大山 | 大山プロガイド協会

ユートピアのお花がキレイな時期になりました。振り子沢に咲く薄紫色の絨毯は見ごたえがあります。

山頂直下の様子(2025.07.24 大山プロガイド協会)
山頂直下の様子(2025.07.24 大山プロガイド協会)
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天気・気温

07/11(金) 7/10(木)の天気:
午前10時の大山寺の天候 晴れ 気温27℃ 微風
午後1時のユートピアの天候 晴れ時々ガス 気温21℃ 微風
鳥取市の天気予報
明日
吹雪
3℃
1℃
明後日
雪のち曇
8℃
0℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
松江市の天気予報
明日
吹雪
4℃
2℃
明後日
曇一時雪
8℃
1℃
日本気象協会提供 2025年12月25日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

夏場によくある傾向ですが、早朝登山口をスタートする時には山頂付近はきれいに晴れ渡っているものの、3時間ぐらいかけて山頂に到着すると雲に覆われて何も見えない。やむを得ず下山すると夕方には山頂まできれいに晴れ渡っている――。
これは大山では良く見られる傾向なんです。大山は海が非常に近いために昼間は陸地が熱せられて海から山にかけて湿った風が吹きます。これが「海風」で、夕方になると逆に山から海に向かって風が吹き下りていきます。これが「山風」です。
もちろん毎日起こる訳ではなく、前日の夜の気温、当日の朝の気温、湿度などにより状況は変わってきます。しかし、この海風と山風の原理を簡単に覚えておくと大山付近においては役に立つかもしれません。

【ユートピアのお花の状況】
この大山ユートピアは20数年前に大山を紹介するポスターに紹介され、それから一気にここを訪れる登山客が増えてきました。この「ユートピア」というのはギリシャ語で「どこにもない場所」という意味だそうです。
当時と比較して状況が随分と変わりましたが、今でも高山植物(亜高山も含む)がきれいに咲いています。
昨年、一昨年とほぼ同じ時期の画像を比べてみると、『やや早目』と言えるようです。
今のままの天候が続けば、今月中が見頃のようで、8月に入ると終わってしまいそうですが、これも不確定です。
一番きれいな状態というのは、ナンゴク クガイソウ クガイソウ の薄紫色と シモツケソウ シモツケソウ のピンク色が混在していて、エゾノヨロイグサの白色が所々に見えるという景色ですが、それぞれの花の咲くタイミングがバラバラですので、いつが最高と言えないのが現状です。
ただナンゴク クガイソウ クガイソウ が全体の3割程度の色づきです。振り子沢に咲く薄紫色の絨毯は見ごたえがあります。
当時と相違する点というのは、ヒトツバヨモギがかなり幅を利かせていて、色目が緑色が非常に強くなった点です。
ただあまり細かいことを気にしないでお花の「桃源郷」をお楽しみください。

なお、ユートピアで注意して頂きたいのは避難小屋の上にある象ヶ鼻までは行けますが、それより上は縦走路で通行不能となっていることです。ご注意ください。なお、登山道より外れてお花畑の中での写真撮影はお控えください。
また、夏道の山頂小屋のようにトイレはありません。しかし携帯トイレの使用ブースがありますので、必ず携帯トイレをお持ちください。

登山道の状況

大山の登山道は、とくに問題箇所はありません。

お知らせ

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

★Facebook「くぼまさゆき」にて山のよもやま話、夏山登山道含めて大山山系の山々の情報を不定期に更新していますのでぜひご覧ください。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100029865155796

登山に関するお問い合わせはもちろんのこと、ガイドに興味がある方など資格取得に向けてお手伝いもさせていただきます。気軽にお問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

大山はようやく冬の様相になってきました。アイゼンは前歯のついた10本または12本をご用意ください。2024.12.12

8合目辺りから山頂避難小屋までの間に目印の青色ポールを整備しました。目印ポールを目指して登山してください2024.12.23

ここ数年の中では雪の多い年となっています。予報で悪天候になるのが予測される場合、決して無理をしないでください。2025.01.10

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 7合目の積雪の様子
  • 標高1600m付近の様子
  • 山頂からの展望
  • 6合目避難小屋付近
  • 山頂避難小屋付近
  • 朝の山頂付近
  • 阿弥陀堂付近
  • 3合目の倒木
  • 6合目避難小屋
  • 山頂付近
  • 山頂直下を下山中
  • 夏の雲と秋の雲

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

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鳥取県 / 中国山地中部

大山(伯耆大山) 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

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ユーザーの登山記録から