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春の気立つ、雪の浅間尾根

払沢滝、浅間嶺、浅間尾根( 関東)

パーティ: 1人 (ガバオ さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 往)JR武蔵五日市駅7:39分発 藤倉行きバスにて、本郷役場前下車
復)数馬温泉センターバス停 16:08バスにて武蔵五日市駅まで。

この登山記録の行程

本宿役場前バス停(8:00)-春日神社参拝(8:16発)-払沢の滝(8:42着/8:50発)-時坂峠(9:35)-林道北側探索(往復25分)-峠の茶屋(10:15)-浅間嶺展望台(11:15着/11:45発)-浅間石宮(12:28)-一本杉分岐(12:35)-数馬分岐(13:00)-数馬峠(13:18)-一枚石橋・秋川街道(13:40)-(龍神ノ滝)-数馬温泉センター(14:00着)

コース

総距離
約15.4km
累積標高差
上り約1,289m
下り約907m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

随分出遅れてしまいましたが、檜原村の浅間尾根で2018年の初登りを楽しんできました。 尾根は雪に覆われていましたが、コース全体がなだらかですのでスパイク無しでも歩けました。 厳しい寒さを覚悟していった割に日差しは温かく、氷結していた払沢の滝の氷も解け始めていました。・・・今日は立春です。

≫春の気立つをもって也・・・、「立春」について改めて調べてみると、太陽の動きで一年を24等分した中国の「二十四節気」の一番最初の季節で、『初めて春の気配を感じる頃』なのだそうです。
そう言えば、深い雪のトレースを踏みながらも、「厳」ではなく「緩」の気配を感じられました。

さて、お手頃なハイキングコースとして人気の浅間尾根の目玉は、やはり浅間嶺からの展望でしょうか。
生憎、富士山は雲の中でしたが、北面に並ぶ御前山と大岳山の山容はいつ見ても美しく、見飽きることがありません。

地形的には地味で変哲のない尾根なのですが、時代ごとに語られる様ざまな歴史や、日本人と山との繋がりが凝縮されたような独特の雰囲気があって興味が尽きません。
歩く度に新たな発見もあって、恐らくこれからも季節を変えながら度々歩くことになりそうです。

尾根を下って直ぐに温泉があるのも浅間尾根の魅力のひとつです。
秋川右岸の支流に懸る『龍神の滝』に寄り道してから、お馴染みの数馬温泉にドボーン!
拝島駅から富士山のシルエットも見届けて、出遅れた2018年の初山行も、しっかり締まりました~。 

初登りが「立春」の日となったのも何かのご縁と思えば、一年の楽しみが増えそうな予感です。

本日の総歩数30,333歩、歩行距離20.9km、消費カロリー1,187kcal、脂肪燃焼量84g也。

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フォトギャラリー:68枚

お久しぶりに武蔵五日市から藤原行きのバスに乗り込みます。払沢の滝目当ての人出で立ち席満員で出発です。

払沢滝入り口の二つ手前、本宿役場前バス停で一人降り立ちました。

先ずは檜原村の村社、春日社へ入山お参りです。今年一年、お世話になります!

