鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

昨日から今朝にかけてまとまった雨が降りました。台風8号の影響もありません

放射冷却の利いた今朝は、冷池山荘周辺の条件がそろった場所では初霜や初氷を観測しました。(2022.08.29 冷池山荘 )
放射冷却の利いた今朝は、冷池山荘周辺の条件がそろった場所では初霜や初氷を観測しました。(2022.08.29 冷池山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
雨時々晴
24℃
15℃
明後日
曇のち晴
23℃
14℃
日本気象協会提供 2024年5月15日 12:00発表
松本市の天気予報
明日
晴一時雨
25℃
11℃
明後日
24℃
11℃
日本気象協会提供 2024年5月15日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■天気
8/17~8/18朝にかけてはとまとまった雨量になりました。
しばらく本格的な降雨がなくて埃っぽかった登山道にとっては、いいお湿りとなりました。
今週末は秋雨前線も南下して活動もやや弱まるようですが、来週にかけてはまた本州上に現れそうです。
6月後半の「擬似梅雨明け」で晴天の貯金をすっかり使い果たしてしまい、今ひとつスッキリ感が足りなかった今夏でしたが、早や8月も10日余りを残すだけに・・・ 期待は9月10月の秋空到来!でしょうか。

・種池山荘「夏のピザ祭り」
天候不安定情報やコロナ第7波の影響で、お客さまの入り込みもやや少なめに推移しましたので、種池山荘「夏のピザ祭り」は材料もまだ豊富にあります、
当初予定の8月21日終了を変更いたしまして、引き続き「秋のピザ祭り」を前倒しして継続してまいります。
基本の営業時間は午前10時~午後0時30分とさせていただきます。
まだまだコロナ感染対策にご留意いただきながらの秋山登山をご計画下さい。

登山道の状況

■登山道
8/18 主な周辺ルートに大きな支障の連絡はありません
鹿島槍ヶ岳周辺では先週の台風8号の影響もほとんどありませんでした

■パーク&シャトルバス
登山口の駐車場混雑の解消と縦走後のマイカー回収の労を解決する、パーク&シャトルバスがスタート
マイカーは「ゆ〜ぷる木崎湖」駐車場に停め、バスの送迎サービス(運行期間設定あり)を利用して登山口へ。縦走して下山したら、帰りもバスでマイカーのところまで戻ります。
車の回送や駐車スペース確保に悩むことなく北アルプスへ!
ゆっくりできる仮眠スペースや温泉利用、がセットになった登山者向けパッケージです。
詳しくはこちら
https://uragin-park.com

※扇沢や裏銀座登山口の七倉の駐車スペースは、週末や連休の度にたいへん混み合って、登山者もマイカーが停められるかどうか不安でならないわけですが、それらの心配を一挙に解決してくれそうな仕組みです。

登山装備

3000m級山岳の登山装備が基本

注意点

■感染症対策をしっかりとお願いします。
体調とお天気と計画を今一度チェックされ無理無茶のない登山をされ、このコロナ第7波の中での登山を楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

※おねがい
宿泊者全員名簿お持ち下さい
お持ちにならないお客さまが目立ちます。小屋泊まりでもテント泊でも必ずご自宅で印刷記入の上で、受け付けにご提出下さい。受け付け時間が短縮され密にならないためのコロナ対策でもありますので、ご協力お願いいたします。

お知らせ

■冷池山荘
小屋ホームページ https://www.kasimayari.jp/index.htm
電話 0261-22-1263

■2022年 小屋の営業
冷池山荘 7月1日(金)~10月16日(土) テント場あり
種池山荘 7月1日(金)~10月16日(土) テント場あり
新越山荘 7月15日(金)~ 9月25日(日) テント場なし
※小屋泊は、各小屋とも完全予約制。
※テント泊は、特定日のみ予約必要

■予約 本年よりネット予約サイトにて予約可

■テント泊 
昨年に続き 週末等の特定日におけるテントの完全予約必要日を設けます。
テントの予約受付は6/1(水)から
※テントもネット予約可能です。なるべくネットにて予約をお願いします。

■ネット予約できない方はこちら
予約専用TEL 0261-22-1263
(かしわばら宅:経営者宅事務所)
事務所 398-0001 長野県大町市平5328 柏原一正

■宿泊 及びテント料金、営業期間、予約方法など
詳細はホームページにあります。必ず参照下さい
https://www.kasimayari.jp/annai.htm

・感染対策等もまだまだご協力お願いいたします。
小屋入場の際にはマスクの着用、外ベンチと言えども小声での会話を引き続きお願いします。
小屋は定数を3分の一ほどにして完全予約制で今シーズンも対応しております

◎コロナ対策の一環として山荘ご宿泊とテントご宿泊いずれの方々も事前に宿泊者名簿を印刷した上で、必要事項ご記入済みのものをお持ちいただき山荘での受け付けをお願いいたします。

◎受付時間の短縮と万一の際の宿泊者及びテント泊者全員への早期連絡を可とするためのものです。  

昨年の今頃の様子は?

冷池山荘と種池山荘は営業7/1~、新越山荘は7/15~。7月泊の予約受付は5/15~(テント6/1~)2023.05.10

営業は冷池山荘と種池山荘7/1~、新越山荘7/15~。柏原新道通行不能(上部に残雪、未整備)2023.06.08

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も主稜線の雪庇の張り出しも気持ち小さい感じがします。
  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

ユーザーの登山記録から

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