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藤野駅から一ノ尾根を経て陣馬山・景信山・高尾山を縦走~絶景に感動、登山道に困惑~

陣馬山・景信山・高尾山( 関東)

パーティ: 1人 (モーちゃん さん )

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行程・コース

天候

快晴。気温がやや高め。尾根は暖かく弱い南風。

登山口へのアクセス

電車
その他: 往路 中央線藤野駅から歩き始める。終点高尾駅で始発大月行か甲府行等(6両編成)に乗換。※バス利用は高尾発7時06分甲府行に乗車、藤野駅7時20分着。バスは7時25分発和田行。終点の「和田」か手前の「陣馬山登山口」で下車する。バスは1時間1本程度有。
復路 京王高尾山口に下山。高尾駅で東京駅行に乗換。

この登山記録の行程

自宅4:30・・・5:58高尾駅6:01・・・6:14藤野駅6:18・・・6:40陣馬山登山口6:42・・・衣服調整・・・7:04一ノ尾根取付7:06・・・分岐4箇所・・・8:40アイゼン付ける8:57・・・9:20陣馬山9:46・・・10:26明王峠10:28・・・堂所山巻道・・・11:56景信山(トイレ・昼食)12:40・・・13:12小仏峠13:17・・・13:40小仏城山13:45・・・一丁平・・・14:10もみじ台(アイゼン外す)14:30・・・14:50高尾山頂15:00・・・稲荷山コース・・・16:35清滝駅16:45・・・16:48高尾山口駅(靴洗い)16:59・・・高尾駅・・・18:30自宅

コース

総距離
約19.8km
累積標高差
上り約1,112m
下り約1,141m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 藤野駅から歩くこと約3時間、陣馬山頂には大展望が待っていました。南西には裾を長く引いた真っ白な富士山。西方には南アルプス赤石岳・悪沢岳。南方には丹沢山系の山々。大山の左には相模湾。江ノ島も目視できます。北方には日光白根山・男体山等。


 登山道は、変化が大変多く、緊張しました。滑って転倒しないかどうか、不安がいっぱいでした。雪が凍結してガチガチ。アイゼンを履いて歩くとサクサクではなくザクッザクッ。融雪していてシャーベット状、表面だけ融けて下は圧雪し凍結。日向は深い泥濘。登山道には水が流れていたり、水溜りができたりてしていました。詳しくは写真をご覧ください。

 陣馬山頂→景信山頂→小仏峠は、軽アイゼンやチェーンスパイクを付けた人がほとんどでした。履いていない人は、下り坂で難儀し、登山道脇の残雪ある部分を恐る恐る歩いていました。私は、陣馬山頂の手前一ノ尾根上部でアイゼンを履きました。登山道の様子を見て付けたり、外したりしている人もいました。

 一方、小仏峠→城山→一丁平→高尾山→稲荷山→登山口は、ほとんどの人が付けていなかったです。私も、木道が出て来た一丁平の前で外そうと考えたのです。しかし、滑り止め無で歩いている人が、目の前で、転倒し、泥だらけになりました。私も、バランスが悪く、良く滑って転びやすい方です。木道の上をアイゼンで歩きたくなかったのですが、先送りしました。結局、周囲に雪がなくなった紅葉台の手前でアイゼンを外しました。稲荷山コースは、悪路で、難儀しました。泥濘が多く、滑りやすかったです。清滝駅近くの階段が凍結していて、最後の約200mが一番滑りました。

 チェーンスパイクをつけっぱなしにして、清滝駅前で外した人を見かけました。稲荷山コースも一部凍結していましたので、慎重になったのでしょう。

 写真撮影を頼まれた青年とおしゃべりをしました。気管支喘息の状態が良くなったので、インターネットで検索して、初めて陣馬山に来たそうです。私と同じ病気で、しかも同じ薬を吸引しています(気道の炎症を抑え、広げる薬)。意気投合してしまいました。現在、気管支喘息自体を治す薬を開発中で、そのうち処方されるようになるとの朗報も耳にしました。これは、うれしいニュースです。

 今朝、4時30分に自宅を出て、帰宅は18時30。行動時間は14時間に及びます。歩いた距離は全部で約23㎞、歩数39.713歩になりました。アイゼンを長く履いたため、膝や足首が痛みます。それでも、絶景に出会えたことと長い距離を歩けたことで、心ははずんでいます。

