神様との出会いが僕を山にむかわせた ――連載:登山者のための神社学 登山道の途中や山頂に、祠を見かけることは多いと思う。その際に、「これらの祠はいったい何なのか・何を祀っているのか」など、気にかけている人も少なくないだろう。神社を巡る日本一周の旅を三度も実行した、「神社学」教授の中村真氏が、あっと驚く神社+山の話を書き綴る連載、スタート! 2017.12.12
信仰として山を登る「登拝」が日本では古代から行われていた。 日本人の山との付き合い方 「日本百名山、富士山、山ガール」などのブームもあって、近年の日本では多くの人が登山を楽しんでいる。しかし、「登拝」という形で、日本では古代から信仰登山が行われてきた。 2017.12.28
随一の人気を誇る山・北アルプス穂高岳も、じつは神様が守ってくれている 日本の登山者が最も憧れる山として挙げられる山、穂高岳。上高地の河童橋から見上げると実に神々しいこの山には、「穂高見命」という神様が祀られている。 2018.02.08
妙連な山容に蘇りの神をみる―― 妙義山登拝から見えた日本人の心の在りようの変化 奇怪な山容、厳しく危険な登山道、美しい新緑や紅葉などに誘われ、多くの登山者・クライマーが訪れる妙義山。古来からの信仰の対象とされてきた山の歴史を辿っていくと、そこには日本人の心の在りようの変化を感じることができる。 2018.03.06
両神山の岩稜に、日本創生の祖神様を祀る“ドラゴンロード”の姿を見た―― 奥秩父・両神山 奥秩父の北端、鋸歯状の岩稜が連なる両神山。神犬信仰で知られるが、龍神信仰の史跡も残る。実際に登ってみると、そこはまるで山全体が龍の身体のように見えた――。 2018.06.25
神々の故郷、宮崎県・高千穂の天孫降臨伝承地・二上山と、彼の地に残る鬼・「鬼八」に思いを馳せる 神々が降り立った地として知られる宮崎県・高千穂町の二上山。降臨に関する史跡も数多く残るが、高千穂の信仰とは一線を画す土着信仰の名残が残っていることに気付く。 2018.08.27
神々の母イザナミノミコトの墓所の伝承地・比婆山で気付いた、熊野信仰・花の窟神社との繋がり 神々の母であるイザナミノミコトの墓所の伝承地とされる広島県・比婆山。この地に伝わるイザナミの伝承を紐解くと、もうひとつの伝承地である熊野・花の窟神社の伝承そのものであることに気付く。 2018.11.09
二千四百年以上の歴史を伝える、新潟県・弥彦山の信仰と伝説 越後平野に三角錐の端正な山容を浮かべる弥彦山。その麓と頂にある彌彦神社は、3つしかない鎮魂祭を行う神社として知られる。その理由は弥彦山に祀られている天香山命の、神武天皇の「神武東征」での活躍から来るものだという。 2018.12.28
大自然と人間を繋ぐ神々への想い ~木曽御嶽山~ 上編 山岳信仰の代表的な山として知られる御嶽山は、平成26年9月に突然の噴火により戦後最悪の火山災害の地となった――。まだ往時の活況には程遠いものの、この山が持つ神秘的な魅力は、多くの人々の心を引きつけている。 2019.02.22
大自然と人間を繋ぐ神々への想い ~木曽御嶽山~ 下編 2019年夏――、噴火から約5年、御嶽山山頂への登山が、いよいよ解禁されようとしている。神社や暮らしの中にある信仰を独自に研究する中村真氏が、追悼の想いを込めて御嶽山への登拝の想いを綴る。 2019.04.09