甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

早出早着推奨。昼頃迄に目的地着が安全。午後は雷雨も(夏でも低体温症注意)。十分な水分補給も

テント場からは鳳凰三山と富士山の絶景が広がります。運が良ければ雲海と朝日も。こんな景色を眺めながらのテント泊は最高です(2025.08.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
テント場からは鳳凰三山と富士山の絶景が広がります。運が良ければ雲海と朝日も。こんな景色を眺めながらのテント泊は最高です(2025.08.01 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

■自然ほか (画像は公式インスタから見ることができます)
7/11 晴 14.1℃(AM6:00)
本日は風が少しあり、晴れて青空が広がっている方面もありますが、富士山や鳳凰三山はガスで見えにくくなっています。
夏の時期は日からしばらく経つと一瞬でガスがわいてくる傾向にあります。
昨日は午前中に晴れ間もありましたが、夕方からから雷が鳴り始め、まとまった雨が降りました。
雷は数時間鳴り続けていたので、その間は小屋のインバーターをOFFにして、ランタンで対応しました。
今後も雷鳴時にはこのような対応をさせていただきます。
最近は午後になるとまとまった雨や雷が発生しやすくなります。
早めの行動を心がけると共に、突然の雷雨にも対応出来るよう万全の装備でよろしくお願いします。
湿度が高く汗を大量にかくので水分補給をしっかりと行なって下さい。
皆様のお越しをお待ちしております。

7/10 晴 15.4℃(AM6:00)。
本日も昨日に引き続き真っ青な青空が広がり、遠く北アルプスや富士山が見渡せます。風も緩やかで清々しい朝を迎えています!
昨日は午前中に雲が多めでしたが概ね晴れていました。
しかし、午後から突然大粒の雨が降り出しました。

やはりこの時期は午後になると局地的な豪雨や雷が発生しやすくなります。
登山をされる方は早出をされて昼頃までには目的地に到着出来るように行動しましょう。
真夏でも状況によっては低体温になります。
突然の雷雨にも対応出来るよう万全の装備でよろしくお願いします。
皆様のお越しをお待ちしております。

梅雨明け間近ですね。
登山をされる方は十分に水分補給をしながら登って下さいね。
皆様のお越しをお待ちしております。

7/9 晴 14.8℃(AM5:30)。
本日は真っ青な青空が広がり、風も緩やかで清々しい朝を迎えています
鳳凰三山も美しく、富士山も薄っすらと見ることが出来ます。

昨日入山しましたが、気温はそれほど高くはなかったものの、梅雨時期らしい湿度の高さでした。
麓から小屋まで大量の汗が出ました。
梅雨明け間近ですね。
登山をされる方は十分に水分補給をしながら登って下さいね。

皆様のお越しをお待ちしております。
7/8 朝の天気は雲が多めの晴。山頂部は雲海の上かもしれません。
気温は朝5時半で15.5℃で、麓の猛暑が申し訳ないぐらい過ごしやすい気候です。

さて、黒戸尾根には、昨年「◯合目」の標識ができたのはご存知でしょうか?
昨年、南アルプス国立公園制定60周年、南アルプスユネスコエコパーク登録10周年を記念して作られました。
しかし一合目が出てくるのが登山口から相当歩いてから。
黒戸尾根の中間部分でもある刃渡り近くまで登ってやっと三合目。
あまりにも理不尽と思われる方もいらっしゃるかもしれません

しかしこの◯合目の刻みは、甲斐駒ヶ岳の信仰登山の数え方にならっています。
実は黒戸尾根の◯合目の刻みは、全体の険しさを10等分していると言われています。長くても険しい場所がない刃渡りまでは一合の距離が長く、逆に最も険しい五合目〜七合目(七丈小屋)までは短く刻まれています。

なかなか進まない下部の樹林帯。
今の時期は、この部分の通過が相当疲れます。
最初からペースを上げすぎず、少しづつ汗をかきながらゆっくり上がるといいかもしれません。
一合目を過ぎると少しづつ風が通ってきて、少し暑さが和らぎます。

信仰登山で登られているコースはどこも険しく辛いものです。
しかし黒戸尾根の魅力は、長く標高差があるからこその変化だと思います。
歩みを進める度に変わる山の表情を楽しみながら登ってください

7/7 晴 午前7時の段階でも18.6℃と過ごしやすい朝になっています。
この時期は早出早着がおすすめです。
雷を伴った夕立を念頭に言われることが多いですが、実は朝の早い段階から雲が出やすく、眺望を楽しむ時間が限られるという側面もあります。

