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子連れ百名山〜093,094&095黒部五郎岳,鷲羽岳&水晶岳(2泊3日)

黒部五郎岳(2840m)、鷲羽岳(2924m)、水晶岳(2978m)( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 4人 (unchikutareo さん 、ほか3名)

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行程・コース

天候

第1日目:雨! 第2日目:雨!~晴れ 第3日目:晴れ~曇り

利用した登山口

新穂高温泉  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 往路:東京~中央道~岡谷JCT~長野道~松本IC~新穂高温泉

復路:新穂高温泉~ひがくの湯(入浴&夕食)~松本IC~長野道~岡谷JCT~中央道~東京

この登山記録の行程

【1日目】
新穂高温泉(07:18)・・・笠新道登山口(08:26)・・・わさび平小屋(08:37)[休憩 17分]・・・小池新道登山口(09:13)・・・秩父沢出合(09:57)・・・シシウドが原(11:01)・・・鏡平山荘(11:45)[休憩 15分]・・・弓折乗越(12:40)・・・双六小屋(13:39)

【2日目】
双六小屋(07:05)・・・三俣蓮華岳(08:50)・・・巻道合流点(09:10)・・・黒部五郎小舎(10:10)[休憩 37分]・・・黒部五郎岳(中ノ俣岳)(12:43)[休憩 8分]・・・黒部五郎小舎(14:30)[休憩 41分]・・・巻道合流点(15:50)・・・三俣山荘(16:54)

【3日目】
三俣山荘(04:06)・・・鷲羽岳(05:14)[休憩 8分]・・・ワリモ北分岐(06:09)・・・水晶岳(黒岳)(07:20)[休憩 8分]・・・ワリモ北分岐(08:26)[休憩 4分]・・・岩苔乗越(08:35)[休憩 4分]・・・徒渉点(09:24)・・・三俣山荘(09:56)[休憩 38分]・・・双六小屋(12:32)[休憩 14分]・・・弓折乗越(13:42)・・・鏡平山荘(14:17)[休憩 18分]・・・シシウドが原(15:05)[休憩 8分]・・・秩父沢出合(16:00)・・・小池新道登山口(16:32)・・・わさび平小屋(16:47)[休憩 5分]・・・笠新道登山口(17:00)・・・新穂高温泉(17:44)

コース

総距離
約53.7km
累積標高差
上り約4,780m
下り約4,780m
コースタイム
標準30時間6
自己26時間3
倍率0.87

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

息子小4、娘小6
 北海道遠征は終わった。しかし、以前から調整して金土の休みも取っている。最後の夏休み登山は北アルプス最奧の鷲羽水晶黒部五郎だ。私の足の回復を見ながら、一気に3座登っちゃうぞ!早速、ICI登山本店で靴のフィッティングを見てもらい、インソールの変更を決断。なんかいいみたい。靴変えなくても大丈夫そう。最初は折立から雲の平経由環状縦走予定だったけど、前日通常勤務なので無理と判断。新穂高からに変更。初日、2日目の宿泊をどうするか?かなり悩んだ。前半悪く次第に回復していく天気予報を考え、初日に行ければ黒部五郎小舎まで行くことに。北海道で消費予定の食料が余りまくっているので、素泊まりで自炊も検討したけど、大事をとって食事付きとする。雨の具合では計画縮小~中止も考えねば。金曜0300東京発。中央道~長野道を進む。1年ぶりの新穂高。平日なので無料駐車場も余裕 。

 第一日目:雨は駐車場では降っていない。が、雨装備でスタート。今日は出来れば黒部五郎小舎まで行きたいけどどうかな。林道から降り始める。すごい湿度で汗をかきまくる。途中の天然クーラーが救い。わさび平で早速、そうめんと冷やし胡瓜を食べる。橋のところから小池新道。すばらしい整備だが、雨で登山道は水浸し。涸沢もたっぷりの水量。秩父沢出合の橋はまだ通行可能だった。鏡平へ登るにつれ、隣の沢が氾濫しつつあり、登山道は斜里岳の沢ルートのよう。鏡平では雨宿りの登山者で大混雑で従業員の人もテンパっている。我々も鏡平泊を薦められる。この先は昨年の槍笠縦走で通った道で、危険箇所はない。問題は雷だけ。それも遠いし、山頂部の通過はないので双六まで行くことに。もちろん、景色は皆無。雷は黒部五郎のほうで鳴っているが近づく気配はない。
 なんとか双六小屋到着。正直ホッとした。黒部五郎小舎へ行くのは中止し双六小屋泊決定。双六小屋は空いていて、個室扱いにしてくれた!着いて早々、談話室で軽食を食べまくり。そして、乾燥室の性能がよく、ぐちょぐちょの靴下も短時間で乾くほど。でも、ザック、靴の乾燥はダメ。でも乾かしたいよう。夕方、一時的に雨とガスが晴れ三俣小屋が見える。夕食は天婦羅!味より天気が気になる。そして、明日は早では無理なので、談話室でケーキ食べたり、トランプしたり。

