行程・コース
天候
初日:曇りのち雨 2日目:雨のち曇り
登山口へのアクセス
バス
その他:
焼岳登山者駐車場(中尾高原)に駐車
中尾高原(足湯前)バス停から新穂高ロープウェイ行きバスで約15分
→時間により要予約
この登山記録の行程
【1日目】
西穂高口駅(10:00)・・・西穂山荘(11:30)[休憩 60分]・・・西穂独標(14:00)[休憩 15分]・・・西穂山荘(15:25)
【2日目】
西穂山荘(06:25)・・・上高地・焼岳分岐(06:35)・・・池(08:00)・・・焼岳小屋(09:40)[休憩 30分]・・・中尾峠(10:40)・・・焼岳北峰(12:15)[休憩 20分]・・・中尾峠(13:35)[休憩 10分]・・・焼岳登山口(15:48)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
お盆休みの渋滞を避けるため、午前2時半に出発。
中央高速道路~長野自動車道~安房峠道路を通り7時過ぎに平湯、中尾高原登山者駐車場に
7時20分過ぎに到着。20台程とめられる駐車場は既に半分うまっていた。
準備をして徒歩10分の中尾高原(足湯前)バス停に向かう。
この時間帯に新穂高ロープウェイ行きバスに乗るには、事前に乗車予約が必要。
15分ほどで新穂高ロープウェイに到着。第1ロープウェイ、第2ロープウェイと乗り継ぎ西穂高口駅へ。
千石平園地を通り、登山道入り口へ。歩きやすい樹林帯をしばらく行くと、バリバリと
ヘリコプターの爆音がする。木々の間からすぐ近くを飛行するヘリコプターが見える。
つい先日ヘリコプターの事故があったばかりで。。。遭難者でも探しているのか、随分長い時間近くを飛んでいた。
西穂山荘までは1時間30分予定。登る人も多いし、大きなザックで下山してくる人も多い。
ツアーの団体さんとのすれ違いで足を止め、休憩をとっていた。
西穂山荘前はかなりの混雑。外テーブルに空きを見つけ、山荘名物のラーメンで昼食。
味噌ラーメンがピリ辛で美味しかった~
チェックインは13時からなので、ザックを軽くするため不要な荷物を外にある棚に置き、
丸山~西穂独標へ出発。
ハイマツの中を歩き丸山の頂上に到着。でも霧で景色も見れず、写真の背景も真っ白。。。
ここから先はガレ場というのか、ゴロゴロした石の上を歩く道がしばらく続く。
「西穂独標100m手前から岩稜帯となり、怖いと思う方は無理をしないで・・・」とあったので、
先に進むか考えていたが、みなさん迷うことなくフツーに登っていたのでつられて登る。
岩に白ペンキで○や→、×があるのでそれを目安に進む。
頂上手前には鎖。足元の岩を見るとポタポタと血の跡が!!
鋭角な岩が多いのでちょっとでも角にぶつかると流血してしまうのかな?!
下界は霧の中なので高度感がなく恐怖心もなかったけど、鋭い岩が怖かった・・・
霧がはれピラミッドピークがくっきり見えるとやはり切れたった斜面が怖い。
西穂独標より先は上級者コース、とても行けないとつくづく感じた。
岩稜帯を慎重に下り、ハイマツがはえているところまでくると、人慣れ?した鳥がいた。
白い点々模様のカラスに似た鳥「ホシガラス」だった。
ホシガラス山岳会の本が大好きで、本物のホシガラスに会いたいと思っていたから感激!!
横向きの写真はボケてしまい、後ろ姿の写真しか残っていないけど、なんだかカワイイ♪
雨にあわず西穂山荘に戻ってこれた。
「本日個室あります」とあったので、個室にグレードアップ。
やはり個室だと楽だな~いびきや着替えで周りを気にせずにすむ。でも更衣室は受付近くにありました。
夕食は写真の通り。豚汁が少々濃い味だけれどとても美味しかった。
鶏肉と白身魚のフライ(大葉がはさんである)、ミートボールに生野菜がついてボリュームがある。
夕食後から雨が降り出し雷もひどくなってきた。テント泊、大変そう。雷のため全館電気を消すかもしれないこと、避雷針のある渡り廊下は絶対に通らないことなど、館内放送があった。
星空はあきらめていたけど、雷が過ぎたあと、すこしだけ輝く星が見れた。
2日目
朝食時に気象予報士でもある支配人?からお天気予報を聞く。
今日は雨か。。。うーん残念。
ご飯がすすむおかずで、朝食もしっかりと頂き、予定より30分遅れで焼岳に向かい出発。
長い長い樹林帯を行く。雨はさほどでもないけれど木々からのしずくで濡れてしまうので、途中で雨具を着こむ。蒸れて暑い。不快指数があがる。風でもふいてくれればいいけど、樹林帯なので期待薄。
片側がひらけ明るくなったと思ったら、槍見台のプレートがあった。けれど、すべてが霧の中。
しばらく歩くと、霧だか水だかわからない幻想的な池が現れた。池から何かが現れそうで近づくにはちょっとこわい雰囲気、なのでスルーする。
2、3組の登山者に抜かれながら焼岳小屋に到着。小屋からも目の前にあるはずの焼岳はまったく見えず。
焼岳小屋の外トイレ・・・うーん・・・使えるだけ、ありがたいと思わなくちゃ!
