大朝日岳 | 朝日鉱泉ナチュラリストの家

営業中(宿迄の車道6/19(木)16:00に開放通行可)。雪融進行(水場注意)、虫対策必須、アイゼン有と安心

目に見えて雪がだいぶ融けました(2025.06.25 朝日鉱泉ナチュラリストの家 )
目に見えて雪がだいぶ融けました(2025.06.25 朝日鉱泉ナチュラリストの家 )
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天気・気温

山形市の天気予報
明日
雨のち雪
5℃
-5℃
明後日
曇時々雪
3℃
-4℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
白石市の天気予報
明日
雨のち雪
6℃
-2℃
明後日
曇時々晴
5℃
-3℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■ 2025年度営業中
※現在施設へのアクセス手段が徒歩に限定されています。道路復旧工事は6/19(木)16:00に開放・通行可能
それまでの期間で、徒歩にて入山し、宿泊を希望の方はお電話にてご連絡ください(車両の乗り入れはできません)

6/20(金)~7/7(月)の登山バス運行期間中は昼の営業(日帰り入浴、昼食手打ちそば、喫茶)を実施します!

■登山バス
6/20(金)から運行予定の登山バスは予定通り運行します
(復旧工事終了までは、100~200m程度工事区間を歩いていただく可能性があります)
※最新情報ホームページにて確認下さい

■アクセス道路について
冬の大雪の影響でアクセス道路に損傷が見つかりました(アクセス道路は2つありあります)

・(庄内方面、および山形道:月山IC方面、西川町大井沢・ブナ峠経由の道)
今シーズンは全面通行止め(迂回路整備検討中:時期未定)、

・(米沢・新潟方面、および山形道:寒河江スマートIC方面、国道287号・朝日町内経由の道)
復旧工事後の6/19(木)16:00から開通となります。
ただし開通後も、平日は昨年からの東北電力の工事が継続して行われるため、時間規制がかかります。
土日祝日は終日通行可能です。
平日に通行を検討されている方はご注意ください。詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.asahikosen.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E3%81%AE%E9%81%93%E8%B7%AF%E7%8A%B6%E6%B3%81/

登山道の状況

■今シーズンの今の山の状況 6/17
冬の2月の大雪、春先3~5月の低温、悪天候などの影響もあり、全体的に残雪が多くなっています。ただ、日当たりのよい南斜面や稜線上などはここのところの好天高温でドンドン融けて夏道が出てきています。
今の時点で、現地確認できたり、山小屋関係の皆さんよりいただいた状況をまとめます。

■朝日鉱泉からのコース(1)「鳥原山コース」
・鳥原山の避難小屋(木道部)まで
雪を踏む個所はありません。夏道もしっかりしています。
途中の金山沢の水量は多めで、暖かい日中には慎重に足場を探さないと靴が濡れる可能性があります。濁りがなければ水は飲めます。
・鳥原山避難小屋すぐ手前の木道脇の水場も出ており、水量も豊富です。貴重な給水ポイントです。
・鳥原山避難小屋の木道から鳥原山展望台(山頂部、小朝日岳への登山道上)までの間
雪面を少し上る箇所がありますが、ツボ足で大丈夫です。登山道を見失わないようにしましょう。天気が良ければ展望台からは大朝日岳と小朝日岳山頂が一望でき、深緑と残雪の素晴らしいゼブラの山並みが楽しめます。
・展望台から小朝日岳まで
いったん鞍部まで下りて、登り返しますが、登りの途中では何度も残雪を歩きます。
長くて150m、短ければ数十mです。
凍っている雪ではありませんので、登りでは慣れている人ならばキックでも登山靴のまま歩けます。ただ、傾斜がキツイところでは軽アイゼンないし、チェーンスパイクとストックがあると安心安全です。特に下りの場合には装着することをお勧めします。

※小朝日岳山頂からはやはり素晴らしい大朝日岳山頂の眺めを楽しむことができます。
ただ、本来もう少し早い時期に出ている虫(ブヨやメマトイその他)が大量にいます。
もう少し暖かくなって雪が融けると減るとは思いますが、先週時点ではゆっくり休憩、食事という感じではありません。虫よけスプレーはもちろん、防虫ネットも必須です。

・その先 銀玉水の水場の前の斜面
毎年7月中旬くらいまで残る、銀玉水の水場の前の斜面が数百mの長い残雪斜面となります。
こちらもチェーンスパイク、もしくは軽アイゼンとストックが必要です。
朝日連峰一と言われる「銀玉水(ぎんぎょくすい)」の水場は雪が多く、まだ出ていません。
それ以後は問題なく、大朝日岳山頂まで登ることができます。
大朝日岳山頂から一番近い水場「金玉水(きんぎょくすい)」もまだまだ雪の下で出ていません。水は雪を融かして得ることになります。

