木曽駒・宝剣岳 | 宝剣山荘

今朝の気温は-5~6℃に一気に下がりました。月曜天候が崩れる予報。降雪すると岩のペイントも雪で消え、登山道凍結します。

宝剣岳の岩の隙間、日影部分に、凍結した雪が残りツルツルになっている箇所もあります。(2015.10.24 山田崇さん)
宝剣岳の岩の隙間、日影部分に、凍結した雪が残りツルツルになっている箇所もあります。(2015.10.24 山田崇さん)
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天気・気温

10/30(金) 曇りでガス多く見通し悪いです。朝の気温-5~-6℃。千畳敷11:50で小雪、風あり、+1.3℃。
松本市の天気予報
明日
曇時々雨
15℃
8℃
明後日
曇のち晴
16℃
6℃
日本気象協会提供 2024年5月7日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

9:00くらいに霜が降りましたが、小雪が舞ったのかもしれません。
月曜辺りに天候が崩れる予報ですので、雪になるかもしれません。
16日の雹が降ったあと、日当たりのいいところは融けましたが、日影、北斜面などは一度融けてまた凍結しています。
風があれば体感温度がぐっと下がります。
テント場をご利用の方は、必ず宝剣山荘で手続きをしてください。

登山道の状況

今朝は急に気温が下がりましたので登山道は薄く凍結してる箇所もあると思われます。
日当たりの悪い登山道や岩稜帯の北斜面や日影部分で、岩の隙間に残った雪が凍結しています。
アイゼンも効きませんので十分ご注意ください。
降雪になった場合は、岩に書いてあるペイントも雪で消えますので、ルートファインディングできる方とご同行ください。
岩稜帯では、浮石に注意し、自ら落石を起こさないように。両手が使えるように、ストックなどはザックにしまいましょう。
天候によっては、降雪の可能性があります。

登山装備

・冬山装備、地図、ヘッドランプ必携。
・朝晩の気温が0℃近く、天候によってはマイナスになります。低体温症の危険もあるため防寒をしっかりとお持ちください。
・今後降雪の可能性がありますので、念のため軽アイゼンなどをお持ちください。

注意点

・落石に注意するとともに、起こさないようにご注意ください。
・ガスが濃く視界不良時は道迷いに注意。
・日がさらに短くなっていますので、行動は早めに、目的地には15時を目指しましょう。
・降雪すると岩に書いてあるペイントが見えなくなりますので、ルートをしっかりと確認しながら、道迷いにならぬよう気をつけましょう。
・ロープウェイの登り最終は17:00ですが、そこから小屋までは1時間はかかります。途中で事故があっても、日没が早いため、すでにヘリ要請はできません。早出早着を心がけて、小屋入りは遅くとも15:00までにしましょう。
・低体温症に注意!

お知らせ

早めにご予約ください。(090-5507-6345)
・今シーズンの営業は11月3日(祝)泊まりまでです。
・冬期はすべての小屋が閉まっていますのでご注意ください。
・冬期連絡先090-7804-2185。来春のオープンは、4月ゴールデンウイーク前を予定しています。

駒ケ根ロープウェイ運休
・12月1日(火)~12月4日(金)定期メンテナンス及び片側搬機取り外し工事のため

昨年の今頃の様子は?

GW営業中。朝晩はガチガチのアイスバーン、冬装備は必須。アイゼンは10本以上を用意してください2023.05.01

降雨により雪解けが進んでおりますが、それに伴い落石の頻発。朝晩には雪面がアイスバーンとなります2023.05.12

宝剣山荘周辺の過去の様子

  • 稜線より千畳敷
  • 宝剣岳肩から宝剣岳
  • 薄っすらと雪がかぶっています
  • 今年一番の冷え込みとなりました
  • 紅葉の様子、だいぶ色付いてきました
  • 見下ろす千畳敷の様子