トマトジュースを買い行動食で休息。汗だくだったので着替えをして雨具をしまう。蒸れにくい雨具欲しいな。
眺望も期待できないので、ここから中尾高原駐車場まで下ることも考えたが、せっかくここまで来たのでやはり焼岳北峰をめざす。
笹をかきわけ展望台に到着も焼岳他何も見えず、中尾峠まで下る。
途中でまた鳥に会う。ホシガラス?の子ども?でもなんか違うような。。。「岩ひばり」のよう。
ホシガラス同様にあまり警戒心がないのか?カメラ目線の写真が撮れた。
中尾峠の看板に火山情報が貼ってあった。
8/8付けの気象庁火山情報はチェックしてきたけど。。。
「8月9日23時に空振をともなう地震・・・」って?8月の発表後起こったこと?
家に帰ってから確認すると昨年の情報だった。よくよく見ると古そうな張り紙だったけど、日時が近くまぎらわしいので、せめて2017年も書いていて欲しかった。
中尾峠からはザレ場というのか砂地と岩の登り。(火山性砂礫とテレビで言っていた)
すべらないよう地道に○や→の方向にすすむ。
上高地方面から来たと思われる多くの外国の人々がとてもラフなウエア、身軽な装備で登っていく。
眺望はないけれど、日差しもなく風が通るので、樹林帯の湿気た道より気持ちよく登れる。
目の前に北峰は見えるが、ぐるりと回りこむような道になっていて先が見えない。。。
中の湯方面からの合流地点で、ほとんどの人がザックを置いて頂上まで登っていた。身軽だと登りやすい~360度パノラマのはずが一面雲の中。仕方ない、写真を撮り早々に下る。
疲れもでてきているので、気をつけて中尾高原駐車場めざして下山しなくては。
途中雲(霧)がはれ、焼岳小屋の屋根や、登ってきた道、大正池やこれから向かう中尾高原の町が見えたりと楽しい気分で下ることができた。北アルプスの山々は見ることができなかったが。
中尾峠からはまた樹林帯を3時間ほど下らないとならない。
新中尾峠からの合流後は、
秀綱神社(由来を聞くと悲しいし、うっそうと湿った樹林帯にある鳥居が怖い)、
鍋助横手(鍋助って何かわからず)、
暗い横穴でヒカリゴケを見れる、
白水ノ滝展望台(遠くに滝が見れる)
等々あるが・・・とにかく長かった。
登ってくる人にも会わず、下りで抜かされることもなく、まったく人に会わなかった。
(このルートは江戸時代後期に飛騨地方と信州をむすんだ飛騨新道といわれる古道だと「日本アルプス登山ルートガイド」にある)
駐車場に到着し初めて下山届なるものをポストに入れ、栃尾温泉にある民宿「栃尾荘」に向かう。
露天風呂もある源泉かけ流しの温泉、合掌造りの食事処で頂くお食事。すべてが美味しかったけど、朝食のアツアツ「ほうばみそ焼き」が絶品だった!(自家製味噌だそう)
初めての北アルプス、やはり雄大な山々を眺めたいのでリベンジしたいな!
フォトギャラリー:51枚
焼岳登山者駐車場
登山(下山)届ポスト。用紙、ボールペンがあり、引き出しは記入台になる。
新穂高ロープウェイ
登山道のはじまり。
すぐ近くを飛ぶヘリコプター。
西穂山荘が見えた!
山荘前の混雑ぶり・・・
丸山頂上
歩きずらいガレ場。
西穂独標に向かう。
○×→を目印に。
ピラミッドピーク
西穂独標
登ってきた道。
鎖場。下りが怖い。
ホシガラスの後ろ姿。
野生のりんどうの茎はしなやかで細い。
山荘前からの眺め。
西穂山荘
夕食
朝食
六百山の部屋
西穂山荘から下って焼岳に向かう。
上高地への分岐。
なだらかな道。
紅い実がかわいい「オオバタケシマラン」
槍ケ岳が見えるんだよね。。。多分。
晴れていれば槍ケ岳が見える方向。
誰かが置いたのか?オブジェのよう。
ちょっと危ない道。
小屋の後ろに迫力の焼岳が見えるはずですが・・・
焼岳小屋
小屋から展望台への道
岩ひばり
カメラ目線。
展望台から下り、中尾峠へ。
火山情報の注意書き。
上高地が見えた。
西穂独標とはちがう岩々。
中尾高原(多分)
中ノ湯からの合流地点。
焼岳北峰山頂
下から見る北峰。
登ってきた道がきれいに見える。小さく焼岳小屋の屋根も。
新中尾峠からの合流地点。
鍋助横手
遠くに滝が見える。
沢を渡り道路へ。
登山口
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | 水筒・テルモス | ヘッドランプ | タオル | 帽子 |
グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス | ノート・筆記用具 |
腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
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