【まとめ】
・給水可能な水場は、金山沢、鳥原小屋前
・雪に埋もれて出ていない水場は銀玉水、金玉水
・できれば軽アイゼンとストック、せめてチェーンスパイクは必須
・虫よけ対策のスプレー、防虫ネットは必須

■朝日鉱泉からのコース(2)「中ツルコース」
・前半の朝日川渓谷沿い朝日鉱泉~2合目出合いまで
登山道整備は終了しています。
ただ、出合いまでは標高はあまり変わりませんが、小さなアップダウンもあり、道も細いですので、注意しながら行く必要があります。
念のため、ヘルメットの着用を推奨します。
途中でいくつも小沢を渡りますが、濁っていなければ飲めます。
ロープを使って沢に降りる箇所が2か所ありますが、朝日鉱泉から進んで2か所目の沢は大きく、まだ水量も多いので、足場をうまく確認、選ばなければ濡れる可能性があります。
2合目出合い直前の水場「階段の橋(壊れていて横を通れます)」は水量もあり、2合目からの急登り前の貴重な水場です。
・2合目からの登り
今年は倒木が多くありましたが除去も終わっており、雪を踏まずに山頂まで登れます。
途中の4合目の水場「長命水(ちょうめいすい)」は6/10時点では雪に覆われて給水できませんでした。
普段からあまり水量も多くなく、ロープで崖のようなところを降りていく場所ですので、あてにしない方が良いです。ただ、夏装備で山頂まで行くことができます。

【まとめ】
・給水可能な水場は2合目「出合い」までの小沢(濁りがない場合)、出合いの少し手前の「壊れた階段の橋」の沢の水もOK
・4合目長命水は雪で×
・夏装備で登山可能
・虫がいるので虫よけスプレー、防虫ネットは必須

■朝日鉱泉からのコース(3)「御影森山・平岩山コース」
・現状で朝日鉱泉~上倉山先(大クロベの巨木)までの現地踏査情報になります
雪を踏む個所はありません。
中ツル尾根などから見た様子だと、御影森山~平岩山~大朝日岳の稜線は雪は融けていますので、南向きで稜線歩きとなるこの部分では雪を踏む個所はほぼないと思われます。
ここは例年雪がなくなるのも早い箇所です。

・上倉山~御影森山
御影森山山頂手前などで雪を踏む可能性はあります。
ツボ足で問題ないと思われますが、チェーンスパイク、ストックがあれば万全でしょう。

上倉山山頂の少し手前の水場は出ていて給水可能です。
御影森山と平岩山の間にある「大沢峰」の水場は未確認ですが、雪が遅くまで残る箇所でもありますので、雪に埋もれている可能性が高いです。あてにしない方が良いでしょう。

【まとめ】
・確実に給水可能な水場は「上倉山手前の水場」、「大沢峰」の水場はあてにしない。出ていたらラッキー
・雪で危険な個所はなし、念のためチェーンスパイク、ストックがあるとなお良し
・虫がいるので防虫スプレー、防虫ネットは必須

■朝日連峰主脈の縦走路
大朝日岳~竜門山~以東岳~大鳥池~泡滝ダムの主脈縦走路は、朝日連峰を最も味わえる素晴らしい縦走路ですが、今年は残雪がだいぶ多いようです。
・各避難小屋の関係者の皆さんからの情報
以東小屋の水場→×
竜門小屋の水場→×(水源地雪崩のため遅くなる可能性ありとのこと)
大朝日岳避難小屋の水場(金玉水)→×
まだしばらくは、雪を融かしての水となるでしょう。

■大朝日岳直登の「中ツル尾根ルート」
朝日鉱泉~2合目の「二俣・出合い」までは沢や川沿いを歩くルートです。
急な大雨時には増水により渡渉できない沢もありますので、事前に天候等を確認する必要があります。
また、登山道も細く、ロープを使って沢に下りなければならない箇所もあり気が抜けないルートですので、ルート設定時には十分考慮しましょう。
距離が短く時間は少なくて済みますが、その分体力と経験が必要な上級者向けルートです。
安全のためヘルメットの着用を推奨します。