宝剣山荘

電話番号:
090-5507-6345
連絡先住所:
長野県上伊那郡宮田村4752-4 宮田観光開発

地図で見る
http://www.miyadakankou.co.jp/?cat=3

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 / 木曽山脈

宝剣岳 標高 2,931m

 中央アルプスの中では南部の仙涯嶺(せんがいれい)とともに険しい岩場の山で、その名のとおりどこから見ても鋭くとがった三角錐を突き上げ、人を寄せつけないような雰囲気をもっている。特に千畳敷カールから見上げる姿は一段と鋭さを増す。  山名は山岳信仰からきているものと推測され、江戸時代後期の絵図には錫杖嶽と書かれており、その後剣ガ峰とも呼ばれていた時期がある。宝剣岳の名は近代に入ってからである。  登山コースは、ロープウェイが運行されている現在は千畳敷カールから登る人がほとんどで、カール内の駒ヶ岳神社で左右に分かれ、右回りに乗越浄土から天狗岩を眺めながら北稜を登るルートと、左回りに極楽平から南稜をちょっとした岩登り気分で登って頂上に立つルートがある。いずれも1時間弱。  また鋭い岩峰だけにロッククライミングのルートも多く、初級の中央ルンゼをはじめ、左稜、中央稜、左稜フランケなどがある。木曽側には天狗岩に駒峰ルート、芸大ルート、伊那ルートなどが拓かれている。  なお、千畳敷カールは春スキーのメッカとしても賑わっているが、かつては積雪期には立ち入り禁止だったことを忘れないでほしい。

長野県 / 木曽山脈

木曽駒ヶ岳 標高 2,956m

 中央アルプスの最高峰である駒ヶ岳は、伊那谷では西駒ヶ岳と呼び、東駒ヶ岳と称される甲斐駒ヶ岳と区別している。一方、木曽谷の人はこの山を木曽駒ヶ岳と呼び、現在はこの名が一般的になっている。山名の由来は、全国の駒ヶ岳がそうであるように、晩春に中岳から将棊頭山の山腹にかけて現れる駒の雪形によっている。  この山は山岳宗教の山として古くから登られており、天文元年(1532)に木曽上松の徳原春安という人が山頂に駒ヶ岳神社を建てたと伝えられている。近代登山の対象として登られたのは明治24年(1891)8月のW・ウエストンの登山で、友人とともに上松口から登頂、その著書に紀行を載せている。  山頂一帯はハイマツの緑のジュウタンが敷きつめられ、花崗岩砂の白さと見事なコントラストを描き出している。西に木曽前岳(2826m)、南に中岳(2925m)、さらに東には伊那前岳(2883m)を擁し、登山道は四方から集中している。3000mにちょっと欠けるが、その頂からの展望はすばらしい。日本アルプスの中央に位置しているだけに、北アルプスの山並みと乗鞍岳、そして目の前の御岳山、さらに伊那谷を隔てて大パノラマが楽しめる南アルプスと、見飽きることがない。  また稜線や山上湖の周辺では高山植物も多く見られ、イワウメ、イワギキョウ、アオノツガザクラ、タカネシオガマなど、色とりどりの花々が登山者を迎えてくれる。特に中央アルプスの特産種であるコマウスユキソウは、いわゆるエーデルワイスの仲間で、この山域でのみ見られる花である。  登山コースは四通八達しているが、ロープウェイを利用して千畳敷から乗越浄土、中岳を経て登頂するものがいちばん楽なコース(千畳敷から1時間30分)。次に新田次郎の小説『聖職の碑』の舞台でもあるクラシックな、桂小場(かつらこば)から将棊頭山を越えて山頂に至るコースは静かで、中央アルプスらしいムードを楽しめる(桂小場から6時間30分)。そのほか北御所登山口から(7時間弱)、宮田高原から伊勢滝を経て山頂に至るコース(7時間弱)などが伊那側からのルート。  一方、木曽側からは木曽福島コース(山頂まで7時間弱)と、木曽側では最もよく利用されている上松コース(7時間弱)の2つがある。いずれにしても、伊那、木曽いずれかの谷から山頂に至り、登りとは反対の谷に下山するようなコース設定をすれば、木曽駒ヶ岳の東西2つの顔と、伊那谷、木曽谷双方の雰囲気を楽しむことができる。

ユーザーの登山記録から