山友達に勧められて初めての北高尾山稜。北高尾だけだと午前中で終わってしまうので生藤山から陣馬山の行程も追加してみました。
ＪＲ藤野駅８：０６発のバスは大混雑。陣馬山が目的かと思いきや、結構な人数が私と同じ「鎌沢入口バス停」で下車。皆さん、生藤山の桜がお目当てのようです。生藤山までの行程では桜がちょうど見ごろでしたからね。
バスを降りたら早速スタート。スタート直後、八幡橋を渡ります。架け替え工事で通行止めでしたが今はもう大丈夫。桜咲く舗装路を登っていく途中、ニホンザルの群れが道を横断しましたが、目を合わさずにやり過ごして鎌沢休憩舎に到着。ここで朝食。トイレもあって便利。
休憩舎を出てすぐの民家の脇から登山道に突入。しばらく登って尾根に出ると、樹々の切れた場所からは左側に富士山がくっきり。絶景を楽しみながら三国山に到着。三国山山頂は広々していてベンチもあり、富士山を眺めるのにもちょうどいい感じ。
が、三国山から先は登山道の様子がちょっと変わりました。道幅は狭まり、岩がむき出しになり、アップダウンが連続する道になります。三国山までの広くて歩きやすい道とは全然違いますが、人の少ない稜線歩きはやっぱり気分いいです。巻き道でピークを避けることも可能でしたが、そこはあえてピーク to ピーク。茅丸、連行峰、山ノ神、醍醐丸と縦走して和田峠に到着。
和田峠からは直登ルートで陣馬山。長い木段登りの３連発で気分的に萎えてしまい、大混雑の山頂で少し休憩した後に堂所山へ。途中、明王峠は桜が咲いていて、それを眺めて滞留する人達で阿鼻叫喚。なので、立ち止まらずに素通りで堂所山に到着。
ここから先はいよいよ未踏の北高尾山稜。尾根道は基本的に樹林帯なので眺望はほとんどなし。フラット道と急登・急降下が交互に現れ、進むごとに体力を搾り取られていく感じ。まさに修行です。なお、狐塚峠あたりからは並行する林道がすく横に見えるので、アップダウンでへこたれたらフラットな林道での下山も可能。
富士見台から八王子城跡（八王子神社）に向かう道は少しトリッキー。やや荒れた感じで、道らしく見えない箇所や木の根っこの斜面を１段登った上に道が続いている箇所なんかもあるので標識を見落とさないように。その後、うら侘しい感じの詰の城の天守跡を過ぎ、崩落で通行止の沢を見た後、八王子神社方面に登ったらポンプ付きの井戸。そして、その先のトイレの向こう側が八王子神社（八王子城跡）。あとは神社の参道を通って駐車場まで下山。途中、八王子方面の市街地が一望できる箇所もありました。
北高尾山稜は思った以上にハードなアップダウンの波状攻撃でした。が、標識はマメに設置されてますし、道は整備されていますし、何よりも人が少ないので、こっそりソロでトレーニングするにはちょうどいいかもしれません。