低山ハイキングで活躍。新作&注目の日帰りバックパック13選

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「春だ!新年度だ!新しいバックパックがほしい!」そんな物欲ハイカー必読の今回のギアカタログ。定番の人気ブランドから山で一目置かれる硬派ブランドまで低山ハイキングや日帰りハイキングに適した20〜30Lのバックパックを選りすぐって紹介する。

文=鈴木志野

目次

*紹介している商品はユニセックスモデルです。

[オスプレー]
タロン22

アクティブな動きによりフィットする背面システムにアップデート

オスプレー「タロン22」フロント面
オスプレー「タロン22」背面

ここに注目!

レールとウェービングで調整する革新的な背面調整システムにより、簡単で正確なフィット感が可能になった「タロン」シリーズ。22〜44Lまでパックは4サイズ展開するが、ジッパーで荷室にアクセスするパネルローディング型はこの22Lのみで、ポケットも最上部や前面、ヒップベルトなどが随所にあって収納も充実。アクティブな動きを妨げずにサポートする機能性によりマルチなスポーツにも対応。自転車用ヘルメットのアタッチメントやハイドレーションスリーブも搭載し、バイクやアドベンチャーレースシーンでも人気がある。

SPEC

価格 27,500円(税込)
容量 22L
重量 1080g
カラー スコリアブルーナイトシフト(写真)、ブラックコーラルグレー、グリーンキャノピーパインリーフ、ファントムグレーダークチャコール、ホワイトブラック
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[カリマー]
クリーブ 20

スピードハイクにも対応する軽量性と抜群のフィット感

カリマー「クリーブ20」フロント面
カリマー「クリーブ20」背面

ここに注目!

「carry more」がブランド名の語源のカリマー。並々ならぬバックパックへのこだわりから、背負いやすさと疲れにくさを真摯に追求しモノづくりをする。新作「クリーブ」は、ファストハイクなどスピード重視のシーンにも対応する軽量性と、背中にフィットする抜群の安定感が特長。容量は3種類展開するが、20Lは荷物の出し入れが容易なパネルローディングタイプで、ショルダーハーネスに配置された大口のメッシュポケットやコードで口元を締められるフロントポケット、さらにサイドポケットと使いやすさ抜群。素材は強度と耐摩耗性に優れ、長く愛用してほしいというブランドの思いを体現する。

SPEC

価格 25,300円(税込)
容量 20L
重量 660g
カラー コヨーテ(写真)、フェザーホワイト、ダークチャコール
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[クレッタルムーセン]
ギリング26L

デザイン性と機能性に優れたスウェーデン発ブランド

クレッタルムーセン「ギリング26L」フロント面
クレッタルムーセン「ギリング26L」背面

ここに注目!

ロゴデザインにもなっている山ネズミがブランド名のクレッタルムーセン。1984年にスウェーデン中部オーレで創業し、斜めに配されたフロントジップが特徴的なジャケットや個性的なデザインのバックパック、北欧らしい優れたデザイン性や色遣いに、ほかにないギアを求めるハイカーから支持を集める。種類豊富に展開するバックパックのうち、日帰り想定ならば、ブランド最軽量の素材を使用した「ギリング26L」がおすすめ。デザインだけでなく機能も申し分なく、フレーム入りで背負いやすく、薄いメッシュで覆われたリッジフォームが通気性を確保。さらにフルオープンになるジップ遣いのメインコンパートメントなど使いやすさに優れる。

SPEC

価格 41,800円(税込)
容量 26L
重量 785g
カラー シーフォーム(写真)、チャヤサンド、バーントラセット、オリーブ、レイブン
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[コロンビア]
ティンバーライン25L

山の相棒に選びたい、ほしい機能がそろった新作パック

コロンビア「ティンバーライン25L」フロント面
コロンビア「ティンバーライン25L」背面

ここに注目!

山へチャレンジする旅の相棒にという思いから、ティンバーライン(森林限界)と名付けられたシリーズ。多彩な収納(メインコンパートメントにあるオープンポケット、トップファスナーポケット、フロントポケット、ウエストウイングのポケットなど)や、ウェーブパッドを採用し通気性に富んだ背面パネル、通気穴を設けたパッドを用いたショルダーストラップなど、使いやすさと快適さに応えるベーシックなスペックが充実。さらに耐久性と軽量性、耐摩耗性の高い生地には独自の撥水機能オムニシールドを完備。申し分なく頼りになる山の相棒だ。

SPEC

価格 15,950円(税込)
容量 25L
重量 875g
カラー レッドエレメント(写真)、ブラック
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[ゼログラム]
ランディーLT25

韓国発!軽量&革新的なギアを求めるハイカーに

ゼログラム「ランディーLT25」フロント面
ゼログラム「ランディーLT25」背面

ここに注目!

