行程・コース
この登山記録の行程
元郷(08:00)…臼杵山(09:06)[休憩 6分]…市道山(09:59)[休憩 10分]…入山峠(11:17)[休憩 3分]…刈寄山(11:30)[休憩 21分]…今熊山(12:26)[休憩 10分]…今熊神社遥拝殿(12:48)[休憩 5分]…武蔵五日市駅(13:38)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
今回は奥多摩の秋川渓谷にある戸倉三山と今熊山を縦走トレランしてきました!
去年同じ頃に今熊山から刈寄山、市道山を通って醍醐丸・和田峠を経由して陣馬山まで縦走しましたが、今回は武蔵五日市側の臼杵山から今熊山方面にぐるっと周るコースを走りました。
このコースは日本山岳レースのハセツネ30Kのコースの一部でもあり、トレイルランナーに人気のコースです。この日もランナーさんたくさんすれ違いました。
お隣の大岳山、陣馬山、高尾山稜よりマイナーな山でとても静かですが、山深く人気(ひとけ)がなく、一部ヤセ尾根や岩肌が険しい箇所もあるため単独山行の場合は、ケガや滑落に注意必要です。
戸倉三山は山深く木に囲まれたところが多いので、殆ど展望はありません。休憩箇所が少なく刈寄山と今熊山くらいしかベンチ設置されていません。
今熊山は今熊神社から来るハイキング観光客が多く、この時期は桜が見所でこの日も多くの観光客で賑わっていました。
この日は全体的に晴れていましたが、山梨側はうすーい雲張っていました。奥多摩の山々や下界の街並みはキレイに見渡せました。
▼アクセス
今回は、元郷(もとごう)バス停からスタートしました。手前の荷田子(にたご)バス停からも臼杵山に登れるコースありますが、かなり急登なコースで高低差もあります。
JR武蔵五日市駅の①番バス停乗り場から藤倉行きに乗ると、荷田子やその先の元郷バス停に着きます。バス停付近に駐車場ぽいのは見当たりませんでしたので、車の場合は、武蔵五日市駅に駐車してバス利用した方が良いです。
登山口は元郷バス停の目の前にあります。バス降りたところに臼杵山登山口の案内があるのですぐ解ります。バス停目の前の民家の間を登っていくとそのまま登山道に入ります。
▼~臼杵山(うすきやま・うすぎやま)
戸倉三山の中で臼杵山は一番標高があり標高差があります。前半はほぼ登り坂です。逆側の今熊山側から臼杵山方面に向かうコースの場合、後半の登りがかなりキツくなります。
最初のくの字の箇所を過ぎると尾根道に入ります。尾根道も木に囲まれているので殆ど展望はありません。ひたすら前を向いて登っていきます。臼杵山の山頂まで1箇所ピークがあり下り坂もありますが、その先はずっと登り坂が続きます。
途中、アンテナが設置された人口物があり、青梅市や奥多摩の御岳山が見渡せます。2つ目のアンテナ過ぎるとその先に小さな神社(臼杵神社)があり、荷田子からのグミ尾根の分岐過ぎると臼杵山の山頂に到着します。
臼杵山の山頂も木に囲まれていて殆ど展望はありません。木の間から青梅の街並みが見える程度です。山頂部は狭くベンチやテーブルが設置されていないので座る場所はありません。単独トレランの場合はまだ良いですが、団体登山する場合は、休憩場所を調べておいたほうが良いと思います。
▼~市道山(いちみちやま)
臼杵山から急坂を一気に下ります。数か所小ピークがありアップダウンが連続しますが、下り坂は最低鞍部まで続きます。最低鞍部まで下ると目の前に急坂が見えてきます。この急坂を登り返すと市道山の山頂です。山頂手前に笹平バス停方面に向かう登山道の分岐があります。
市道山も地味な山頂で展望は殆どありません。山頂から生藤山側の山々が見えます。この山頂も休憩場所はなく、岩や木に座って休憩しました。
この山は八王子八峰の一つで、分岐から醍醐丸に続く奥高尾縦走路です。醍醐丸を通って生藤山や和田峠・陣馬山方面に縦走することができます。去年はここから醍醐丸を経て陣馬山に向かいました。ハセツネ30Kの山岳耐久レースはこの山頂は経由せず、手前の分岐から醍醐丸に向かいます。休日はトレイルランナーさんが多く、この日も何人かすれ違いました。市道山までは1組程度しかすれ違わず、臼杵山がいかにマイナーか思い知らされました。
▼~刈寄山(かりよせやま)
市道山から醍醐丸に続く分岐を過ぎると峰見通りというコースに出ます。入山峠まで下りが続きますが、アップダウンが多く登り下りが連続します。地図上では鎖場とありますが、それらしいところはありませんでしたが、一部岩が突出したところもあり、ケガしないよう注意して通ります。
