行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
赤岳山荘駐車場利用、一日1000円。ナビで美濃戸を指定すると美高原別荘地の御小屋登山口方面を案内される。赤岳山荘駐車場へは美濃戸口からすぐ左手に入るので現地案内に従うように。
この登山記録の行程
【1日目】
赤岳山荘駐車場(06:50) ・・・美濃戸山荘(06:55)・・・行者小屋(09:05)[休憩 10分]・・・中岳のコル(10:25)[休憩 10分]・・・阿弥陀岳(11:15)[休憩 35分]・・・中岳のコル(12:35)・・・中岳(13:00) [休憩 10分]・・・赤岳(14:25)(赤岳頂上山荘泊)
【2日目】
赤岳(05:55)・・・赤岳天望荘(06:15)・・・地蔵の頭(06:20)・・・三又峰(07:20)・・・横岳(07:35)[休憩 15分]・・・硫黄岳山荘(08:30) [休憩 15分]・・・硫黄岳(09:05)[休憩 30分]・・・赤岩ノ頭(09:45)・・・赤岳鉱泉(10:45)[休憩 30分]・・・堰堤広場(12:00)[休憩 05分]・・・美濃戸山荘(12:40) ・・・ 赤岳山荘駐車場(12:45)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
主峰赤岳をはじめ、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳と八ヶ岳の核心部を美濃戸から反時計回りに周回した。この日下界では41.1度の最高気温を更新したそうだが、2900m山頂は別天地。両日とも天気にも恵まれ、最高の2日間を過ごすことができ大満足だった。
赤岳頂上山荘の泊まるのは24年ぶり。山小屋はとてもきれいになっていた。午後の早い時間に到着したので夕食までの時間、頂上でゆっくり。涼しい風に吹かれ、雲がわく山々を眺めながらまったりと至福のひと時を過ごし、山々が赤く輝く夕日を眺め、夜中には満天の星空、そして御来光と盛りだくさん。2日目の横岳から硫黄岳に至る稜線では、雲海に浮かぶ富士をはじめ、北に浅間山、東に奥秩父の山々、南から西にかけて南アルプス、中央アルプス、そして御嶽山から北アルプス、後立山連峰まで360度の展望を心ゆくまで楽しめた。
赤岳山荘駐車場から5分ほど、美濃戸山荘前から行者小屋方面の南沢に入る。しばらくは樹林帯。途中突然登山道間近にシカが出現、カメラを構えようとしたが、あっと言う間に走り去ってしまった。白河原に出て眼前に横岳の岩峰が現れると行者小屋である。小屋から南、赤岳方面への道をとり、文三郎分岐を右に中岳道を登る。高度を重ねるに従い展望が開けてくるので飽きさせない。
中岳のコルから阿弥陀岳へは一気の急登である。一部はしごや鎖がつけられているが崩れやすい岩の登りで、コースタイムでは登り30分とあるがもっと余裕が欲しい。今回のコースの中で一番の難所といってもいいのではないか。
中岳のコルから中岳を超えて赤岳を目指す。文三郎道の分岐を合わせてから赤岳までは急登の連続。山頂直下の岩場は両手両足で一歩一歩、空気が薄いこと実感した。昔はこんな苦労はしなかったように思うが・・・。
2日目は6時前に出発、横岳に向かった。ここから硫黄岳までの稜線が八ヶ岳連峰のハイライトコースである。はしごや鎖場が続くが登山道はしっかり整備されているので、慎重に歩けば天気がいい限り大きな問題はない。お父さんと小学高学年の親子連れも元気に歩いていた。硫黄岳山荘に下る道は登山道の両側がコマクサのお花畑。一株の株は小ぶりながら昔より増えているようだ。白花のコマクサにも会え感激した。
硫黄岳山荘で水を補給(1リットル100円。赤岳頂上山荘では水は500ミリリットルのペットボトルのみ、400円)、ケルンが印象的な硫黄岳に向かった。広い硫黄岳山頂は横岳の各山頂と違った面持ちで、雄大な爆裂火口や天狗岳などの北八ヶ岳の峰々の展望をゆっくり堪能、下山するのが惜しくなるほどであった。
赤岩ノ頭を過ぎると樹林帯の下りになる。赤岳鉱泉でゆっくり休み、沢伝いの北沢コースをとり美濃戸へ戻った。この北沢などではアブが大発生しているとの情報なので防虫スプレーを用意したが、多少アブはいたもの案ずるほどではなかった。例年だと8月中旬にはアブはいなくなるとのことである。
みんなのコメント