人が自然に与える影響をゼロに、というコンセプトのもと、2011年にスタートしたゼログラム。特に軽量さに重点を置いたアウトドア用品を得意とし、バックパックも後発ながら人気急上昇中。カリフォルニアに実在するトレイル名に由来するこの「ランディー25」は、軽量で耐摩耗性のある環境配慮型リサイクル素材を採用。さらに背負い心地のいいバックパネルやショルダーハーネス、荷室へアクセスしやすいサイドジッパー、収納力のある各所ポケット、便利なコード仕様など、使いやすい機能がバランスよくスマートに落とし込まれている。

SPEC

価格 24,200円(税込)
容量 25〜29L
重量 639g
カラー ミスティグレー(写真)、ブラック
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[ドイター]
スピードライトプロ30

人間工学に基づくフィット感と荷重バランスが特長

ドイター「スピードライトプロ30」フロント面
ドイター「スピードライトプロ30」背面

ここに注目!

重量を最小限に抑えつつ、ベストな荷重バランスを実現させたファストハイク向けの新作「スピードライトプロ」。人間工学に基づいて設計された幅広ショルダーストラップと全身の動きをサポートするウエストベルトが、通気性とフィット感を向上。さらに、世界初となる通気性を考慮した背面システムを開発したドイターの技術の真骨頂ともいえる「ライトエアバックシステム」に注目したい。空気の流れを促進するチャンネルと縦に補強された構造が、汗や蒸れによる不快感を防ぎながら体にフィットする。25Lサイズもあり。詳細製品ページは3月末公開予定。

SPEC

価格 27,500円(税込)
容量 30L
重量 760g
カラー ミネラルグローブ(写真)、ブラック
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[パーゴワークス]
ゼン25

着脱式のポケットとハーネスで用途別にカスタマイズ可能

パーゴワークス「ゼン25」フロント面
パーゴワークス「ゼン25」背面

ここに注目!

バディシリーズが人気のパーゴワークスがバックパックを再構築し、満を持して発表した話題の新作がこの「ゼン」。パッキングのしやすさと重心バランスが考慮された逆台形の本体に、着脱式のフロントポケットやハーネス類を用途に応じてカスタマイズできる画期的な一品。本シリーズは25〜45Lまで3サイズ展開するが、デイハイクなら25Lを選びたい。着脱式ながらも標準ハーネスは胸の部分が幅広くしっかりした背負い心地を叶え、着脱可能なヒップベルトも付属しているので、より安定した背負い心地を求めるなら要チェック。ほかに、ファストハイキングに適したメッシュポケットや軽量性と通気性に優れたハーネスなども現在開発中とのことで、ギア好きの心もくすぐる。

SPEC

価格 27,500円(税込)
容量 25L(本体20L+ポケット5L)
重量 735g(最大重量)、625g(最小重量)
カラー グレー(写真)、ブルー
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[パタゴニア]
テラヴィア・パック22L

耐久性や背負い心地、収納力など、優秀機能が充実

パタゴニア「テラヴィア・パック22L」フロント面
パタゴニア「テラヴィア・パック22L」背面

ここに注目!

14〜36Lまで展開する今春の新製品「テラヴィア・パック」シリーズの中から、日帰り向けにおすすめしたいのがこの22L。生地はシリーズ最軽量の丈夫なリサイクルナイロンを使用し、耐水性コーティング加工も施されている。通気性に優れたエアメッシュのバックパネルとショルダーストラップ、さらにヒップベルトが荷重分散に役立ち、各所に付いたポケットもアクセスしやすく容量も充分。さらにハイドレーションシステムやレインカバーも付属するなど、山歩きでの快適さと安心につながる機能が充実する。

SPEC

価格 19,800円(税込)
容量 22L
重量 672g
カラー グレイズグリーン(写真)、ソルスティスパープル、リバーロックグリーン、ブラック
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[ブラックダイヤモンド]
トレイルビスタ20

背面長や肩幅の調整可能なスライドフィットシステム採用

ブラックダイヤモンド「トレイルビスタ20」フロント面
ブラックダイヤモンド「トレイルビスタ20」背面

ここに注目!

