冬ならではの景色、氷の神殿「氷瀑」を見に行こう!
2017年01月17日(火)
 
このエントリーをはてなブックマークに追加
1月~2月限定! 必ず見られるとは限らない冬限定の景色を目指す

冬山と聞くと、一面が雪に包まれた真っ白の世界を思い浮かべるが、冬の山の景色は雪だけではない。厳しい自然条件のなか、雪を掻き分けながらが歩くようなことをしなくても、冬限定の景色に出会える場所はたくさんある。

(トビラ写真/雲竜渓谷ゆうゆう さんの登山記録より)

例えば、一年でいちばん寒この時期だからこそ出会える景色の1つが、滝が凍りつく「氷瀑」。今週は、登山口から比較的簡単にアクセスできる氷瀑のコースをピックアップする。


栃木県・雄飛の滝付近の氷瀑(写真:dari88 さんの登山記録より)

なお、紹介している場所は、通常では深い雪を掻き分けるような場所ではないものの、天候によってコンディションは大きく変わる。また、登山道は沢沿いとなるので、足元は凍りついて滑りやすい場合が多い。アイゼンは必ず用意したい。

また、滝が凍結する・しないは気温次第ということは頭に入れておきたい。特に最近は、温暖化の影響からか十分に凍結しないケースが増えているので、行けば必ず出会えるとは限らない景色であることは理解しておきたい。

凍りついた滝に近づいて触れる場所もあるが、当然、氷が落下するリスクはある。安全には十分に配慮して、場所によってはヘルメットなども用意しておきたい。


徳島県・神通の滝の氷瀑(写真:lamjung さんの登山記録より)

 

Vol.1 奥多摩の名瀑・百尋の滝は今年はどこまで凍結する?

奥多摩の名瀑として知られる、落差約30mの百尋の滝は冬季は凍りついて、見事な氷瀑を見せてくれる場所だ。滝までなら登山口の川乗橋から往復で3時間程度でアクセスできる。

例年では2月の上旬に最も凍結し、結氷すると蒼い巨大な氷柱が出現し、大迫力の景色を見せてくれる。

ただし、近年は暖冬の影響か、結氷はもうひとつの年が続いている。奥多摩観光協会のホームページを確認すると、暖冬だった昨年は約20%の結氷に終わったそうだ。

最近では2006年と2012年に完全結氷して巨大な氷瀑が姿を見せている。いずれも見事な姿なので、その様子はホームページで確認してほしい。

果たして今年はどこまで凍りつくだろうか?

(写真:2012年1月19日の結氷状況)

 

■行程
【日帰り】川苔山から本仁田山を経て奥多摩駅へ
■総コースタイム 6時間50分、標高差+1527m、−1312m
川乗橋(08:00)・・・細倉橋(08:45)・・・百尋ノ滝(09:30)・・・東の肩(11:25)・・・川苔山(11:30)・・・東の肩(11:35)・・・舟井戸(11:45)・・・分岐(12:05)・・・大ダワ(12:25)・・・コブタカ山(13:00)・・・本仁田山(13:20)・・・安寺沢(14:20)・・・奥多摩駅(15:00)
関連する登山記録
関連する現地情報
  • 東京都奥多摩ビジターセンター
    2017年06月23日(金)

    緑濃くなってきました。降雨が少なく山の水場は水涸れするかもしれません。アブやブヨも出没注意。唐松谷林道通行可。



Vol.2 凍結状況を日々チェックできる払沢の滝

東京都・檜原村の払沢の滝も、結氷する滝として知られる。登山口から往復30分ほどの位置にあるので、比較的気軽に訪れることができる。

毎年、12月から3月までは「払沢の滝冬まつり」が開催されていて、さまざまな催しものが開催されている。フォトコンテストなど気軽に参加できるものもあるので、ホームページをチェックしてほしい。

払沢の滝も、近年は結氷率が芳しくない。最近では2006年に完全結氷した他は、凍結具合はもうひとつだ。

それでも昨年は1月27日に70%の凍結を記録している。その凍結状況はブログFacebookで毎日発信しているので、様子を確認しながら出かけるのも良いだろう。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 3時間50分
総歩行距離: 9,000m  上り標高: 706m  下り標高: 833m
上川乗バス停・・・浅間嶺休憩所・・・浅間嶺・・・浅間嶺展望台・・・小岩分岐・・・高嶺荘・・・時坂峠・・・駐車場・・・払沢ノ滝・・・駐車場・・・払沢ノ滝入り口バス停


