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20181013 雲仙岳三峰巡り~妙見岳・国見岳・普賢岳

妙見岳、国見岳、普賢岳( 九州・沖縄)

パーティ: 1人 (ぼっけもん さん )

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行程・コース

天候

晴れ!

登山口へのアクセス

バス
その他: [往路] 福岡市内~雲仙
①5:55発 博多 かもめ1号(長崎行) - 7:39着 諫早
<<[島鉄バス]島原・雲仙・諫早線(雲仙行)>>
③8:15発 諫早駅前 - 9:36着 雲仙
[復路]雲仙~福岡市内
<< [島鉄バス]島原・雲仙・諫早線(諫早駅前行)>>
①17:14発 雲仙 - 18:34着 諫早駅前
②19:12発 諫早 かもめ40号(博多行) - 20:56着 博多

この登山記録の行程

雲仙温泉09:50 - 10:26池ノ原園地10:27 - 11:49妙見岳 - 12:13国見岳12:31 - 12:55鬼人谷口12:56 - 12:59紅葉茶屋13:00 - 13:48雲仙岳14:08 - 14:16紅葉茶屋14:17 - 14:46仁田峠14:49 - 15:17池ノ原園地 - 17:07雲仙温泉

コース

総距離
約11.9km
累積標高差
上り約1,116m
下り約1,118m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

 「雲仙岳」に行ってきました。島原半島中央の複式火山である「雲仙岳」は、普賢岳、国見岳、妙見岳の三峰、絹笠岳、高岩岳、野岳、矢岳、九千部岳の五岳からなる山々の総称として知られており、「三峰五岳の雲仙岳」とも呼ばれています。最高峰は、平成2年から8年にかけての大規模な噴火により形成された「平成新山」(1483m)であり、「平成新山」周辺に警戒区域が設定されているため一般の立ち入りを制限されています。
 今回歩いたのは普賢岳、国見岳、妙見岳の三峰。特に、普賢岳は学生時代に仲間と
一緒に登った山であり、山頂で昼寝などをしてのんびりと過ごした記憶があります。その数年後にあのような大規模な噴火が起こるとは想像だにできず、ニュースで火砕流により多くの方々亡くなったことを知り、衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。火山活動は平成7年春にはほぼ沈静化、平成11年から普賢岳登山が再開され、現在に至っています
 さて、今回のルートは
 〇 雲仙温泉~仁田峠~妙見岳~国見岳~普賢岳~仁田峠~雲仙温泉
であり、雲仙温泉観光協会の登山ガイド(※)にある「野岳ルート」と「妙見・国見・普賢岳ルート」を組みわせたルートになります。ご参考までに、仁田峠から妙見岳にはロープウェイがあり、一気に標高を稼ぐこともできます。登山道は道標などがしっかり整備されており、危険な個所はありません。
 ※ http://www.unzen.org/about/guide.html

[参考情報]
◎湯の里温泉共同浴場 http://www.unzen.org/daytrip/detail4.html
◎雲仙地獄 http://www.unzen.org/tourism/spot1.html
◎博多~長崎間のお得な2枚きっぷ(指定席)
 http://www.jrkyushu-kippu.jp/fare/ticket/17

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フォトギャラリー:101枚

おはようございます。ここは博多駅です。ちょうど、乗車予定の「かもめ1号」が入ってきました。「かもめ1号」で諫早駅まで行き、そこから島鉄バスに乗り換え雲仙に向かいます。それにしても「かもめ1号」の面構え、ロボットのようすね。メタリックボディと合わせ男の子的にはワクワクします(笑)。

無事に諫早駅に到着し、島鉄バスに乗り換えです。見えているの建物が諫早駅の新駅庁舎で、九州新幹線西九州(長崎)ルート建設に伴い駅周辺も含めてリニューアルが進められており、新駅舎は今年の8月から利用が始まっています。出来立てのホヤホヤ。

駅舎ビルの向かい側にあるのはバスターミナル。ここから雲仙行きのバスがでます。

諫早からバスに揺られること、約1時間20分、ようやく島鉄バスの雲仙バス停に到着しました。ここが今日の普賢岳へのスタート地点になります。それにしても長ったなぁ~。

山に向かう前に雲仙バス停の近くにあった、温泉(うんぜん)神社で無事の山行を祈って参拝します。そのご利益があったのでしょうか、普賢岳山頂近くでスマホを落とすというチョンボをやらかしてしまいましたが、無事回収できました(詳しくは後ほど)。