 第二日目:夜半に強風と強い雨音で目が覚める。あ~あ、今日は停滞かな?雨の具合で出発を遅らせ、三座は諦めるかな。430に朝食。みな、表情が暗い。テレビの天気図とにらめっこ。良いスピードで前線が南下してきたぞ。一応いつでも出発できるように準備して待機。でも0600過ぎには凄い風と雨がむしろ強くなってきた気がする。萎える。そんな中、三俣方面から辿りついてきた3人組。ビショビショだ。しかし、彼らが到着して暫くすると不思議なことに、急に雨が止んでガスが晴れてくる。鷲羽も姿を表す。行くなら今だ!とばかりに黒部五郎岳へ出発。濡れた靴が冷たい(涙)。双六岳を登り始めても雨はないぞ。中道ルートへ。お~景色が現れてきた!神は我らを見放さなかった~!槍穂高も見えてくる。やっぱり景色があると最高な場所だ!300名山の三俣蓮華岳に挨拶。鷲羽水晶~雲の平、薬師に黒部五郎、絶景だ。小舎のある黒部平への下りが結構ある。帰りが心配。小舎で軽食を頂く。小屋の方に「昨日来る予定だったお客さん?」と聞かれる。「昨日は雷凄かったよ~」だって。荷物は小屋にデポしてアタックザックで出動。カールを登る。天気は晴れてきて暑いくらい。涼やかな源流に触れ合いながら登る。カールは雑誌で見るように美しい!しかも他に人はいなくて独占状態。きついカールの壁を登って肩へ。今度は北股岳~折立の絶景。こちらから団体さんも登ってきた。そして黒部五郎岳登頂。93座目。凄い景色だ!登頂後、そそくさと黒部五郎小舎へ戻る。カップ麺で休憩後、急いで三俣小屋へ。なんとか1700前に到着(電話予約してた)するが満員とのことで、制御室という小部屋に宿泊(STAFF ONLYと書いてある部屋!)。夕食は2回転目の1740~。ご飯お代わりしようとするも、しにくい雰囲気。なんだかな~。

第三日目:制御室は狭くて機械音が絶えずあり、いまひとつの睡眠。でも、今日は強行軍だ。この山行で一番良い天気のはず。0400に小屋前にザックをデポして、アッタクザックのみで、暗いうちから鷲羽へ。星空が綺麗だ。流れ星も。そして、ひたすら登る。途中、鷲羽池も美しい。丁度、山頂で日の出。94座目!ここからの景色を一生忘れないと思います。ここから、ワリモ岳へ。ワリモ岳も山頂は黒っぽい。段々、日が差してきて、黒部五郎などにも日が当たってくる。ワリモ分岐から水晶小屋へ。水晶小屋手前でストックを置く。注意すべき岩場だけど、無事登頂。95座目!狭い山頂だし、そそくさと降りる。帰りは岩苔乗越から黒部源流へ降りるルート。ここも雨後は気をつけるべきルート。雲ノ平に行けない人もいたらしい。しかし、歩きにくいルート。三俣小屋へ登って、軽食。ラーメン、ジビエもみじ丼(牛丼のジビエバージョン)、ボロネーゼを食べる。ゆっくりしていられない!ふとん越しの槍を見ながら出発。双六小屋でケーキを食べ、鏡平で休憩。調子良かった私の足裏が限界に達する。だましだまし降りる。シシウド平から見た橋の遠さに絶望。最後の林道辛かったな。やっと、新穂高温泉に帰還!3日間よく歩きました!ひがくの湯で入浴&夕食。息子も足の擦れで痛かったと。やはり、初日の雨で靴が濡れたのが良くなかったよう。でも、後半の素晴らしき景色は最高でした。北ア深部の山々に感謝!いつかは雲ノ平に行きたいな。帰りの中央道の渋滞は異常でした~。疲れた=。

新穂高~鏡平小屋:雨天時は沢の増水、登山道の浸水に注意。勇気ある撤退も。
鏡平小屋~双六小屋:整備良好、特になし。
双六小屋~黒部五郎小舎:中道ルート、特になし。
黒部五郎小舎~三俣小屋:トラバースルート、特になし。
三俣小屋~鷲羽岳:特になし。
鷲羽岳~水晶小屋:特になし。
水晶小屋~水晶岳~水晶小屋:岩場に少し注意。ストック畳み、三点支持。
水晶小屋~黒部源流~三俣山荘:黒部源流点は標識有るが実際の源流点はもっと上。雨中雨後は増水に注意。
三俣山荘~新穂高温泉:特になし。

一般県道槍ヶ岳公園線:2030~0500夜間通行止め(浮石のため)
新穂高温泉駐車場:金曜は平日のため混雑なし。市営新穂高第3駐車場(登山者専用)に駐車(無料、WCあり)。http://kankou.city.takayama.lg.jp/s/_res/projects/kankou/_page_/002/000/369/map201602ver4.1.1.pdf
わさび平小屋:宿泊だと風呂もあり、そうめん、冷やし野菜など有名。WC簡易水洗。水無料。http://www.sugorokugoya.com/wasabi/shokai/wasabi_shokai.html
鏡平山荘:かき氷が有名。WCバイオ。水有料。http://www.sugorokugoya.com/kagami/shokai/kagami_shokai.html
双六小屋:軽食充実。WC簡易水洗。水無料。乾燥室強力!http://www.sugorokugoya.com/sugoroku/shokai/sugoroku_shokai.html
黒部五郎小舎:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、WC簡易水洗、水無料。http://www.sugorokugoya.com/kurobe/shokai/kurobe_shokai.html
三俣山荘:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、WC簡易水洗、水無料。軽食(0830~1600)、http://kumonodaira.net/mitsumata/index.html
水晶小屋:1泊2食大人¥9500小人¥7500弁当¥1100、軽食あり。WCあり。水有料。http://kumonodaira.net/suisho/index.html

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 地図 コンパス ノート・筆記用具 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

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登った山

水晶岳

水晶岳

2,986m

鷲羽岳

鷲羽岳

2,924m

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

黒部五郎岳

黒部五郎岳

2,840m

弓折岳

弓折岳

2,592m

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