登山者で賑わった三連休。その後は少しずつ台風の影響が
「山の日」の三連休は登山者で賑わった富士山だったが、8月13日から少しずつ台風7号の影響が出始め、14日の午後には小屋の周辺に板を打ち付けて台風対策。台風が富士山の西側を通る時は、暴風が吹き荒れる。
小岩井大輔
天空の森羅万象を撮り続ける写真家、小岩井大輔の「ほぼ日刊、山小屋日記」。富士山の神秘的な風景、および富士山頂の異次元の様子を、カメラマンの目を通して案内します。
登山者で賑わった三連休。その後は少しずつ台風の影響が
「山の日」の三連休は登山者で賑わった富士山だったが、8月13日から少しずつ台風7号の影響が出始め、14日の午後には小屋の周辺に板を打ち付けて台風対策。台風が富士山の西側を通る時は、暴風が吹き荒れる。
まずまずの登山日和が続くなか、台風が接近中の山頂は「嵐の前の静けさ」
日本列島の周辺には、2つの台風があり、この影響を少なからず受ける富士山頂。時折、急な雨に降られることもあるが、それでも登山日和が続いている。しかし、台風との距離が徐々に詰まっていく昨今、その影響を気がかりに感じている。
遠望よし! 富士山頂から見える、横浜港、東京ゲートブリッジ、東京スカイツリー
安定した夏日が続いていた富士山だったが、8月に入ると少し不安定な天候に。突然の大雨となる日も出てきたものの、引き続き晴天が続いている。山頂からはクリアな景色が広がり、東京の町並みまで見えることもある。
穏やかな夏の日々が続いていたと思ったら――、富士山頂はまさかの銀世界へ!!!
穏やかな夏の富士登山が続いていた富士山頂。しかしカレンダーが8月になると、雷雲が現れて、富士山頂はまさかの銀世界! ここは日本一の高所、普通の感覚を持ち込める場所ではないことを再認識する日々です。
夏の風物詩、積乱雲を見下ろす。巨大モンスターのような迫力ある姿に夏の盛りを感じる
引き続き、猛暑が続く下界だが、富士山頂は別世界で朝の気温は5~6℃。晴れ続きの富士山だが、最近お目にかかるのは夏独特の積乱雲。上から見下ろす積乱雲は、違った迫力を感じさせてくれる。
夏空が広がる富士山頂。見下ろす・見上げる景色が今日も広がる
梅雨が開けると、夏空が広がる日々が続いている。これは富士山頂も同じこと。登山日和が続き、鮮やかなご来光が毎朝差し込む。夏らしい富士山の景色が、日々広がっている。
じゅうたんのように広がる雲海、生き物のように動く雲、さまざまな雲の動きに心躍る
富士山頂で出会える、独特の景色の1つといえば雲。駿河湾で水分をタップリふくんだ風が富士山にぶつかることで、独特の形の雲を生み出している。そんな自然の芸術を、山頂で眺めるのは至高の贅沢なのかもしれない。
雨、強風、砂嵐、のち晴れ。青空と白い雲、富士山頂にも山頂の夏の訪れ
天候が不安定で、強風が吹き荒れていた富士山頂。雨が叩き、砂塵が舞う、厳しい自然環境にさらされていたものの、連休に入ると富士山頂も夏モード。日中は気温が高がり、半袖でも過ごせるになってきた。
2023年の山頂生活も、早くも1週間越え。今年も色々な表情を見せる富士山頂
2023年の富士山頂での生活も、一週間を超えた小岩井さん。その間、スッキリと晴れる日は少ないものの、雲の合間から富士山頂ではの景色を見せてくれる。影富士、吊るし雲、ご来光――。2度と同じものはない、いつもの富士山頂の壮観な景色をご覧あれ。
悪天候に負けずに、富士山頂「扇屋」オープン! 今年もご来場お待ちしています
7月4日に山頂に上り、小屋オープンに向けて着々と準備を進めてきた小岩井大輔氏。7月9日に、いよいよオープン。悪天候が続き、寒さに凍える朝もあるものの、時折見せる富士山頂ならではの景色を、今年もお送りしていきます。