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錦秋の仙丈ヶ岳(3C)

仙丈ヶ岳( 南アルプス)

パーティ: 1人 (すてぱん さん )

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行程・コース

天候

初日:晴れ、2日目:晴れ

登山口へのアクセス

バス
その他: 竹橋より毎日アルペン号で仙流荘(戸台口)
南アルプス林道バスで大平小屋

この登山記録の行程

【1日目】
大平山荘(07:21)・・・馬の背ヒュッテ(09:18)・・・仙丈小屋(10:25)・・・仙丈ヶ岳(12:00)・・・仙丈小屋(12:40)

【2日目】
仙丈小屋(06:11)・・・仙丈ヶ岳(06:35)・・・小仙丈ヶ岳(07:45)・・・五合目(大滝ノ頭)(08:53)・・・北沢峠(10:00)

コース

総距離
約9.2km
累積標高差
上り約1,390m
下り約1,312m
コースタイム
標準7時間15
自己7時間8
倍率0.98

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

初めての南アルプス。8月の天候不順もあり、紅葉は半ば諦めていたのだが、どうしてどうして、なかなかの色づき。通常なら日帰りも可能なコースだろうが、快晴にも恵まれ、紅葉と稜線歩きをゆっくり楽しんだ。

紅葉は、仙丈小屋の方曰く昨年よりも馬の背辺りの色づきがいいとのこと。甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳はもちろん、稜線からは北アルプスから中央アルプスの全山が見渡せ、仙丈ヶ岳の山頂からは北岳と富士山が並んでそびえる景色を堪能した。

財布をバスに置き忘れ、慌てて登山道から引き返して大平小屋や南アルプス林道バスの方に親切にしていただいたり、御嶽山の噴火の瞬間を偶然遠望したり(被害が小さければいいのだが)、秋には珍しい雲海が広がったり、はたまた雷鳥の親子に出会ったり、今回の登山はイベントが盛りだくさんであった。
紅葉シーズンの休日とあって賑やかではあったが、北アルプスのそれよりはずっと静かな雰囲気を楽しめた。

北沢峠から広河原経由で甲府に出る予定であったが、当てにしていたバスがないとのこと。急きょ、仙流荘行きのバスに飛び乗ったが、帰り方や、車中から帰りの高速バスの手配までしていただき、大変助かった。今回は、小屋やバスの方々の人情や親切が身に沁みた山行でもあった。

今回の反省、財布はズボンのポケットに入れるな

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フォトギャラリー:51枚

南アルプス林道バスは、予定よりも1時間早く臨時便の運行開始
高速バスからほぼノンストップで、北沢峠に向かうことに

後で、とても親切にしていただいた大平山荘

登り始めて30分、なんだか胸騒ぎがして確かめたら、財布をバスに落としてきたことに気づく

大平小屋まで戻り、事情を話して無線で連絡をしてもらう。次のバスが持てきてくれることに

バスが財布を届けてくれるのを待っていると、小屋の近くから槍・穂高が見えていることに気づき、嬉しくなる

バスの運転手さんから無事財布を受け取り再度登山開始。ロスタイムは1時間半弱。

藪沢でも紅葉が進んでいて、期待が膨らむ

藪沢を登り、高度が上がるにつれて、甲斐駒ヶ岳が姿を現す

馬ノ背ヒュッテ前の黄葉

ナナカマドの紅葉

仙丈小屋が見えてくる

千丈小屋でカレーをいただきながら景色を楽しむ

仙丈ヶ岳に向けて登る。馬ノ背はダケカンバが黄葉。甲斐駒ヶ岳が雄々しい

仙丈ヶ岳頂上より富士山と北岳が並ぶ姿

御嶽山から上がる噴煙を遠望。偶然、雲間から音も無く鉛筆のように雲が突き出るのを目撃。みるみる噴煙は広がった。周囲に異変に気付いたような様子は感じられなかったが、自分も小屋に戻って初めて噴火だったことを知る。

雲海に覆われていく紅葉の馬の背

雲海に浮かぶ甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳

藪沢カールに差し込む夕日

槍穂高連峰を始め、北アルプス、中央アルプスが遠望できた

翌朝、再び仙丈ヶ岳山頂へ

雷鳥の親子5羽ばかりと遭遇

ウラシマツツジが鮮やかに紅葉していた

仙丈ヶ岳

ナナカマドの紅葉は小千丈尾根の方が鮮やかだった

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装備・携行品

みんなのコメント

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  • 御嶽山の噴煙遠望の記録がありました。そのときよもやあのような被害が発生していたとは思わなかったでしょう。写真ののどかな雰囲気にギャップを感じました。火山情報の一つの資料になります。

  • turukouさん、コメントありがとうございます。
    当日は偶然、噴火の瞬間を見ていました。仙丈ヶ岳の山頂付近から「あっちが御嶽山の方向だよなあ」と思ってい見ていたら、雲間から灰色の棒のようなものが突き出てきて、季節外れの入道雲がわくんだったら危ないなあと思っていました。すると、みるみるその雲が大きくなり、あの雲が近づいてきたら雷雨だと、予定を切り上げて小屋に戻りました。音も全く聞こえませんでした。噴火だと知ったのは、小屋に戻ってからです。
    翌日は、噴火との関連はわかりませんが、仙丈ヶ岳から小仙丈ヶ岳にかけての稜線上でも、ときおり硫黄の臭いがいたしました。
    同じ山登りが好きな人たちに多くの犠牲が出てしまったことに、心が痛みます。亡くなられた方々のご冥福を祈ります。

登った山

仙丈ヶ岳

仙丈ヶ岳

3,033m

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