関連する登山記録


Vol.3 まさに氷の神殿! 雲竜渓谷の豪快な氷瀑

屈指のアイスクライミングポイントとして知られる、栃木県・日光にある氷瀑・雲竜渓谷。アイスクライミングを楽しむ人のみならず、氷瀑を見るために訪れるハイカーにも人気の場所だ。

10mを超える巨大な蒼い氷柱が何本も垂れ下がるさまは幻想的で、「氷の神殿」にふさわしい景色となる。氷に触ることはもちろん、氷柱の裏を歩いたり、氷を登ったり(要クライミング技術・装備)することも可能だ。

氷瀑となるのは1月中旬から2月下旬まで。最近は多くの人が訪れるため混み合うことも多い。

(写真:やましん さんの登山記録より)

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 5時間20分
林道ゲート・・・稲荷川展望台・・・洞窟岩・・・林道分岐・・・雲竜渓谷入口・・・雲竜渓谷・雲竜瀑周辺・・・雲竜渓谷入口・・・林道分岐・・・洞窟岩・・・稲荷川展望台・・・林道ゲート


関連する登山記録


Vol.4 丹沢屈指の「まぼろしの大滝」、早戸大滝を見る

丹沢を代表する名瀑・早戸大滝。落差約50mを誇る大滝は、日本の滝百選にも選ばれている。

二段に分かれた大滝は、上部の一部が手前の岩に隠れて見えないが、凍結するとその迫力は一段と増し、滝壺まで近づくことができる。

アクセスは本間橋付近まで車で入れれば5時間程度の往復。公共交通機関利用となると、長い林道歩きを強いられる(マイカー利用でも早戸川林道のゲートが閉まっている場合は同様だ)。

核心部近くの登山道は凍結して滑りやすいので十分に注意したい。

(写真:のんべ さんの登山記録より)

■行程
【日帰り】早戸大滝
■総コースタイム 10時間35分、標高差710m(+2040m、-2040m)
鳥屋(08:00)・・・奥野隧道(08:45)・・・早戸川国際マス釣場(09:35)・・・本間橋(11:05)・・・伝道(11:35)・・・早戸大滝(13:25)・・・伝道(15:05)・・・本間橋(15:35)・・・早戸川国際マス釣場(17:05)・・・奥野隧道(17:55)・・・鳥屋(18:35)

関連する登山記録


Vol.5 スノーシューハイキングで楽しむ善五郎の滝の氷瀑

乗鞍岳の東麓に位置する乗鞍高原・乗鞍自然園は、スノーシューハイキングにピッタリのコースが整備されている。ブナの原生林の中を歩くコースは、人気のスノーシュースポットだ。
スノーシュー装備をレンタルすることも出来る。

スノーハイクのハイライトが、全面凍結する善五郎の滝の氷瀑。最短で30分ほどの往復で行くことができる巨大な氷のオブジェは、実際に近づいて触ることもできる。

また、さらに上部に登って、スキー場の中腹から先に進む「三本滝」の氷瀑もダイナミックな氷瀑ポイントとしてよく知られる。善五郎の滝の氷瀑とは違った豪快な氷瀑を見ることができる。

(写真:ひさし さんの登山記録より)

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 3時間0分
休暇村・・・善五郎の滝・・・善五郎滝入口・・・オルガン橋・・・あざみ池・・・牛溜池・・・休暇村


関連する登山記録


Vol.6 暮雨の滝の氷瀑と九重連山の冬景色を楽しもう

九州・九重連山へ向かう大船山林道の途中にある暮雨の滝も、凍結する滝として知られる。

幅約15m・落差約7mの滝が凍結すると、太いツララが何本も立つ神秘的な姿へと変わる。

氷瀑した滝を見るだけであれば、登山口から往復で2時間弱でアクセスできるのも魅力だが、近年は気温が十分に下がらず、もうひとつ凍結が進んでいない。

(写真:nanao さんの登山記録より)

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 5時間45分
総歩行距離: 13,500m  上り標高: 795m  下り標高: 795m
吉部登山口・・・暮雨ノ滝・・・林道分岐・・・雨ヶ池越分岐・・・大船・平治分岐・・・大戸越・・・平治岳・・・大戸越・・・大船・平治分岐・・・雨ヶ池越分岐・・・林道分岐・・・暮雨ノ滝・・・吉部登山口


関連する登山記録
関連する現地情報
  • 法華院温泉山荘
    2017年06月27日(火)