朝6時頃まではの早い時間、空はクリアでしたが、もう雲が漂い始めています。
七丈小屋は頂上に近く、北沢峠からスタートするよりも早い時間に山頂に立てるメリットがありますが、それでも早めのスタートをおすすめしています。

昨日ご宿泊の皆さまも、朝はお弁当または夕食のみでご予約され、遅い方でも5時には出発されました。
7月8月に七丈小屋にご宿泊の際は、朝はお弁当にされることをおすすめします。
人気の手作りいなり寿司をお楽しみください
なお、朝食時間は朝5時半からとなっています。ご宿泊当日に変更はできかねますので、前日までにご連絡ください。

今シーズンも山岳医療パトロール(通称山パト)が始まりました
今年も週末に尾白川渓谷駐車場で、登山者アンケートの収集と声掛けをしていただいています。
七丈小屋で始まったこの取り組みも定着し、北杜市での登山を支える重要な活動になりました。
観音平や青年小屋でも展開されています。
皆様のご尽力に感謝します。
今シーズンも登山者を見守ってください

7/6 晴 14.9℃(AM6:30)。
南からの風が緩やかに吹き上がっています

本日は、広がる青空と、降り注ぐ日差しが心地よい朝を迎えました。
上空には美しいすじ雲がほとんど動かずに浮かんでいます。
視線を下ろすと木々の合間から、南に鳳凰三山や富士山、北には北アルプス(槍ヶ岳や大キレット)の姿を垣間見ることもできました。
ぜひ、お時間に余裕がある際には足を止めて、この絶景を探してみてはいかがでしょうか

昨日はテント泊や日帰りの方も多く、山荘の周辺も大変賑わいました。
本日も多くの方が登山や散策にお出かけになることと思います。
皆様にとって、素晴らしい一日となりますよう心よりお祈りしております。

なお、今日も登山口付近は気温が高くなる予報です。
水分補給をこまめに行い、体調管理に十分ご注意の上、どうぞお気をつけてお出かけください

7/5 曇 16.4度(AM6:50)
本日も穏やかな朝を迎えました。
上空は比較的雲が多くなっていますが、隙間から青空も望めています。風通しの良いところでは北寄りの風がややあるので、少し肌寒さも感じました。

本日は土曜日ということもあってか、早朝より複数の登山者の方をお見かけしました。
また満室をいただいており、多くのお客さまとお会い出来そうです

登山口近くはだいぶ蒸し暑く感じられたとのお話も聞いていますので、是非休憩や水分をとりながら、楽しい山行を願っています

小屋の周りでは、頭上の木に花が咲いては舞っていて、虫たちも元気に集まっているようです
是非休憩などで立ち止まられた際には、足元や頭上にも視線を向けてみられると、発見があるかもしれません

引き続き早出早着で余裕のもった行動計画でお越しください。
小屋でお待ちしております

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
7/11 黒戸尾根に大きな支障の連絡はありません

登山装備

基本は3000m級山岳の夏山登山装備
天候の急変あり、雨具必携
熱中症対策も必要

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
※山梨県の条例により南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)登山は登山計画書の提出が義務化されました。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 
2025年 運行予定  6月14日(土)~11月16日(日) の毎日 要予約
2025予約受付け 6/2 12時~
料金、ルート、時間など詳細は以下を参照
https://www.mountaintaxi.jp/

■2025年(令和7年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
南アルプスクイーンライン(北沢峠線)
4月25日~5月31日まで 戸台口~歌宿まで運行
6月1日~11月15日(予定)まで 戸台口~北沢峠まで運行
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■毎日営業中 夏営業となりました
・テント泊、小屋泊利用にあたり 以下を必ず公式ホームページを参照下さい

・予約方法など
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar

■2025年夏山シーズンの予約 受付中
予約など詳細は小屋公式ホームページを参照下さい

■小屋前にてコーラ、ポカリの冷やし売りを始めました!
南アルプスの天然水でキンキンに冷えてます
山頂から降りて来てからの、冷えたジュースは本当に最高です
料金箱も設置しておりますので、立ち寄りのお客様もセルフでご利用頂けます!
長く険しい黒戸尾根のオアシス…是非ご利用ください!

■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

関連する山

山梨県 / 赤石山脈北部

甲斐駒ヶ岳 標高 2,967m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

双児山 標高 2,649m

赤石山脈北部周辺の山です。

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