昨日は節分の豆まきでしたね~。

本殿の裏手、御神木の夫婦欅にもご挨拶。

今日のコースで唯一の狛犬(獅子)は、昭和標準型です。

払沢の滝に向かう遊歩道。雪は殆ど残っていませんでした。

10分も歩かずに滝が見えて来ました。

先週、12年ぶりに完全結氷したという払沢の滝ですが、この日は既に水が流れていました。結氷率は80%位でしょうか、、、

後日HPで確認すると、当日の結氷率は50%との事。昼間にもっと解けてしまったのでしょうね。

遊歩道脇の人工オブジェも中々お見事です。

大岳山の稜線も良い感じです~。

駐車場の脇を通って、浅間尾根に向かいます。

のどかな集落を抜けて時坂峠に向かいます。

去年のお正月に歩いた時にはこの木に桜(?)が咲いていましたっけ・・・。

時坂峠に到着しました。

峠には小さな祠と道祖神が佇んでいます。

そのまま浅間嶺に向かわず、前から気になっていた林道を北に向かってみました。

木立の隙間から、浅間嶺が垣間見えます。

林道は、気持ちの良い尾根の広場で終わります。「狩猟中」の札を掲げた軽トラが停まっていました。

南西に見えるのは臼杵山の双耳峰ですね。

林道を戻って、峠の茶屋(休業中)へ。

正面に湯久保尾根、仏岩の頭の奥に御前山が少しだけ顔を出しています。

林道脇の「山の神社」にも懇ろにお参り。

山道に入って直ぐ、そば処みちこ(休業中)には、甲州古道の名残が漂っています。

良い感じの雪道になってきました。

気持ちの良い雪のトレースが続きます。

峠から小一時間で浅間嶺の休憩所に到着です。

休憩所の北斜面にある一本のダケカンバ越しにお気に入りのワンショット。

こちらは大岳山をバックに。

尾根の北側は、倉掛ヘリポートへの飛行ルートです。ズームで渾身(?!)の一枚。

浅間嶺の展望台へ・・・。

何度目かの浅間嶺です。

御前山の山容は、いつ見ても美しいと思います。

こちらは大岳山。

雲取山方面です。

残念ながら、富士山は見られませんでした。

今日はシーフードヌードルです。

風も無く、のどかなランチタイムとなりました。

大岳山山頂照準杭。穴の先が大岳山のピークです!。

こちらは御前山山頂照準杭。ちょっと照準が狂いました~。

西峰の浅間宮に御挨拶。コノハナサクヤヒメも春を待ちわびている様。

尾根の途中からもう一枚。御前山と大岳山が同じフレームに納まり切らないのが唯一の難点でしょうか。(笑)

浅間石宮には一円玉のお賽銭を・・・。

一本杉(一本松ピーク)の分岐です。

優しそうな道祖神が分岐を見守っています。

分岐から南に延びる尾根は人里の五社神社に繋がっています。(地図には載っていません)

一本松ピークを踏んで尾根線を歩きます。

サル石。猿の手形を探すのは諦めました・・・。

尾根から見える最後の御前山。正面は陣馬尾根ですね。

歩いて来た浅間嶺の先に笹尾根が伸びて見えます。

バス停に下る数馬の分岐から、もう少し足を延ばします。

踏み跡の無い林道を横切り、、、

数馬峠から数馬側に下山します。

数馬峠の道祖神。乾いていると判りにくいのですが、一輪の百合の花を持っています。

灌木の枯れ葉の茶色が不思議と鮮やかに見えます。

夏に通ったバス停までの分岐ルートは通行止めになっていましたので、尾根沿いに下ってバス停に向かいました。

竹の緑が浮き立っています。

大きな廃民家のところで道が分かりにくくなりますが、前を通って行くのが正解です。

車道との合流点には道標がありません。

一枚石橋で秋川を渡って檜原街道にでます。

久しぶりに対岸の龍神の滝にも立ち寄って見ます。

龍神の滝も下部が氷結していました。

なかなか見事なつららですね。

2時丁度に数馬温泉センターに到着しました。

お久しぶりの湯上りセット! やっぱりいいな~。

暖炉が雰囲気出しています。

乗り継ぎの拝島駅のコンコースから富士山もゲットして、今年の初山行もしっかり締まりました~!!

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ 予備電池 タオル
帽子 グローブ 地図 コンパス 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 携帯トイレ
非常食 行動食 GPS機器

みんなのコメント

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  • ガバオさん、こんにちは。

    いつもながら味わい深いレコ、興味深く拝見しました。
    お社や祠も、一つ一つ丁寧に礼拝されているご様子、山里の暮らし、あるいはその面影に寄り添う山歩きはとても魅力的です。自分はガサツなので、密やかな痕跡に気づきもせずに通り過ぎてしまいそうですが・・・

  • ガバオさん、こんにちは。

    今年の初山行、お疲れ様でした。暫くブランクが有り、しかも復帰戦がスノーハイク
    付なので、いつも以上にお疲れになったのではないでしょうか?

    先般のぼっけもんさんのレコにもコメントしましたが、浅間尾根は今だ未踏破で何故か
    行きそびれている領域ですので、今年中に行きたく思います。

    私は「山の神」の存在を疑っていませんが、山の中で都度出会う社や祠には一礼はしますが、
    基本撮影は控えておりました。でもポイントポイント毎の写真も良いものだと改めて
    感じた次第です。雪道も良い雰囲気ですね。

    次も奥多摩でしょうか?レコ、お待ちしております。

  • ガバオさん、こんばんは~!