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フォトギャラリー:65枚

藤野駅で下車。改札口を出て、すぐ左折して、線路沿いの道を進む。トイレは改札口を出て右折。

約100m先の踏切を渡る。

トンネル内を歩く。長さ約200m。照明はある。車のすれ違いが難しい位狭い。タイヤ音が反響するので、騒音が大きい。

和田峠は土砂崩れのため、都道へ通り抜けできない。

陣馬山登山口。陣馬山へは右の沢沿いを30m進む。トイレは、広い道を進んだ100m先。

左折して「一ノ尾根・陣馬山」方面へ進む。

陣馬山まで100分。一ノ尾根コースに入る。

一ノ尾根取付地点。docomoの通信基地がある。

広葉樹林帯にある登山道は、消雪し、乾燥していて歩きやすい。

一方、針葉樹林帯では落ち葉の下が凍結していて、下る時は滑りそうだ。

登山道では、融け残った雪が凍結していた。

雪が融けずに残っている場所と全くない場所がある。

北側には、生藤山(990.3m)が見える。

登山道の雪が多くなって来た。

上部の和田分岐に到着。この先に九十九折や階段の急登があるので、念のためアイゼンを付ける。

九十九折には、消雪して凍結はほとんどなし。階段も土止めの木が出ていて、歩きやすい。上りはアイゼンが無くても可能。下りは必要だと思う。

やっと陣馬山に到着。登山口には100分で着くとあったが、衣服調整やアイゼン装着のため2時間40分もかかった。

南方には丹沢山系。そして富士山。

裾野を引いた真っ白な富士山だ。

富士山をズーム。

山頂の様子。雪は消雪してないが、ぬかるみが酷い。

陣馬山のシンボル白馬をズーム。毎年塗り替えているようで、真っ白だ。青空に映えた。

南西方向に白い峰々。南アルプスの山だ。

右は悪沢岳、左は赤石岳。

悪沢岳をズーム。

赤石岳をズーム。

景信山へ向かう。陣馬山の南側は、登山道は泥濘になっていた。その先は、日影に入ると、雪が残っていた。踏み固められているので、よく滑るので注意。

一方、日向はシャーベット状態。階段の土止めの木は出ている。

日陰は凍結した雪道。

日向は乾燥した登山道でうれしい。

奈良子峠に到着。

登山道の土が凍結し、抉れていた。

明王峠に到着。茶屋とトイレ有。

登山道の南側は伐採地。約200m続く。

日当たりがよいので、ぬかるんでいる。

ここの泥濘は深い。

景信山へ向かうと巻道が右側に数本ある。表示がある場合とない場合がある。作業道もあるので、踏み跡があるかどうか、確認したい。

南側の巻道であるが、日影なので、雪が残っている。景信山の北側は雪がしっかりと残っている。

景信山頂に到着。雪が残っている場所もあれば、

消雪して、水溜りができていた。泥濘になっている所も多い。

次に目指す小仏城山が見える。一度小仏峠へ急下降してまた上る。

小仏城山は桜の名所だ。桜の枝が青空に広がっている。

雪だけでなく土も凍結。

土の下の圧雪された雪が凍結。

小仏峠に到着。城山に向かうには尾根道と巻道(左側)がある。

巻道は雪が残っているが踏み跡がしっかりしている。

直進すると尾根道で城山に向かう。左は巻道で城山を巻く。城山の直下に出る。

日影沢林道に出る。右へ上がれば城山。直進して横断する。

高尾山一丁平手前から木道歩きが始まる。雪が残っていて大変よく滑るので、ゆっくりと歩く。

凍結している箇所もあるので、アイゼンを外さない。

紅葉台の西側に到着。尾根道は直進。巻道が左側にも右側にもある。雪はほとんど見当たらない。ここで軽アイゼンを脱いだ。

右の巻道へ進む。植物が青々としている。

いよいよ高尾山頂へ向かう。直進して階段を進む。融雪している箇所と凍結している箇所がある。私はアイゼン無で上がった。左の巻道には積雪はなく、苦労しないで山頂へ着ける。右は稲荷山コース。

階段の様子。

階段の様子。

高尾山頂だ。登山者は少なく、観光客ばかり。

霞んでいるが丹沢山系と富士山(中央)。

稲荷山コースで下山することにする。土が滑りやすいので、注意書きがある6号路(沢沿い)はアイゼンが必要だ。

山頂から南方へ進み、約250段の階段を下りる。積雪・凍結は無。稲荷山コースへ入る。

滑って怪我をしたため、救助された人もいたそうだ。

融雪して泥濘や水溜りがある。

泥濘には筵が広げてあった。安心して歩けた。関係者に感謝。

稲荷山コースにある標識。清滝駅前の登山口から現在地までの距離が表示してある。「3.1㎞のうち、残り2.4㎞あります」

清滝駅の手前0.2㎞の区間が急坂だ。滑りやすいので油断大敵だ。ケーブルカーが丁度着いた。

稲荷山コースの登山口に無事に到着。お疲れ様でした。靴洗い場は高尾山口駅入口にある。

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登った山

陣馬山

陣馬山

855m

高尾山

高尾山

599m

景信山

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727m

堂所山

堂所山

731m

小仏城山

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