こちらが拝殿。拝殿の両脇に木が植えられていますが、この中にとてもユニークな狛犬さんがいらっしゃいました。関心のある方は、写真の末尾にまとめて掲載していますので、関心ある方はご覧ください。

お参りを済ませたところで、まずは荷田峠を目指して出発~。秋晴れの空、青く、高く気持ちがいいですね

この坂を登っていくと

九州自然歩道への入口があります(国道57号と国道389号線の交差点あたり)。

この辺りはミヤマキリシマの群生地になっています。ミヤマキリシマの見ごろは5月中旬ごろですが、季節外れのこの時期に、何故か花をつけている株がありました。異常気象のせいかなと気にはなりますが、これはこれで「ラッキー」とばかりにしっかり写真に納めさせていただきました(笑)。

この辺りは「雲仙池の原」と呼ばれていて、ミヤマキリシマは国の天然記念物となっているそうです

わかりやすいですね~(笑)。

うっすらと紅葉がはじまっています。

まるでブーケのよう。

ようやく2合目、先はながいなぁ。

この辺りから、やや荒れ気味。

3合目

やはり九州ですね、この時期でもまだまだ深緑が美しい。

4合目

仁田峠に到着(標高約1070m)。

正面に見えるのは妙見岳。仁田峠は妙見岳の麓に位置し、国道389号線から有料道路を通って車でも来ることができます。トイレが整備されており、ここからロープウェーで妙見岳山頂に行くこともできます。

こちらは妙見岳に向かう登山道。山家(?)の私はもちろん歩きで(笑)。

妙見岳の山肌を覆うススキの群れ。

山頂のロープウェー駅が見えてきました。

振り返ると見えているのは島原湾、その向こうには宇土半島と天草の島々。

仁田峠から20分ほどで山頂直下のロープウェイ駅に到着。後ろのこんもりした丘が妙見岳山頂になります。

まずは本日の1座目、妙見岳ゲット。

山頂は木に覆われあまり眺望がありませんが、山頂のすぐ近くに展望所があり、そこで360度のパノラマが楽しむことができます。

展望所からの眺め。こちらはこれから向かう普賢岳。その奥で荒々しい山容を見せているのは「平成新山」。日本で一番新しい山であり、平成16年4月に国の天然記念物に指定されているそうです。

右の方向に視線を移すと、素晴らしい景色が広がっています。
宇土半島と天草諸島(上島)

天草諸島(下島)方面

橘湾と長崎半島方面

右のピークがこれからむかう国見岳。尾根を伝って山頂を目指すことになります。

尾根の途中にあった妙見神社

気を引き締めて行きましょう!

気を引き締めて行きましょう!

右側には普賢岳と平成新山

目の前にどーんと聳えているのは国見岳。

山頂に続く登山道

登山道の途中から。振り返ると妙見岳と歩いてきた尾根道。

橘湾もしっかり確認すらことができます。

こちらは天草方面

岩場もあります。

分岐から10分ほどで、山頂に到着しました~。

山頂の様子。

山頂は東側に視界がひらけており、有明海を一望できます。

ちょっとアップしてみました。遠くに見える山並みは、鶴見岳や九重連山のようです。

こちらは普賢岳と平成深山。手を伸ばせば届きそうな感じですが、計画ではここから1時間ほどかかります。先はまだまだ長い。

再び、国見岳への分岐に戻ってきました。ここから普賢岳に向かいます。

登山道の様子。

こちらは妙見岳。

紅葉茶屋。ここから山頂に向かいます。

山頂に向かう登山道。明瞭な道で迷いようがないはずが、獣道に込んでしまいました。スマホを使い登山道に復帰できたのですが、途中でスマホを落としてしてしまうという痛恨のミス。バッグの口が閉まっていなかったようで、藪漕ぎをしている最中に落ちてしまったようです。今度はスマホ探しで藪漕ぎをする羽目に。すぐに見つかると軽く考えていたのですが・・・、枝や熊笹が複雑に入り組む藪の中で、そう簡単に見つかるはずもなく。探すこと40分、これ以上時間をかけると帰路に影響がでてしまいかねず探索を断念。

