進む原因となってしまいます。
ガイドロープ内の登山道を歩くよう、よろしくお願いいたします。

※一合目毎に道標があります。
道標にはその場の標高が記されているので、自分がどのくらい登って(下りて)いるかの目安になります。
登山口から三合目までの間隔が広く、ちょっと心が折れかけますが、二合目で標高、歩行距離は登山口から七丈小屋までの約半分となりますので、めげずに頑張ってください!
上に行けば行くほど各合目の間隔は狭くなっていきます。

■マウンテンタクシー 2024
「JR小淵沢駅」と南アルプスと八ヶ岳方面への「登山口」とを結ぶシェア型登山タクシー
運行予定 6月15日(土)~11月15日(金) の毎日 事前予約必要
予約 受付開始中
詳しくはこちら
https://www.mountaintaxi.jp/

■下山後の交通手段の注意 北沢峠→広河原はいかれません
北沢峠から広河原を結ぶ南アルプス市営バスは現在運行されておりません。
北沢峠に下山をされても、バスで芦安や甲府方面には出られません。ご注意ください。
北沢峠から伊那市の南アルプス林道バスに乗り、仙流荘を経由して高遠、伊那、茅野方面には抜けられます。

■2024年(令和6年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。(運行終了予定11月15日)
仙流荘周辺が「戸台パーク」としてリニューアル
南アルプス林道バスの発着場所及びバス停が仙流荘前に移転
ほか、戸台パークまでのアクセス、マイカーの駐車場、運行期間など
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

登山装備

3000m級山岳の秋の登山装備が基本
雨具&防寒具(朝晩一桁気温あり)必携。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■通年営業中
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2023summer

夏営業中
七丈小屋の公式サイトからのオンライン、電話での予約どちらも可能
 オンライ予約の場合→事前カード決済、
 電話予約の場合→宿泊当日小屋で現金支払 
グリーンシーズンの黒戸尾根に是非お越しください!
詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/2024summer

※2024年〜2025年冬期営業期間のご予約は、11月1日より受付開始

・給水
日帰り、通過の方も利用可(有料100円)

※小屋の立地上毛布やふとんのクリーニングは簡単にはできません。
寝具類を汚さないように、インナーシーツ又はシュラフカバーのご持参、ご使用をよろしくお願いいたします。
お客様全員が気持ち良くお休みいただけますよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■売店から
各種記念品など販売
(デザイン切り絵作家後藤郁子さん)オリジナルTシャツ、黒戸尾根手てぬぐい1本1500円、オリジナルステッカー
※オンライショップでもお求めいただけます。

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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