自分の体型に合ったバックパックがなかなか見つからない、そんな人におすすめしたいのがこの「トレイルビスタ20」。背面長だけでなく肩幅の微調整が可能なスライドフィットシステムを採用し、オーダーメイドのように背負う人の体型に合ったフィット感を叶えてくれる。随所のポケットや荷重を均等に分散してくれる内部フレーム、腰を包み込むフィット感抜群のヒップベルトなど、快適な山歩きをサポートする機能を網羅。一体型のレインカバーが付属するのもうれしい。トップローディングタイプの28Lも展開する。

SPEC

価格 27,280円(税込)
容量 20L
重量 870g
カラー ブラック/カーボン(写真)、ローレルグリーン
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[ブルーアイス]
ドラゴンフライ26

アルパインで培った機能とスタイリッシュなデザインが魅力

ブルーアイス「ドラゴンフライ26」フロント面
ブルーアイス「ドラゴンフライ26」背面

ここに注目!

モンブランの麓、シャモニー生まれのブルーアイス。アルパインやクライミングのギアブランドとして知られるが、近年はハイクシーンでもよく目にするように。ブランドの根底にある山への畏敬の念と、山岳ガイドらプロフェッショナルなメンバーが参画する商品開発による硬派なモノづくりが行なわれている。さらにスタイリッシュなデザインやカラーリングも人気を後押しする。この「ドラゴンフライ26」は2011年に発売された定番シリーズの最新作で、ショルダーハーネスがより使いやすく改良された。しっかりした厚さながら軽量で撥水仕様の生地も高ポイントだ。

SPEC

価格 19,580円(税込)
容量 26L
重量 460g
カラー レッドクレー(写真)、タペストリー、ワインテイスティング
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[マウンテンハードウェア]
リックティスプリット20L

軽快な山行をサポートする機能がミニマルに集結

マウンテンハードウェア「リックティスプリット20L」フロント面
マウンテンハードウェア「リックティスプリット20L」背面

ここに注目!

軽量かつ耐摩耗性と耐久性に優れるコーデュラファブリックを採用したファストハイキング向け「リックティスプリット20L」。フロントを一見すると、驚くほどに無駄なくミニマルだが、必要で便利なディテールがサイドやショルダーストラップに落とし込まれているのは、さすが機能美を知り尽くしたマウンテンハードウェアのデザイン力。特にドロップインとファスナーの2種類のポケットを備えたショルダーストラップは使いやすく、山行中の動きを妨げないと評判。体にフィットするバックパネルも快適で、今すぐ背負って軽快に山を歩きたくなる。

SPEC

価格 19,800円(税込)
容量 20L
重量 609g
カラー アクアグリーン(写真)、ウェットストーン、ブライトオリーブ
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[マックパック]
ツイ

刺繍ロゴにアップデートし、よりロングライフ仕様に

マックパック「ツイ」フロント面
マックパック「ツイ」背面

ここに注目!

30Lのカウリと並び、マックパックの日帰り向けとしておすすめしたいのが、少し容量の小さいこの「ツイ」。今シーズンから、よりロングライフで使用できるようにとロゴが織ネームから刺繍タイプに変更された。一方、パック自体のデザインや機能はこれまでの使いやすさそのままに、キャンバス地は耐久性と耐水性に優れ、肩当たりが優しいショルダーハーネスや背面メッシュスリーブなど、山だけでなく日常使いのデイパックとしても活躍する。誕生当時からの伝統的なデザインの2本のフロントストラップは容量に合わせて本体をコンパクトに圧縮するのに便利。

SPEC

価格 17,600円(税込)
容量 20.5L
重量 約660g
カラー ブラック(写真)、アップルバター、ロジン、タソック、ダスク
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[ミレー]
パルマラン25

耐久性と背負い心地、使い勝手のバランスに優れた最新パック

ミレー「パルマラン25」フロント面
ミレー「パルマラン25」背面

ここに注目!

バックパックに求められる機能とは? その答えが随所に表われたミレーの新作「パルマラン25」。軽量ながら耐久性の高いリップストップナイロン素材を採用し、フレームとクッション性のある3Dメッシュパネル、重心のブレを抑えるボディフィットストラップなどにより通気性と安定性を両立。さらに肩幅の調整もできるので、男女で使用可能。大きく開口するフロントジップや拡張可能なロールトップ(+7L)など、使いやすさが考え抜かれている。ヒップベルトやサイドコンプレッションコードは取り外し可能。荷重を安定させるフレームを内蔵する。

SPEC

価格 26,400円(税込)
容量 25L
重量 約880g
カラー シルバーストーン/ブラック(写真)、カントン/カントン
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目次

登山ギアカタログ

登山の必需品からプラスアルファのアイテムまで、注目の最新登山ギアを紹介します。

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