■朝日連峰上の各避難小屋は利用は可能です。一人200円

登山装備

残雪期装備が基本
ルートによってはチェーンスパイク、万全を期すなら場所により軽アイゼン、ストックがあると安心です。

虫(ブヨやメマトイ、ハエ他)が多く虫よけスプレー、防虫ネットは必須

水場の利用は注意。

注意点

■新しい「登山バス」始まります
・運行期間
朝日連峰一番人気の花「ヒメサユリ」の見頃時期 
(1)6/20(金)~7/7(月)
朝日連峰が一番にぎわう秋の紅葉の見ごろ時期を
(2)9/20(土)~9/24(水)朝便
(3)10/4(土)~10/14(火)朝便

・全便完全予約制、予約フォームからのオンライン予約 
・予約受付開始 4/1~
・料金 片道4500円(=会員券代。誰でも利用可能)
詳しくは以下を参照下さい
https://www.asahikosen.com/%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E7%99%BB%E5%B1%B1%E3%83%90%E3%82%B9/

お知らせ

■朝日鉱泉ナチュラリストの家
窓から大朝日岳が見える山小屋です。1975年の創業(2025年は51年目)

・連絡先自宅0237-67-3589(通年 不在時あり)
・FAX 0237-67-3589
・電話 090-7664-5880 (現地衛星電です。通話可能期間は5月上~10月下 不在時あり)
※衛星の固定電話です。外出や不在時はとれません。
※通話料は通常の携帯電話への電話料金と同じです

・ホームページ http://www.asahikosen.com/

・Facebook
https://www.facebook.com/asahikosen

※現金、およびキャッシュレス決済が可能
対応可能なキャッシュレス決済の種類は以下を参照
https://www.asahikosen.com/%E6%96%BD%E8%A8%AD-%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E4%BA%88%E7%B4%84/%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%96%99%E9%87%91-%E4%BA%88%E7%B4%84-%E7%95%99%E6%84%8F%E4%BA%8B%E9%A0%85-1/

朝日鉱泉ナチュラリストの家周辺の過去の様子

  • 周辺の少し遅い紅葉がピークに。山は4合目辺りまで真っ白。シーズンも終わりです。
  • 10/22早朝  7合目あたりまでの初冠雪を確認(山頂部は前日から降雪との情報)
  • 早朝 この数年で一番の紅葉の色づき
  • 10/9早朝 山頂部の紅葉が見ごろを迎えています。この時期はちょうど月が大朝日に沈みます
  • 飛び石連休後半、ようやく青空に。紅葉はまだのようです
  • シルエットが美しい
  • 数日雨が降り、猛暑も収まり久しぶりの晴れです。
  • 猛暑列島日本、朝日連峰も同様です…
  • 日涼しい日が続きましたが、真夏の日差しが戻ってきました。乾燥しているのでカラッとした暑さです。
  • 4合目長命水はこの看板の右から下りていきますが、結構な急傾斜をロープを頼りながら、150mほど降りて行った先にあります。(撮影は数日前)
  • 朝日鉱泉ナチュラリストの家からの眺望 これはもう真夏です。この先もしばらく晴れ中心の予報。
  • 目に見えて雪がだいぶ融けました