入山峠まで細かい分岐とまき道がありますが、殆ど一本道なので標識見ていれば迷うことはないと思います。入山峠まで下るとアスファルトで舗装された道路に出ます。間違えて作業道通らないよう注意します。
峠から10~20分弱程度登ると刈寄山の山頂に到着します。山頂手前に2箇所今熊山に向かう分岐があります。山頂経てから今熊山側に行く場合、この分岐に戻ってくる必要あります。今熊山に直接向かうは分岐から行けば刈寄山の山頂は通りません。
刈寄山の山頂は戸倉三山の中で一番広々としています。あずまやと数個のベンチが設置されていて、青梅市側の街並みが見渡せます。
山頂から武蔵五日市側に向かうコースの分岐がありますが、今回は今熊山を経由して下ります。
▼~今熊山(いまくまさん)
刈寄山の山頂から分岐まで下ると、ちょっとした登り坂があります。この先、小ピークが連続しますがまき道もあるためうまく利用します。
分岐点が増えますが、道標が多いので迷うことはないと思います。
今熊山は山頂部全体が神社になっています。一番高いところに遥拝殿があり、周りに桜がキレイに咲いていました。
登山口にある今熊神社から登ってくる観光客が多く、この日も多く観光客で賑わっていました。
晴れていれば山頂から東京方面にスカイツリーが見えるようで、途中の登山道からの展望も良いです。展望台にはトイレが設置されていますが、キレイなトイレって感じはしなかったので、あまり期待しないよう。
▼今熊神社遥拝殿~変電所~武蔵五日市駅
今熊山の山頂から展望眺めつつ、今熊神社方面に下って下山します。神社手前は階段があり、足と膝に堪えます。
神社でこの日の無事に感謝し一礼して下山します。今熊神社は色とりどりの桜が咲いていていました。桜目当てに多くの観光客が参詣されていました。
今熊神社からはアスファルトの道路を通り、今熊山登山口のバス停まで行けますが、今回はバス便までかなり時間あったので、変電所側を通って徒歩で武蔵五日市駅に向かいました。
思ってた以上に距離がありました…まず、変電所がかなり広大で、ぐるっと周るだけで時間掛かります。また、変電所から小和田まで登山道を通ることになります。この登山道は分岐が多く、地図がないと迷うかもしれません。途中、金剛の滝を経由しますが、体力尽きてたのでこの日滝には寄らず下山しました。
登山道から出るとお寺があり小和田に出ます。小和田からは五日市の町を通って道路に出て駅に向かいます。
登山目的で戸倉三山を縦走する場合は、複数人で行く方が良いと思います。静かなのは良いですが、不安になるくらい人が居ません。
休憩場所は刈寄山、今熊山の山頂部が良いと思います。他の山頂は狭く座る場所がありません。途中の登山道にも休憩場所がなく、ロングコースとなるため体力と時間勝負の縦走路です。
三山全部縦走する場合は時間掛かりますが、登山口が多く登山口付近にバス停がありアクセスは良いです。
トレランで縦走する場合は、今熊山から醍醐丸側に抜ける奥高尾縦走路を通った方が良いと思います。今熊山から登ると登りがキツイですが、ハセツネ30Kレースのコースでもあるため、トレランの練習になります。
市道山から臼杵山はマイナーコースで、急坂が多く道も狭いのでトレランには適していません。
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JR武蔵五日市駅の①番バス停乗り場から藤倉行きのバスに乗り、元郷バス停に向かいます。登山口はバス停目の前にあります。
元郷バス停目の前の民家の間を登っていきます。
地図上の「くの字」の地点まで急坂をぐいぐい登っていきます。
尾根道に出ますが、周りは木に覆われています。登りはまだまだ続きます。
あちこちにキレイな花が咲いてました。
最初のアンテナ。
その先にある2つ目のアンテナ。ちょっと見晴らし良くなりました。
街並みが見渡せます。青梅市側でしょうか。
刈寄山方面。
2つ目のアンテナ過ぎると臼杵神社に着きます。無事を祈り一礼。
グミ尾根・荷田子峠に続く分岐点です。
グミ尾根は元郷コースより急登で高低差があります。
分岐過ぎたところに臼杵山の山頂があります。山頂は狭く木に覆われていて展望は殆どありません。臼杵山は戸倉三山の中で最高峰の山です。
ちょっと座れる木の椅子を見つけて休憩。青梅方面の街並みが見えます、
市道山に向かいます。奥多摩方面の山々が見えました。馬頭刈山と金毘羅山かな?