    雨が続きました。登山道に支障の連絡はありません。これからの坊がつるはマツムシソウやヤマラッキョウの花が咲いてきます。



[▲ページトップに戻る]

こんにちは、ゲストさん
◆東京の天気予報[山域を変更]
明日

曇一時雨
明後日

曇一時雨
(日本気象協会提供:2017年6月27日 17時00分発表)
[ログイン]
ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。
NEW 進化したスマートウォッチをフィールドテスト!
進化したスマートウォッチをフィールドテスト! カシオのスマートウォッチが進化しGPS搭載に! ギア好きライター礒村真介氏がフィールドテスト。その使い勝手は…。
NEW ロープウェイ、ゴンドラで行ける山々
ロープウェイ、ゴンドラで行ける山々 ファミリー、初心者でも短時間で絶景を堪能! ロープウェイ、ゴンドラを使ってアクセスできる5つの山を紹介!
NEW 「山ジップロック研究所」今週のテーマは「移動しながら…」
「山ジップロック研究所」今週のテーマは「移動しながら…」 「ジップロック」の様々な使い方紹介する連載。「移動しながらクッキング」をテーマに2回に渡ってノウハウを伝授します!
NEW サロモン、人気モデルの最新作! その実力は…?
サロモン、人気モデルの最新作! その実力は…? 約30gの軽量化! 新「XA プロ 3D ゴアテックス」のモニターレポートが届きました! フィット感や快適性もチェック!
NEW 富士山シーズン、いよいよ幕開け!
富士山シーズン、いよいよ幕開け! 今年も富士登山シーズンが始まります。写真家・小岩井大輔さんの「山頂日記」もスタートした「富士山ナビ」をチェック!
NEW ミレー「TYPHON 50000」のモニターレポート
ミレー「TYPHON 50000」のモニターレポート ストレッチレイン「TYPHON 50000」と「ドライナミックメッシュ」のレイヤリングで、蒸れのなさ、快適な着心地を実感...
NEW Peak Performanceと「山小屋」の意外な関係
Peak Performanceと「山小屋」の意外な関係 「山小屋」から掘り下げる北欧ブランド・Peak Performanの魅力。こもれび山荘の竹元さんのインタビュー掲載中!
NEW 近くていい山、「谷川岳ウィーク」開催間近
近くていい山、「谷川岳ウィーク」開催間近 今年も7月2日の「谷川岳の日」の前後に「谷川岳ウィーク」が開催される。「近くていい山」谷川岳へ行こう!
NEW いよいよ夏山の計画。大町から北アルプスはいかが?
いよいよ夏山の計画。大町から北アルプスはいかが? 長野県大町市は北アルプスの玄関口として山との関わりが古く、案内人組合は100年の歴史を誇ります。大町市の魅力をご紹介!
NEW 福島の山と観光アンケートにご協力ください
福島の山と観光アンケートにご協力ください 福島県の山と観光について、アンケート実施中。回答者の中から抽選で10名にプレゼントをご用意。ご協力をお願いします。
NEW 梅雨時期こそ登りたい、登るべき山
梅雨時期こそ登りたい、登るべき山 雨降りの中で登山をするのは、やはりオススメできないが、梅雨時の今こそ登りたい山はたくさんある!
NEW 「背負うより“着る”感じ」グレゴリー、レポート到着!
「背負うより“着る”感じ」グレゴリー、レポート到着! グレゴリーの革新的な技術を盛り込んだ「パラゴン」と「メイブン」。快適性や機能を犠牲にせず軽量化を実現! その実力は…!?
日本の雨に適したレインウェアをテスト
日本の雨に適したレインウェアをテスト 高橋庄太郎さんが気になるアイテムをフィールドテストする連載は、パタゴニアのレイン「クラウド・リッジ」をテスト!!
ホグロフス、あの人気シリーズが復活
ホグロフス、あの人気シリーズが復活 雪山から夏山まで、シーズンを通して活躍する万能ソフトシェル「リザードⅡジャケット」。バージョンアップしたホグロフスの人気...
NEW 尾瀬をグッと身近にする「尾瀬ナビ」公開!
尾瀬をグッと身近にする「尾瀬ナビ」公開! 尾瀬ってどんなところ? なにがあるの? そんな疑問にお答えします!尾瀬の魅力を紹介するサイト「尾瀬ナビ」!
「軽さ」だけではない、カリマーの新しいリュックサック
「軽さ」だけではない、カリマーの新しいリュックサック 快適性はそのままに、軽量化を実現! 軽さをコンセプトにした新シリーズ「エアリアル」に「SL35」が登場しました!