新年を山で迎えよう!初日の出・初詣登山の心得
山の上での年越し、初日の出はいかがでしょうか? 気持ちのよい新年を迎えられること間違いなし! そんな初日の出登山のためのアドバイスを紹介します。
文=山と溪谷編集部、写真=金子雄爾
初日の出・初詣登山のアドバイス
今年は初日の出が見えるのかどうか、やはり気になるのは天気だ。
天気予報でよく聞く「西高東低の気圧配置」とは、日本列島の西側に高気圧、東側に低気圧があることで、冬に現われやすい。この気圧配置が強まると、日本海側では雨や雪が降ることが多く、山間部では荒れた天気になる。逆に太平洋側では晴れることが多い。
冬季は急な冷え込みなどで、普段降雪のない山でも雪が降ったり、登山道が凍結したりすることがある。アイゼンやスノーシューなど、状況に応じた装備を準備しよう。
また、ロープウェイなどで手軽に初日の出を見に行けるような場所では、乗車までにかなり並ぶことも。山のコースタイムだけでなく、待ち時間も加味して余裕をもった計画を立てよう。
初日の出・初詣登山の心得
ヘッドランプは必ず携行!
初日の出を目的に登山をする場合、行きは暗いうちから歩きだすことになるので、ヘッドランプは必携。足元に気をつけて慎重に歩こう。予備の電池やヘッドランプもお忘れなく。
防寒対策をしっかりしよう
行動中はあまり寒さを感じなくても、山頂などで初日の出を待つ時間はかなり冷え込む。上から羽織れるダウンジャケット、手袋や帽子など、防寒対策は抜かりなく。水筒に温かい飲み物を入れたり、バーナーを持っていくのもおすすめ。
できるだけ公共交通機関を利用
初日の出・初詣スポットの周辺は、道路が大幅に混雑することも。終夜・早朝運転の公共交通機関がある場合は、できるだけ利用しよう。マイカー利用は、複数人で乗り合わせるなどしたい。駐車場がいっぱいになる可能性もあるので、時間に余裕をもって出かけよう。
(『山と溪谷』2019年1月号より一部編集して転載)
年末年始に登りたい山
寺社仏閣の初詣もよし、初日の出を拝むもよし。年末年始にこそ登りたい山をご紹介します。
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