甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

連日暑い日続きでしたが、明日は台風の影響を考慮し雨装備の用意を。晴天時は熱中症注意必要です

山頂から摩利支天方面 雲をまとう摩利支天と、遠くに見える富士山、鳳凰三山(撮影は別日)(2025.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
山頂から摩利支天方面 雲をまとう摩利支天と、遠くに見える富士山、鳳凰三山(撮影は別日)(2025.08.29 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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天気・気温

08/01(金) 6:30 晴 14.6℃

山と周辺の状況

■自然ほか (画像は公式インスタから見ることができます)
8/1 6:30 晴 14.6度。
七丈小屋周辺は少し風が吹いております。
山頂方面のみガスがかかり、鳳凰三山も同じく山頂のみ雲がかかっています。
連日、暑い日が続きましたが、本日はひんやりとした朝を迎えております。

明日は台風の影響もあるかもしれませんので、雨装備を整えて週末の黒戸尾根を楽しまれてください
小屋でお待ちしております

テント場からの景色を紹介致します。
テント場からは、鳳凰三山と富士山の絶景が広がります
運が良ければ雲海と朝日の素晴らしい景色が拝めます。素晴らしい景色を眺めながらのテント泊は最高です
是非、ご利用ください

7/31 06:30 晴 16度
最近は、黒戸尾根を登られて北沢峠に抜けるお客様が多くいらっしゃいます。
黒戸尾根側から見る、黒くて険しい甲斐駒ヶ岳と、北沢峠側から見る白くて美しい甲斐駒ヶ岳
両方見れるなんとも贅沢なコースですね

本朝は久しぶりに雲海もなく、麓の街並みが良く見えて感動しました
しかし、ジリジリとした太陽光が降り注いでいるので、本日も麓は暑くなりそうですね
水分を十分にとって、いつもよりゆっくりのペースを意識して登山を楽しまれてください。
冷たい飲み物を用意してお待ちしております

7/30 6:30 快晴 15.5度
昨日山頂に行かれたお客様が、雷鳥の写真を撮って来てくださいました。
天気が良いにも関わらず、山頂付近で親子で姿を見せてくれたようです
見つけた際はそっと見守ってください

本日の七丈小屋周辺は、まったく雲の無い突き抜けるような青空に覆われています!
本日も甲斐駒日和です
引き続き熱中症や突然の雷雨に気をつけて、早出早着でお越しください

7/29 06:30 快晴 14.8度
今朝は鳳凰三山のオベリスクと富士山が見事に見えています。
すっきりとした青空に、心地の良い風が吹き抜ける朝です。
ここ数日は、素晴らしいお天気が続き、まさに甲斐駒日和といったところです
今日も多くのお客様が山頂へ向かわれましたが、とても良い山旅を楽しまれている事でしょう

最近の傾向では、早いと8時ぐらいにはガスが上がります。
そういった意味でも、小屋を利用して頂くメリットは非常に大きいです
早出早着で、夏の黒戸尾根を堪能してくださいね
引き続き、熱中症や雷雨に気をつけてお越しください

7月のヘリで荷上げしたクラフトビールですが、大好評につき、売り切れの商品もございます
是非小屋にお越しの際はお早めにお試しください

7/28 晴 16.5度。
本日は山頂方面は濃い青空に包まれて、麓の街並みを見渡せる素晴らしいお天気となっております
ここから見る濃い青空は特別なご褒美です。
是非、お越しの際はゆっくりご覧になってください。
麓は本日も暑くなるでしょうが、熱中症や突然の雷雨に備え、早出早着で黒戸尾根を楽しまれてください!
小屋では、しっかり冷やしたクラフトビールやコーラを取り揃えてお待ちしております
お気をつけてお越しください。

7/27 素晴らしい青空が広がっております!気温は15.1度ととても気持ちの良い朝です。
昨日、入山しましたが麓は暑さが厳しいものの、鬱蒼とする南アルプスの森に光が差し込み幻想的な景色を堪能する事が出来ました。
湿度が高い時期だからこその光景で、暑いこの時期も悪くないなと思いました

本日の小屋周辺は、雲海の合間から下界の景色が見え、とても贅沢な景色を堪能する事が出来ました。
下界では、連日猛暑が続いておりますが小屋では昼でも20度前後ととても過ごしやすいです。
トンボも出現して刺す系の虫も減って来ているので、外のベンチで過ごすのには最高の季節となりました
是非小屋を利用していただき、快適に眠って最高の景色を堪能してくださいね
しかしながら、連日午後になると雷雨が来てますので、登山を計画の方は早めの小屋到着を目標に行動をお願い致します
引き続き熱中症対策と雨対策を万全にして、小屋にお越しください。