朝日鉱泉ナチュラリストの家

現地連絡先:
090-7664-5880
電話番号:
0237-67-3589
連絡先住所:
山形県西村山郡朝日町宮宿1905-1

地図で見る
http://www2.ocn.ne.jp/~ooasahi/top.htm

施設の詳細を見る

関連する山

山形県 / 朝日山地

朝日岳 標高 1,870m

 山形盆地から西方を遠望すると、純白の衣をまとい、なだらかなスカイラインを描く月山とは対照的に、浸食の進んだ山々の朝日岳の山塊が続いている。朝日岳はそびえ立つ孤高の火山と異なり、大朝日岳、西朝日岳、寒江山、以東岳を主稜とする連峰であり、その主峰が大朝日岳である。仰ぎ見る山容は主峰にふさわしい端正な三角錐を呈しており、かつては剣頭山とも呼ばれていた。  位置的には、朝日町と小国町の境をなしている。山頂は南北に細長く、付近一帯には日本列島の土台をなした縞模様の花崗片麻岩が露出している。これらの地質的な特徴に加えて、日本海を渡って吹きつける強い季節風にまともに立ちはだかるために、わが国有数の多雪地帯となっている。これらの雪は、山麓の民にとって古来より貴重な農業用水である。  かつて、鳥原山一帯に点在する池塘を「天狗ノ田代」と称して、田植えの時期に稲の苗を植え、豊作を祈願したという。山中にあっては雪田、雪渓として朝日の山々を飾り、また、咲き誇るお花畑をはぐくみ、銀玉水などの水場を提供している。  一方、谷に目を移すと、雪によって磨き抜かれた谷壁と、雪解け水によって浸食された深い渓谷が山々を引き立て、アルペン的景観を示している。なかでも大朝日岳は、東に垂直に大地を刻み込んだ黒倉沢、西には袖朝日尾根の白い花崗岩の岩壁と、植物の進入を許さない毛無沢を支流にもつ荒川の間にそびえ立つ。なお、この付近はしばしば天気の境目となるため、仏の後光(ブロッケン現象)の現れる所でも知られる。  大朝日岳の直下の大朝日小屋から金玉水にかけての北側は、主稜線からやや東側に位置しているため、膨大な吹き溜まり的な積雪があり、その雪解け水による浸食によって形成された雪窪地形が見られ、緩やかな凹地になっている。頂から南側の平岩山への下りは、大きな階段状の地形が観察される。いずれも雪線よりも低い所の、氷河の周縁に見られるもので、この付近の厳しい自然条件を示している。  登山道は山頂から延びる4つの尾根すべてに開かれており、よく整備されている。最もポピュラーな大朝日岳登頂コースは、朝日川畔の朝日鉱泉から鳥原山、小朝日岳を経て山頂に至るコースで所要6時間。同鉱泉から朝日川二俣、中ツル尾根コースで所要5時間。同じく同鉱泉から御影森山、平岩山経由で所要6時間。  一方、古寺川畔の古寺鉱泉からは、花抜峰、小朝日岳経由で所要5時間強。荒川畔の徳網からは針生平、平岩山経由で所要約7時間。以東岳からの主稜縦走は約6時間30分を要する。

山形県 / 朝日山地

祝瓶山 標高 1,417m

 大朝日岳から南に延びる尾根の先端に位置する花崗岩の尖峰で、長井市と小国町の境をなしている。遠望すると天に向かってすっと立っており、標高の割にどこから見ても確認できる。古くは岩井上岳ともいわれた。  カクナラ沢、ヌルミ沢、コカクナラ沢をもつ東面は、障子ヶ岳南面、エズラ峰東面と同様、雪崩で磨き抜かれた岩場をなしている。山頂には、宗教色の薄い朝日連峰の中で珍しく小さな石祠と鉄鳥居がある。伝承によると天武天皇のころに修験道が隆盛を極めたというが、詳細はいっさい謎である。  山頂は意外に広く、雪崩に磨き抜かれた白い花崗岩の荒々しい袖朝日尾根の山々をはじめとする朝日連峰と、飯豊連峰の好展望台である。  登山道は、ユキツバキの群生する桑住平から登るヌルミ沢とコカクナラ沢間のやせ尾根の急登コース、赤鼻尾根経由で平岩山から延びてくる尾根コース、小国口の針生平から登る鈴振り尾根コースがあり、いずれもよく整備されている。しかし、登山口までの交通の便に恵まれず、マイカーに頼るほかない。  桑住平から山頂まで2時間30分、針生平から3時間30分。

山形県 新潟県 / 朝日山地

以東岳 標高 1,772m

 朝日連峰の北端に位置し、山形県朝日村(現在は鶴岡市)と新潟県朝日村(現在は村上市)の境をなしている。  大朝日岳の端整な三角錐に対し、累々と花崗岩の岩塊が肩を寄せ合う重量感あふれる山容である。山頂から主峰大朝日岳への山並みは、ほぼ高さのそろった山々が連なっている。これは隆起した山塊が、浸食により隆起準平原化したものと考えられている。北方は、切り立った戸立山、なだらかな茶畑山へと続き、そのかなたに双子のような月山、鳥海山を望むことができる。  山頂の北西800m下方には、熊のなめし皮の形をした大鳥池が、ブナの原生林に囲まれて横たわっている。成因は、堰止説が有力。山形県最大の湖沼で、標高966mにある高山湖だ。イワナやヒメマスのほか、幻の怪魚・タキタロウが釣りブームを反映して話題になっている。  山頂へは、泡滝ダムから大鳥池経由となる。大鳥池までのコースはブナ林の山腹を平均した勾配の登りが続いている。登りが始まる前の七ツ滝沢と源太沢間の尾根に注目すると、階段状になっており、所々に礫を見ることができる。かつて双方の沢が合流していた所で(エッグ床)、朝日連峰の隆起の様子を知ることができる。大鳥池まで3時間、さらに以東岳まで3時間。

ユーザーの登山記録から

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