安近短の初登りで三浦半島最高峰・大楠山へミニハイク。山頂から開運写真の撮影に成功

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ハイカーに人気の大楠山。2025年の初登りは展望を求めて、初心者にもオススメの安近短コースへ。山頂から撮影した開運写真とは・・・?

写真・文=中島タツヤ、トップ写真=大楠山山頂から東京湾方面。奥には房総の鋸山や富山まで見える

ヤマタイムに載っていなかったコースをチョイス

三浦半島の最高峰・大楠山(おおぐすやま)。標高241mの低山だが、展望がよく1年を通してハイカーに人気だ。前田橋や阿部倉方面からなどいくつか登山道があるが、ヤマタイムにまだ載っていない道があった(2024年12月現在)。大楠山北西側にある湘南国際村からのコースである。横須賀市の観光情報を見ると初心者向きとあったので、年明け早々のなまった体にもちょうどよいだろうと思い、足を運んでみた。

スタート地点となる湘南国際村は大楠山の中腹にある。湘南国際村バス停から5分強、湘南国際村の奥に湘南国際村コースの入り口があり、ここからめざす大楠山が見える。

〉観測塔がランドマークの大楠山
観測塔がランドマークの大楠山。意外と遠く感じる

歩き始めはしばらく緩やかなアップダウンのある舗装路歩き。途中にドッグランがあるので犬を連れているグループがとても多い。一帯は「湘南国際村めぐりの森」という県有地になっており、手入れが行き届いた環境だ。

〉奥に進んでいくと、夏場は草が繁茂しそうな箇所も
奥に進んでいくと、夏場は草が繁茂しそうな箇所も

やがて左手東側の山の上にゴルフ場のクラブハウスが現われた。事前に地形図で確認した時はゴルフ場の敷地を歩くイメージだったのだが、実際に歩く道はゴルフコース外である。この日は正月休みということもあり誰もコースにはいなかったが、ネットなど一切ないので、普段では万が一ボールが飛んでくることもあるかもしれない。

〉要塞のようなクラブハウス。下から眺めると結構な存在感
要塞のようなクラブハウス。下から眺めると結構な存在感

湘南国際村コースの入り口から15分ほどで舗装路が途切れ、山道の階段となる。意外と急で、この日の相方I君は普段の運動不足のためか、早くも息が上がっている。

〉舗装路終点から階段が始まる
舗装路終点から階段が始まる

最後の長い階段をなんとか登り切ると、尾根上に出た。傾斜が緩み、明るい雑木林の快適な道となった。

〉気持ちのよい道が続く
気持ちのよい道が続く

展望抜群の山頂へ

斜面をトラバース気味に登っていくと、あっけなく大楠平への分岐に出た。その後は緩い階段をわずかで、もう大楠山の山頂だ。房総、城ヶ島、富士山、みなとみらい方面などの展望がよい。以前は展望台に登れたのだが、現在は老朽化のため立ち入り禁止。山頂のトイレも使用禁止となっていた。

〉明るい山頂
明るい山頂。左奥に富士山
〉富士山はやや雲に隠れ気味
富士山はやや雲に隠れ気味
〉みなとみらい方面。三浦アルプスのアップダウンが登行意欲をそそる
みなとみらい方面。三浦アルプスのアップダウンが登行意欲をそそる

せっかくなので、大楠平のもう1つの展望台に向かう。大楠平には、以前は菜の花が植えられていたのだが、現在では残念ながら廃止となってしまっている。観測所の横にある展望台に上がると、こちらも抜群の展望。この日は展望を満喫して、往路を戻った。

奥に見えるのは伊豆大島
奥に見えるのは伊豆大島
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