木曽駒・宝剣岳 | 宝剣山荘

ほぼ夏道になりました。夏の花が満開です。岩場での転倒事故やガスによる道迷い発生。十分にお気をつけください。

ヒメウスユキソウ(2014.07.15 宝剣山荘)
ヒメウスユキソウ(2014.07.15 宝剣山荘)
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天気・気温

07/30(水) 晴れ一時ガス。山荘で日中11℃、朝は5~6℃、千畳敷10:30で18℃、風弱。
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
19℃
8℃
明後日
25℃
7℃
日本気象協会提供 2024年5月1日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

クロユリ、イワツメクサ、 チングルマ チングルマ 、アオノ ツガザクラ ツガザクラ 、ミヤマタネツケバナ、 ミツバオウレン ミツバオウレン ヨツバシオガマ ヨツバシオガマ 、タカネツメクサ、 ミヤマダイコンソウ ミヤマダイコンソウ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンポウゲ ミヤマキンバイ ミヤマキンバイ イワベンケイ イワベンケイ 、ミヤマショガマ、 コマクサ コマクサ 、ヒメ ウスユキソウ ウスユキソウ 、ミネ ウスユキソウ ウスユキソウ 、コケモモ、ウサギキク、 コバイケイソウ コバイケイソウ

登山道の状況

・登山道はすべてほぼ夏道になりました。
・雪が残っているところは、濃ケ池方面のトラバース道で20~30m位の雪渓が5か所ほどあります。6~8本爪アイゼンお持ちください。心配な方はピッケル。
・ガスが濃くなると木曽駒ヶ岳山頂から中岳へ下山する際に道迷いが発生しています。標識を確認して十分ご注意ください。地図とコンパスをお忘れなく。
・山荘から浄土乗越を通過して、千畳敷に下る際、分岐で剣ヶ池方面に間違って降りる人がいますが、分岐にちゃんと標識がありますのでご確認ください。
・宝剣山頂や他の岩場で転倒事故あり。自分の技量に会った山行をしましょう。
・落石を落とさないように。

登山装備

天気が良くても雨具は必携です。
朝晩の気温は一桁になります。防寒着必携。
ヘッドランプ、地図、コンパス。

注意点

水分補給をこまめにしましょう。

昨年の今頃の様子は?

降雨の日が多くなり雪解けが進んでいます。それに伴い最近では落石の頻発、雪崩・滑落にも注意してください2023.04.21

GW営業中。朝晩はガチガチのアイスバーン、冬装備は必須。アイゼンは10本以上を用意してください2023.05.01

降雨により雪解けが進んでおりますが、それに伴い落石の頻発。朝晩には雪面がアイスバーンとなります2023.05.12

宝剣山荘周辺の過去の様子

  • 稜線より千畳敷
  • 宝剣岳肩から宝剣岳
  • 薄っすらと雪がかぶっています
  • 今年一番の冷え込みとなりました
  • 紅葉の様子、だいぶ色付いてきました
  • 見下ろす千畳敷の様子

宝剣山荘

電話番号:
090-5507-6345
連絡先住所:
長野県上伊那郡宮田村4752-4 宮田観光開発

地図で見る
http://www.miyadakankou.co.jp/?cat=3

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 木曽山脈

宝剣岳 標高 2,931m

 中央アルプスの中では南部の仙涯嶺(せんがいれい)とともに険しい岩場の山で、その名のとおりどこから見ても鋭くとがった三角錐を突き上げ、人を寄せつけないような雰囲気をもっている。特に千畳敷カールから見上げる姿は一段と鋭さを増す。  山名は山岳信仰からきているものと推測され、江戸時代後期の絵図には錫杖嶽と書かれており、その後剣ガ峰とも呼ばれていた時期がある。宝剣岳の名は近代に入ってからである。  登山コースは、ロープウェイが運行されている現在は千畳敷カールから登る人がほとんどで、カール内の駒ヶ岳神社で左右に分かれ、右回りに乗越浄土から天狗岩を眺めながら北稜を登るルートと、左回りに極楽平から南稜をちょっとした岩登り気分で登って頂上に立つルートがある。いずれも1時間弱。  また鋭い岩峰だけにロッククライミングのルートも多く、初級の中央ルンゼをはじめ、左稜、中央稜、左稜フランケなどがある。木曽側には天狗岩に駒峰ルート、芸大ルート、伊那ルートなどが拓かれている。  なお、千畳敷カールは春スキーのメッカとしても賑わっているが、かつては積雪期には立ち入り禁止だったことを忘れないでほしい。

長野県 / 木曽山脈

木曽駒ヶ岳 標高 2,956m

 中央アルプスの最高峰である駒ヶ岳は、伊那谷では西駒ヶ岳と呼び、東駒ヶ岳と称される甲斐駒ヶ岳と区別している。一方、木曽谷の人はこの山を木曽駒ヶ岳と呼び、現在はこの名が一般的になっている。山名の由来は、全国の駒ヶ岳がそうであるように、晩春に中岳から将棊頭山の山腹にかけて現れる駒の雪形によっている。  この山は山岳宗教の山として古くから登られており、天文元年(1532)に木曽上松の徳原春安という人が山頂に駒ヶ岳神社を建てたと伝えられている。近代登山の対象として登られたのは明治24年(1891)8月のW・ウエストンの登山で、友人とともに上松口から登頂、その著書に紀行を載せている。  山頂一帯はハイマツの緑のジュウタンが敷きつめられ、花崗岩砂の白さと見事なコントラストを描き出している。西に木曽前岳(2826m)、南に中岳(2925m)、さらに東には伊那前岳(2883m)を擁し、登山道は四方から集中している。3000mにちょっと欠けるが、その頂からの展望はすばらしい。日本アルプスの中央に位置しているだけに、北アルプスの山並みと乗鞍岳、そして目の前の御岳山、さらに伊那谷を隔てて大パノラマが楽しめる南アルプスと、見飽きることがない。  また稜線や山上湖の周辺では高山植物も多く見られ、イワウメ、イワギキョウ、アオノツガザクラ、タカネシオガマなど、色とりどりの花々が登山者を迎えてくれる。特に中央アルプスの特産種であるコマウスユキソウは、いわゆるエーデルワイスの仲間で、この山域でのみ見られる花である。  登山コースは四通八達しているが、ロープウェイを利用して千畳敷から乗越浄土、中岳を経て登頂するものがいちばん楽なコース(千畳敷から1時間30分)。次に新田次郎の小説『聖職の碑』の舞台でもあるクラシックな、桂小場(かつらこば)から将棊頭山を越えて山頂に至るコースは静かで、中央アルプスらしいムードを楽しめる(桂小場から6時間30分)。そのほか北御所登山口から(7時間弱)、宮田高原から伊勢滝を経て山頂に至るコース(7時間弱)などが伊那側からのルート。  一方、木曽側からは木曽福島コース(山頂まで7時間弱)と、木曽側では最もよく利用されている上松コース(7時間弱)の2つがある。いずれにしても、伊那、木曽いずれかの谷から山頂に至り、登りとは反対の谷に下山するようなコース設定をすれば、木曽駒ヶ岳の東西2つの顔と、伊那谷、木曽谷双方の雰囲気を楽しむことができる。

ユーザーの登山記録から