普賢岳山頂に到着~!(ここまでは大きく凹んでいたのですが、標柱を見たとたんテンションアップ。自分で言うのも何ですが、立ち直りが早すぎませんか(苦笑))。

ちょっと引いて見ます。平成新山が標柱の後ろにドーンと。

こういう状況でも、タッチは忘れない(苦笑)。

晴天に恵まれたこともあり、山頂は大勢のハイカーで賑わっていました。

こちらは天草方面

有明海。まだまだ見ていたいのですが、スマホ探索に余計な時間を費やしてしまったこと、山頂の混雑もこれあり、早々に退散します。

再びの紅葉茶屋の分岐。下山途中で、どうしてもあきらめきれず再度のスマホ探索を実施。なんと、あったんですよ~、あんなに探しても見つけることができなかったのに、拍子抜けするくらい簡単に見つけることができました。『探すのをやめた時~♪、見つかることもよくある話で~♪』、あの井上陽水の歌が頭を駆け巡ってしまいました。

気持ちは一転、足取りも軽やかに~♪

空を見上げる余裕もでてきました(笑)。

妙見岳、国見岳、普賢岳とめぐって仁田峠に戻ってきました(普賢岳からの登山道を振り返って一枚)。

平成新山の山斜面が見えています。すっかり、雲仙岳の一部となっていますね。

仁田峠からの眺望(天草方面)

こちらはロープウェイ駅

さて、雲仙温泉に向け急ぎましょう

雲仙温泉に戻ってきました。雲仙のマンホール。

途中で立ち寄った湯の里温泉共同浴場。雲仙温泉商店街裏通りに位置し、雲仙温泉で最も古い歴史を持つ共同浴場施設だそうで、料金は200円。

今日も貸し切りです、お得感がありますね~(笑)。脱衣所で一緒になった地元の人によれば、ここは源泉をそのまま使っているそうで、パイプが痛むため薄めてつかっているホテルの温泉とは違うんだぞと力説されいました。それを聞くとますますお得感が(笑)。

予定のバスまで時間があるので、バス停近くの雲仙地獄めぐり。

大勢の観光客が訪れていました。

雲仙バス停に戻ってきました。

スマホを落とすといった事件もありましたが、三岳+温泉にくわえ地獄めぐりもでき、そこそこ満足のいく山行となりました。ということで、今日も無事で「おやっとさぁ」でした!

帰りのバスから見た夕日

明日もいい天気になりそう。

【番外編:温泉神社の狛犬達】まずは阿形。猿を思わせるようなビックリ顔の狛犬と台座にもたれる小さい狛犬(?)がセットになっています。

アップで見るとこんな感じです。

こちらは台座によりかかる狛犬、妙に愛嬌があります。

吽形。木の茂みの中に狛犬が隠れており、こちらも、阿形と同じく台座のそばに可愛らしい狛犬がちょこんと鎮座しています。

アップで、なんだか「西郷どん」ににていません?(笑)

こちらは台座近くの狛犬。撫でてやりたくなるような愛くるしさを醸しだしています(笑)。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア 登山靴
バックパック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子
グローブ 着替え 地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計
カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル 医療品
熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール
GPS機器

みんなのコメント

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  • ぼっけもんさん、こんにちは!

    火砕流という恐ろしい現象を初めて知ったのが、あの雲仙普賢岳の噴火だったと思います。
    現在は山頂まで登れるのですね。 有珠山の昭和新山ならぬ平成新山の存在も初めて聞いて勉強になりました。

    ・・・等と言いつつ、この日の突っ込みどころは、何といってもスマホ、ですね!!(笑)
    まさか、山頂からの帰り道で発見されるとは温泉神社の御利益恐るべし、ぼっけもんさんが小躍りする姿が目に浮かびます!

    その温泉神社のどっしりとした鳥居、そして木陰に隠れているような猿、いや狛犬、・・・更には足元に寄り掛かるような狛犬まで、突っ込みどころ満載のレコ、、、これはもうコメントせずには済まされまいと、遅ればせながらコメントさせて頂きました!(笑)

    PS.狂い咲き(?)のミヤマキリシマにも一本取られました~。

  • ガバオさん、こんにちは!

    いつも突っ込み、(失礼!)コメント、ありがとうございます。
    久しぶりにやらかしてしまいました~(汗)財布とカメラに続く、スマホ。こちらではレスキューを呼ぶことも難しいため、気を付けていたのですが、のど元過ぎればなんとやら。自分の粗忽さにただただあきれています。しばらくは、「財布よし!、カメラよし!、スマホよし!」の指差点呼が欠かせません(^-^;。

      ぼっけもん拝

登った山

雲仙岳

雲仙岳

1,359m

国見岳

国見岳

1,347m

妙見岳

妙見岳

1,333m

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