    浅間尾根での初登り、お疲れ様でした~♪どちらに行くのか気になっていましたが、氷瀑も見に
    行かれたのですね。先週のぼっけもんさんのレコでは完全結氷でしたが、1週間でも変わって
    しまうのですね。なんとなく春の気配を感じますね。

    ところで久しぶりの湯上りセットで十分大豆たんぱく質を補充されたご様子。(笑)
    これで疲労も回復され、来週からの師匠の山行もますますパワーアップですね。

    P.S.  大岳山照準抗の穴からの大岳山、見事に映っていますね!

  • すてぱんさん、こんにちは。 早速コメント頂き有り難うございます。

    いやいや、山の暮らしに寄り添って、、、などと言う大それたものではありませんで・・・(汗)

    ただ、山の祠を黙って素通りしては申し訳ないので最低でも黙礼しますが、何時でもお供えできる様、ポーチのポケットにはお賽銭用の小銭を入れて歩いております。(笑)

    特に浅間尾根の場合は何度も歩いていますので、今や祠や道祖神と顔馴染になった様な感覚です。
    その道祖神さえ、季節や天候によって変わって見えるのが面白く、浅間尾根は定期観測的に歩き続けたいと思います~。

  • 西東京猛虎会さん、こんにちは~。いつもコメント有り難うございます。

    まさかの出遅れで初山行が2月になってしまいました!!

    最近の寒さと降雪で運動量も相当減って、身体が鈍っているのを痛感していましたので不安一杯ではありましたが、傾斜の緩いルートを選んだせいか、思いの外、楽に歩けてホッとした次第です!

    思慮深い西東京猛虎会さんと違って、「写真撮らせて頂きま~す。」(パシャ、パシャ)「失礼しました~。」等と独り言ちながら、神社の御神体まで写真を撮ってしまうタチでして・・・、何ともお恥ずかしい限りです。(汗)(・・・大手町の将門塚だけは、畏れ多くてシャッターを切れませんでしたが。)

    浅間尾根の一般道は完全なハイキングコースなので東京猛虎会さんには物足りないかと思いますが、昔の生活道みたいなバリエーションルートも沢山ありますので、是非一度お試しください~。

    三連休の天気が気になりますね・・・。

  • すーさん、こんにちは~。いつもコメント頂き有り難うございます~。

    いや~、湯上りセットの大豆タンパク質、気付かれてしまいましたか!!(汗)

    数馬の湯の注文は自販機の食券制でして、お姉さんに食券を渡した瞬間、「あっ、被った!。」と気付いたのですが後の祭り・・・。どちらも美味しくいただきました~(笑)

    さて、春の気配を感じると、やはり花の便りが気になりますね。
    早春の~特集(⇒)に紹介されているすーさんの花レコもしっかり参考にさせて頂きますが、今春の行き先に今から迷ってしまいます。
    ・・・おっと、先ずは今週末の3連休の行き先ですね!(笑)

  • ガバオさん、こんばんは♪

     きましたね~、首を長くしてお待ち申し上げておりました(笑)。今年の初山行、おめでとうございます。自分の庭に戻ってきたという感じで、さらりとレポしながら、しっかりとツボを押さえているところはさすが我らが師匠ですm(__)m。

     龍神の滝の氷結はなかなか見ごたえがありますね!先日行ったときに、行こうかどうしようか迷っていたのですが、やはり行けばよかった・・・来年の楽しみにとっておきたいと思います。

     今年一年、どうぞご安全に。レコを楽しみにしております。

       ぼっけもん拝

  • ぼっけもんさん、こんにちは~。

    ハイ、ようやく今年の初山行が叶いました!
    願わくば土曜日の山行にして、もっとのんびりしたかったところですが、、、(笑)

    前々から、初登りは去年と同じく浅間尾根で・・・と決めていたのですが、遅れに遅れた結果、払沢の滝の結氷や、雪の浅間尾根を歩けたので結果オーライでした!(ぼっけもんさんに先を越された時は、正直焦りましたが・・・(笑))

    龍神の滝は水量が少ないと迫力不足なのですが、今回は下部が氷結していたので滝壺まで下りてみました。対岸の道沿いにある消防団車庫あたりから覗き込めば滝の様子を見る事が出来ますので、次回はチェックしてみて下さい。

    さて、土曜日はご近所の狛犬巡りをされた様子、この後ゆっくりレコを拝見させて頂きます~。

登った山

浅間嶺

浅間嶺

903m

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