早春に人気の山はどこ? みんなの登山記録から2月の山をピックアップ!

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構成・文=山と溪谷オンライン
TOP写真=明日も元気さん

2月によく登られている山はどこ?

2月頭には関東甲信越では大雪警報が出され、中旬には暖かい日が続くなど、地域や時期にもよるが、気温や天候の変化が激しくなっている。北日本や高山はまだまだ厳冬の雪山だが、気温上昇の際は雪崩に注意したい。

そんな2月、どんな山が登られているのか「みんなの登山記録」をひも解いてみよう(2023年2月の記録調べ)。

2月は全国的に低山を中心にさまざまな山々が登られている一方、場所によっては雪山登山や氷瀑を見に行く記録も。東北以北では八甲田山、姫神山、森吉山、栗駒山、月山、八幡平、秋田駒ヶ岳、吾妻山系、安達太良山など、1月よりも幅広く登られていた。上信越では黒斑山や湯ノ丸山などの浅間山周辺が一番多く、ほか四阿(あずまや)山や谷川岳付近の白毛門(しらがもん)など。

関東北部では那須岳、赤城山、筑波山のほか、戦場ヶ原スノートレッキングや、雲竜渓谷、庵(いおり)滝の氷瀑をめざす記録など、日光周辺の記録も多かった。栃木の太平(おおひら)山、茨城の雨巻(あままき)山や宝篋(ほうきょう)山など低山も多く登られていた。

関東南部周辺は、主要エリアで幅広く登られている。丹沢では塔ノ岳、大山、奥多摩周辺では川苔(かわのり)山、赤ぼっこ、高水三山などが多い。奥武蔵周辺では宝登山が一番多く、次いで吾野(あがの)の天覚(てんかく)山、武甲山、飯能の柏木山など。中央線沿線では高尾山が一番多く、ほか景信(かげのぶ)山、陣馬山、高川山。伊豆・富士・箱根周辺では金時山、湯河原の幕山。房総、三浦・湘南周辺も多く、三浦アルプス、大楠山など。

八ヶ岳周辺では赤岳が一番多く、次いで北横岳、天狗岳、蓼科山など。アルプス周辺では南アルプスの入笠山が多く、ほか北アルプスの白馬周辺や西穂高岳、乗鞍岳など。

東海・近畿では鈴鹿山系が一番多く、六甲、金剛山地のほか、岐阜・愛知・静岡周辺の低山も多く登られていた。中四国では大山、石鎚山も登られているものの、宮島の弥山など低山が幅広く登られている。九州以南では霧島山系が多く、ほか尾鈴山、宝満山、古処山など。

それでは、2月に登られていた山々からいくつかピックアップして、以下紹介しよう。

泉ヶ岳(宮城)

登山道の様子(写真=山人さん)

泉(いずみ)ヶ岳は宮城県仙台市の北西に位置し、仙台市民の憩いの山としてよく知られている。複数のコースがあり、四季を通じて登られている。無雪期であれば、コースをつないで周回する形で登られているが、積雪期は、表コースや水神コースなどを往復する記録が多い。親しみのある山とはいえ、冬季は初心者のみの入山は控えたい。

行程・コース

最適日数:日帰り 4時間15分
総歩行距離:7,800m /上り標高: 668m 下り標高: 668m
行程:泉ヶ岳スキー場駐車場(08:00)・・・水神コース入口(08:15)・・・水神平(08:55)・・・水神(09:15)・・・泉ヶ岳(10:25)・・・水神(11:15)・・・水神平(11:30)・・・水神コース入口(12:00)・・・泉ヶ岳スキー場駐車場(12:15)
高低図
コースの詳細を見る

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