最低鞍部まで下ると目の前に急坂が見えてきます。この急坂を登り返すと市道山の山頂です。
市道山手前の分岐。笹平バス停から登ってくるとこの分岐に着きます。
市道山の山頂に到着。市道山は八王子八峰のひとつでもあります。山頂は狭いですが、臼杵山よりは展望良いです。ベンチはないので岩や木に座って休憩。
入山峠まで下り刈寄山に向かいます。
市道山の山頂から下ると醍醐丸の分岐点に着きます。ここからハセツネ30Kレースのコースと合流です。
奥多摩の大岳山が見えました。
日本山岳耐久レース10K地点。アップダウンを登ったり下ったり。何人かトレイルランナーさんとすれ違いました。
大岳山くっきり。
入山峠に到着。入山峠はアスファルトで舗装された道路ですが通行止めになってました。
入山峠の分岐から直接今熊山に行くことができます。この分岐から行くと刈寄山は通りません。
入山峠から10~20分程度登ると刈寄山の山頂に着きます。山頂手前の階段が堪えます。
刈寄山の山頂に到着!
戸倉三山の中では最も見晴らしの良い山頂です。
休憩用のベンチが複数とあずまやが設置さりていて、団体ハイカーでも休憩できるスペースがあります。
山頂で一休憩して今熊山に向かいます。刈寄山山頂付近の坂は急坂なので、滑らないように注意して下ります。
刈寄山・入山峠から今熊山まではほぼ下り坂ですが、小ピークが連続しますが、まき道もあります。
今熊山山頂手前の階段。今熊山は山頂部は神社になっています。
今熊山の山頂に到着!たくさんの観光客で賑わっていました。
山頂部の桜。見頃をちょっと過ぎたあたりでしょうか。
山頂の一番高いところに遥拝殿があります。無事に感謝して一礼。
今熊神社について。
桜をあっぷで。とてもキレイです。
山頂から少し下ったところの展望台。トイレが設置されています。
今熊神社遥拝殿まで下ってきました。神社手前に紫色のキレイな花が咲いています。
今熊神社遥拝殿でこの日の山行の無事に感謝!
桜がとてもキレイです。ちょうど見頃だったので、来週には散り始めてると思います。
落ち着いてて雰囲気のあるキレイな神社です。
今回は今熊山登山口のバス停は使わず、変電所側から歩いて武蔵五日市駅に向かいます。後で後悔しました orz
かなーり広大な変電所で一周(半周)するだけで時間掛かります。
変電所の横に今熊山の登山口があります。この登山口は今熊山裏の登山道の入り口です。
変電所通り過ぎると再び登山道に入ります。急坂はないですが、下山して油断してたので気分的にキツイです^^;
分岐が多いので、道間違いに注意しながら進みます。
登山道から抜け出すとお寺の目の前に出ます。
小和田から五日市の道路に出て、武蔵五日市駅に到着。素直に今熊山登山口のバス停側から歩けば良かったと後悔…
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア | トレランシューズ |
バックパック | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 地図 |
コンパス | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | 健康保険証 | ホイッスル |
医療品 | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | トレッキングポール |
GPS機器 | |||||
【その他】
水1.5ℓ (ハイドレーションパック1.5ℓ) ウィダーインゼリー、プロテインゼリー ※トレッキングポールはトレラン用ポール (軽量、折り畳み式) 緊急時以外未使用 ※地図、コンパス、時計、GPS、カメラはスマフォアプリ |
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