7/26 快晴&雲海!
本当に素晴らしい光景でした。気温もご来光の時間で安定の15度前後。清々しいです。

昨日も昼から雷雨となりました。今日もまた同じような天気になりそうです。
山の天気は変わりやすいといいますが、本当にそれを実感します。

雨雲レーダーを見ていると11時50分から12時5分、12時10分と短時間で急変しました。
しかし朝は毎日素晴らしい景色となっています。
この絶景をぜひご覧いただきたいと思います。
苦労して登ったからこそ、なおさら景色の美しさが沁みると思いますよ
今日も元気にお待ちしております

*****************
7/25 今朝も快晴 午前5時14.5℃
今週は早朝の空気が非常にクリアで遠くまで見渡すことができます
ご宿泊の皆さまにに早立ちをおすすめしています。
山頂から戻ってこられた皆さまは、「景色が素晴らしかった!」と満面の笑みでお話ししてくださいます

今朝も樹間から北アルプスや富士山が望めました。また幻想的な朝靄も見ることができました。

しかし朝は快晴でも、今日も引き続き昼過ぎから雷雨の予報です。
このところ昼の気温が15℃を下回ることが多く、麓との温度差は20℃ぐらいになります。雷雲が発達しやすい条件なので、早め早めの行動を心がけてください。

7/24 朝から快晴。朝7時でも17℃と過ごしやすい朝です。
このところ毎朝快晴で、北アルプスから富士山まで綺麗に見渡せます。
しかし昨日、一昨日は10時ごろには雲に覆われ、お昼頃から雷雨になる天気が続いています。
今日も明日も同じような予報になっていて、天気がいいのは朝の時間だけだと思われます。
いつも以上に早出早着をおすすめします。

雨雲レーダーで見ているとポツポツと降り始めたなと思ったら、10分後にはレーダーは真っ赤な表示に。
外は激しい雷雨となり、大粒の雨が地面を叩きました。
一昨日はもっと急激に変化して、電源の保護をする前に落雷があって電源設備が損傷してしまいました。

山の天気は急変するとよく言いますが、文字通り急変します。備えあれば憂いなし。
一番の備えは装備ではなく、早出早着かなと思います。
このところ、ご宿泊の皆さまは4時ごろ出発されて、途中で最高のご来光を拝んでから登頂される方が多いです。
朝ごはんは小屋で食べるよりも、お弁当にしていただいて早立ちすることをおすすめします

7/23 昨日に続いて晴れ 気温は午前6時で15.4℃でした。
昨日はお昼頃から天候が急変しました。
気温が12℃台まで下がり、大粒の雨が降ってきたなあと思ったら、前触れもなくいきなりの落雷。
小屋に直撃して電源設備が破損しました。
遠くから迫ってくる雷の場合は、前もって電源を遮断して対応できますが、昨日は不意落ちでした。
雨雲レーダーの履歴でも、5分間で一気に色が変わっていたので、今後は早めに対処しようと思いました。
しばらくは似たような天気の傾向です。早め早めの行動を心がけてください。

7/22 晴れの朝を迎えています。
連休が終わり、非常に静かな朝となりました。
気温は午前7時で19℃になっていますが、朝方は15℃を下回る気持ちのいい空気です。

今週は大気の状態が不安定な日が続くようで、毎日雷マークが付いています。
昨日も午後に雨が降りましたが、幸いなことにそれほど長く続きませんでした。しかし北岳方面は雨雲レーダーで真っ赤になっていたので、局所的に大雨が降るパターンになっています。いつどこで雲が発達してもおかしくない状況だと思います。早め早めの行動を心がけてください。

7/21 16.4℃(午前7時前)、今日はこの連休中で一番の雲海を眺めることができました
このところ毎日雲海
連休中は黒戸尾根も多くの登山者で賑わいました。
いい天気に恵まれて、皆さま良い登山ができたのではないでしょうか。
連休最終日も安全に楽しんでください
今日からしばらく午後は大気の状態が不安定な予報が出ています。
今週は早め早めの行動が良さそうですね。

7/20 晴 朝5時で14.3度と少し肌寒いぐらいの朝でした。
そして今朝も見事なご来光と雲海を眺めることができました
昨日は連休初日とあって非常に賑わいました。
特にテント泊の方が大勢来てくださり、大変窮屈な思いをさせてしまいましたが、皆さまのご協力のおかげで何とか収まりました。ご協力ありがとうございました
今日も連休中日で天気予報もよく賑わいそうです。
麓は朝から気温が上がっていると思われます。
一合目あたりまではゆっくり休みながら体を慣らして来てください。

7/19 本日も見事な快晴です!
気温は朝6時で14.5℃。涼しくて心地よいです

登山道の状況

■甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 
(登山道の要所の画像が公式Instagramにあります。ホームページからも参照できます)
7/25 黒戸尾根の通行に大きな支障の連絡はありません

