多様な登山道の状況に対応が必要(拘泥、残雪、融雪、凍結)。九合目下のルンゼ要注意。4月は難易度高
天気・気温
山と周辺の状況
■4月18日(金)より毎日営業中
冬季営業は5/25迄 以降は夏営業となります
・冬季営業中は飲料水提供は制限あり(テント、通過者に提供ありません)小屋営業中時のみの提供です
制限付きで小屋泊、テント泊の方のみ供給
小屋泊、テント泊 →1泊につき2Lまで無料。2L以上は500mlにつき100円。(お湯は500mlにつき200円)
備蓄した水量に限りがあるため、宿泊外は各自で用意をお願いします。
■5月はまだまだ雪山登山装備 必要です
冬山登山では夏に比べて必要な装備が増えます。
特にテント泊では寝具、防寒具を忘れてしまうと致命的となります。
■自然ほか (画像は公式インスタから見ることができます)
4/25 昨日は一日中、晴れていて暖かくとても過ごしやすい一日でした。
本日の七丈小屋周辺は、高曇りの空で風は無くとても静かな朝です。
気温は昨日より下がり、ひんやりとしております。
空気が澄んでいるのか、久しぶりに富士山がくっきりと見えています。
引き続き、小屋までの登山道も凍結や泥濘などあらゆる路面状況が予想されます。
万全の装備でお越しください。
4/24 晴 10.3℃(6:30)
昨日一日中降り続いた雨は夕方に止み、今朝は青空を見せてくれました。
鳳凰三山は雲海に浮かび、山頂方面はすっきりとした青空が広がる気持ちの良い朝です。
昨日の雨で小屋周辺は驚くほど融雪が進みました。
山頂方面も状況がだいぶ変わっているかと思います。小屋までの登山道も融雪による泥濘などが予想されます。
登山の計画のある方はあらゆる状況を想像し、装備を整えてお越しください。
4/23 雨 4.9℃(6:00)
本日の七丈小屋周辺では、冷たい雨が降り続いております。
本来そこにある山頂方面や、鳳凰三山もガスに包まれてこれはこれで幻想的な朝です。
この季節は水道が使えないので雨は恵みでもあります。雨水を貯水して、掃除などに有効活用します。
4/22 晴 10.5℃(6:30)
本日の七丈小屋付近は、晴天無風でとても気持ちのよい朝を迎えております。
鳳凰三山、富士山、北アルプスまで視界が良好です!
八ヶ岳や甲府方面は雲海が広がりとても幻想的な景色を拝む事が出来ました。
登山道の状況
■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
3月中旬から雪が溶ける5月の半ばくらいまでは、気温等の環境的にはやさしくなっていきますが、技術的には難しくなる季節です。
雪と氷、岩のミックス、気温によって状態の変化する雪に対応する経験と技術が要求されます。
しっかりとした準備でお越しください。
4/22 天気も良かったので、九合目下のルンゼの様子を見てきました。
写真は公式Instagram同日の4枚目以降を参照ください。
よく踏まれている箇所は透明に凍結し、その上融雪して不安定な箇所もありました。
写真では伝わり辛いですが、結構な斜度なので下りでは前爪を効かせながらの慎重なクライムダウンが必要になります。下りでロープを出したというお客様が居たのも納得です。
※本日の雨でまた状況は変わると思われます。
山頂までの登山を計画されている方は、八合目以降の危険箇所に突入する前にしっかり状況を見極めて、安全に下山出来るか想像しながらの登山をお願い致します。
4/21 山頂へ向かわれたお客様によると、九合目下のルンゼの状況は非常に悪いとの事でした。7割雪で3割が凍結のミックス斜面で、特に下りは怖かったとのことです。
明日は一日中雨の予報となっておりますので、また状況が変わる事が予想されます。
登山の計画がある方は引き続き状況を見極めて安全登山でお越しください。
4/20 甲斐駒ヶ岳は4月の方が難易度が高くなります。
昨日山頂に向かわれたお客様がいらっしゃいましたので、山頂方面の情報をお伝えします。
九合目付近の二本剣の直下のルンゼの状態があまり良くないとのことです。
下りは特に慎重に降りたとのことでした。
凍結した急斜面の上に、緩んだ雪が積もっているという難しいコンディションとのことでした。
昨日は九合目前で引き返したというお客様もたくさんいらっしゃいました。
山頂に向かわれる計画のある方は、コンディションとご自分の経験をしっかり見極めての登山をお願い致します。
過去、冬季に2回ルンゼを通過しているので、少々甘く見ていましたが、下降用にザイルを持ってくるべきでした。
※お願い
ハイマツ上のトレースはハイマツにダメージとなります
冬の間のダメージが植生に大きく影響を与える場合も考えられます。配慮をお願いします
登山装備
3000m級山岳の岩と雪のある冬山登山装備が基本 雨具&雪山の防寒具など
アイゼン、ピッケル必須、
テント泊は、万全の防寒で
十分な飲料水(飲料水は小屋営業日に小屋泊とテント泊のみ制限付き供給)
小屋までの登山道も凍結や泥濘などあらゆる路面状況が予想されます。
万全の装備でお越しください。
注意点
余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。
■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
※山梨県の条例により南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)登山は登山計画書の提出が義務化されました。
■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります
■マウンテンタクシー 2024終了
https://www.mountaintaxi.jp/
■2025年(令和7年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
南アルプスクイーンライン(北沢峠線)
2025年(令和7年)4月25日~5月31日まで 戸台口~歌宿まで運行
2025年(令和7年)6月1日~11月15日(予定)まで 戸台口~北沢峠まで運行
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967
■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。
公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/
公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake
■冬期営業期間
2024年11月25日(月)〜2025年5月25日(日)のご宿泊まで(予定)
・小屋宿泊定員 24名 完全予約制
・テント泊、小屋泊利用にあたり 以下を必ず参照下さい
食事提供、準備品ほかの情報があります
https://www.kaikoma.info/winter
・予約方法など
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar
■2025年夏山シーズンの予約
4月10日から受付中
※北杜市甲斐駒ヶ岳七丈小屋条例の改定に伴い、利用料金を変更予定
■トイレの利用に関してお願い(特に冬季)
・トイレットペーパーの分別をお願します。
・洋式のため、必ず座って使用してください。
冬季営業中は水道を利用できません。手洗い水はありません
小屋のアルコール消毒液をご利用ください。ウエットティッシュなどご持参いただくなどご協力をお願い致します。
■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/
■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください
昨年の今頃の様子は?
ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12
昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19
今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26
厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09
昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16
冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25




