甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

今だけ二つの季節「麓は芽吹きの春、小屋上は冬山」。山頂へはアイゼン+ピッケルワークが必要

テント場〜7合5尺 まだ残雪が多く、滑り止めが必要です。(2025.05.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
テント場〜7合5尺 まだ残雪が多く、滑り止めが必要です。(2025.05.27 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

05/15(木) 06:00 晴 8.7℃

山と周辺の状況

■5月はまだまだ雪山登山装備 アイゼンとピッケル必要です
装備は万全に、どうぞ一歩一歩慎重に、気を引き締めて入山していただくようお願い致します。

夏に比べて必要な装備が増えます。
特にテント泊では寝具、防寒具を忘れてしまうと致命的となります。

■自然ほか (画像は公式インスタから見ることができます)
5/15 晴 朝6時8.7℃
昨日に引き続き、うっすら高曇りな空でスタートです。
風は無く、とても暖かな陽気です。朝霧の中に八ヶ岳連峰が浮かんでいます。

麓の春、そして小屋上の冬…二つの季節を楽しめる贅沢な時期でもあります。
是非小屋を利用して、静かな甲斐駒ヶ岳をゆっくり堪能して頂きたいです。
七丈小屋でお待ちしております!

5/14 曇 朝6時半8.6℃
昨日は快晴が続き、暖かくとても過ごしやすい一日となりました。
本日の七丈小屋周辺は、高曇りの空で風は無く暖かい朝を迎えております。
雲の中に浮かぶ鳳凰三山が幻想的です。
今の時期ならではの、静かな黒戸尾根、是非お楽しみください。

5/13 晴 朝6時半で5.3℃
昨日は一日中ガスに覆われてすっきりしないお天気でしたが、夕方には回復して綺麗な夕焼けを拝む事が出来ました。

本日の七丈小屋周辺は、快晴無風でとても気持ちの良い朝を迎えております。
甲府方面には雲海が広がり、富士山と鳳凰三山が浮かびとても幻想的です。

本日は天気も安定し、気温も上がりそうなのでポカポカ陽気で登山日和になりそうですね。
しかしながら小屋上にはまだまだ残雪がありますので、アイゼン、ピッケルはご持参ください。

5/12 雨 朝6時半で3.5℃
昨日は朝からカラッと晴れて気持ちの良い青空を拝むことが出来ました。
午後から次第に曇り空となり、深夜にはポツポツと雨が降り出しました。
小屋の水が乏しくなってきているので、貴重なお水を確保する事が出来ました。
現在も、ポツポツと冷たい小雨が降り続いております。
本日はこの後も降ったり止んだりの不安定な一日となりそうです。

明日は晴れそうですので、登山の計画がある方は、足元にお気をつけてお越しください。
是非、登山口の春と小屋上の冬と…2つの季節を感じながら黒戸尾根をお楽しみください。

5/11 晴 朝6時半で6.1℃
本日の七丈小屋周辺は風が強いものの、すっきりと晴れ渡り気持ちの良い青空が広がっております!
山頂方面、鳳凰三山方面ともに視界良好です!※写真10枚目が本日の様子です。

5/10 6.4℃(5:00)でした。
昨日は夕方から雨が降りはじめ、夜はまとまった雨になりました。
深夜以降は雨量も弱まって現在は小降りとなっています。
当初の予報よりは早めに雨が止むようです。
雨水をしっかり蓄えたいと気合いを入れていましたが、そこまでの降雨量にはなりませんでした。
今後は気温が高い日も増えて、雪解けも進んでいきそうですが、小屋より上はまだ雪がしっかりあります。
アイゼン、ピッケル等、雪山の装備を万全にお越しいただくようお願い致します。

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)

5/15 昨日、山頂に行かれたお客様がいらっしゃったので、登山道の状況をお聞きしました。
この時期は凍結や融雪で難しくなる九合目下のルンゼですが、上部はほぼ溶けて岩が露出してるとの事です。
しかし下部はまだ凍結しており、緊張を強いられたとのことです。
まだまだアイゼン、ピッケルは必須とのことです。
テント場から上はまだまだ豊富に雪があり、残雪の甲斐駒ヶ岳を存分に楽しめるでしょう

5/14 本日はお泊まりのお客様が山頂を目指されました。
すっきりとした青空ではありませんが、風が無いので静かで快適な登山を楽しめるのではないでしょうか。
引き続き、小屋から上は雪や危険箇所がありますので冬山の装備を持ってお越しください。

5/10 入山しましたので、小屋までの登山道の様子をお伝え致します。
入山時は雨がポツポツと降っておりましたが、尾白川の吊り橋を渡れば眩しいほどの新緑が迎えてくれました。
雨のおかげで余計にみずみずしく、雨の登山も悪くないなとあらためて思いました。
二合目までの登山道にはツツジが花を添えてくれます。
赤色のツツジは蕾も多かったので、これから楽しめると思います。

四合目以降は残雪を踏む機会が増えました。
凍結している箇所があるので、チェーンスパイクなどの滑り止めがあると良いでしょう。

小屋から上は、今年は残雪豊富でまだまだ本格的な雪山を楽しめます。
山頂へ向かわれる計画のある方は、前爪付のアイゼンやピッケルは必ずお持ちください。

登山装備

小屋から上は3000m級山岳の岩と雪のある冬山登山装備が基本 
雨具&雪山の防寒具などとともにアイゼン、ピッケル必須
小屋より下は、チェーンスパイクや軽アイゼンの用意を

テント泊は、万全の防寒で
十分な飲料水(飲料水は小屋泊とテント泊のみ制限付き供給)
万全の装備でお越しください。

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
※山梨県の条例により南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)登山は登山計画書の提出が義務化されました。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 2024終了
https://www.mountaintaxi.jp/

■2025年(令和7年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
南アルプスクイーンライン(北沢峠線)
4月25日~5月31日まで 戸台口~歌宿まで運行
6月1日~11月15日(予定)まで 戸台口~北沢峠まで運行
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■毎日営業中
冬季営業は5/25迄 以降は夏営業となります
・冬季営業中は飲料水提供は制限あり(テント、通過者に提供ありません)小屋営業中時のみの提供です。備蓄した水量に限りがあるため、宿泊外は各自で用意をお願いします。

・テント泊、小屋泊利用にあたり 以下を必ず参照下さい
食事提供、準備品ほかの情報があります
https://www.kaikoma.info/winter

・予約方法など
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar

■2025年夏山シーズンの予約 受付中
予約など詳細は小屋公式ホームページを参照下さい

■トイレの利用に関してお願い(特に冬季)
・トイレットペーパーの分別をお願します。
・洋式のため、必ず座って使用してください。
冬季営業中は水道を利用できません。手洗い水はありません
小屋のアルコール消毒液をご利用ください。ウエットティッシュなどご持参いただくなどご協力をお願い致します。

■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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駒津峰 標高 2,752m

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