登山装備

基本は3000m級山岳の夏山登山装備
熱中症対策必要
天候の急変多発、雨具必携

注意点

余裕をもった計画で最新情報をチェックしていただき、対応できる装備でお出かけください。

■登山計画書について(重要)
必ず登山計画書を提出し、計画内容をご家族やご友人と共有の上、登山をお願いいたします。
※山梨県の条例により南アルプスに冬期(12月1日〜3月31日)登山は登山計画書の提出が義務化されました。

■麓の山小屋 アグリファームむかわ
登山の前泊なら送迎可(要相談)
※詳細は 甲斐駒ヶ岳七丈小屋ホームページにリンクがあります

■マウンテンタクシー 
2025年 運行予定  6月14日(土)~11月16日(日) の毎日 要予約
料金、ルート、時間など詳細は以下を参照
https://www.mountaintaxi.jp/

■2025年(令和7年)南アルプス林道バス
北沢峠行きは、路線名変わり「南アルプスクイーンライン」となりました。
南アルプスクイーンライン(北沢峠線)
4月25日~5月31日まで 戸台口~歌宿まで運行
6月1日~11月15日(予定)まで 戸台口~北沢峠まで運行
詳しくは以下を参照下さい
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/

※必ずホームページを見て、利用下さい。
ご予約とお問い合わせ 090-3226-2967

■情報発信
登山道情報や小屋の情報など、日々の発信は公式Instagramに集約させますので、ぜひフォローをお願いします。
またこちらは公式Facebookとも連動しております。

公式Instagram
https://www.instagram.com/kaikoma.kuroto/

公式Facebook
https://www.facebook.com/kaikomagatake

■毎日営業中 夏営業となりました
・テント泊、小屋泊利用にあたり 以下を必ず公式ホームページを参照下さい

・予約方法など
https://www.kaikoma.info/reservation-calendar

■2025年夏山シーズンの予約 受付中
予約など詳細は小屋公式ホームページを参照下さい

■小屋前にてコーラ、ポカリの冷やし売りを始めました!
南アルプスの天然水でキンキンに冷えてます
山頂から降りて来てからの、冷えたジュースは本当に最高です
料金箱も設置しておりますので、立ち寄りのお客様もセルフでご利用頂けます!
長く険しい黒戸尾根のオアシス…是非ご利用ください!

■ポイントカード
七丈小屋ではご希望される方にポイントカードをお配りしています。
一度だけではなく、何度も足を運んでいただいて黒戸尾根をもっと好きになっていただこうと考案したカードです
10ポイントで1泊宿泊サービス、ワンドリンクサービスやクーポンサービスもあります。
期限はありませんので、ご希望の方はスタッフにお声掛けください

■七丈小屋のスタッフ(通年)を募集中
詳しくは下記のサイトをご覧ください。
https://first-ascent.co.jp/info/post-6156/

昨年の今頃の様子は?

ミックス部分あり、アイゼン底付き箇所あり慎重に。12本爪アイゼン+ピッケル必要。万全の装備で2024.12.12

昨夜降雪。小屋まではチェーンアイゼンで。小屋から山頂は前爪アイゼン+冬山装備必要2024.12.19

今朝曇天に小雪。昨日山頂へは一部膝ラッセル。小屋~上は前爪アイゼン+冬山装備必要(防寒油断禁物)2024.12.26

厳しい寒さ防寒油断なく。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17金土日)2025.01.09

昨日降雪後強風でトレース消失、吹溜りあり。小屋~上は前爪アイゼン+ピッケル必要。営業日注意(2/17~4/17)2025.01.16

冬山装備と体調を整え冬の黒戸尾根を楽しまれてください。営業日注意(2/17~4/17は金土日のみ宿泊可)2025.01.23

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 朝日浴びる小屋前の様子。
  • 山頂への途上で
  • 小屋~山頂 九合目下のルンゼ部も雪が適度に着いて歩きやすそうです(撮影 登山者様)
  • 小屋~山頂 一部夏道をたどる箇所では、少し緊張するトラバースもありますので十分お気をつけください(撮影 登山者様)
  • 山頂方面の様子
  • いよいよ黒戸尾根にも本格的な冬が来たなと実感
  • 風も強めで地吹雪発生
  • 刃渡り以降は足首前後の積雪量
  • フカフカの新雪で、アイゼンの効きも悪く、なかなか難しいコンディション
  • 刃渡りの上でクマの足跡
  • 11/21の小屋前の様子  11/18夜降雪し翌朝マイナス8.8℃。
  • 昨日は一日中快晴でしたが、気温がとても低く先日降った雪はほとんど溶けずに残りました

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

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