行程・コース
天候
初日:高曇り、2日目:晴れのちガス
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
仙流荘駐車場を利用。
06:05仙流荘発~06:40歌宿着(南アルプス林道バス)
15:15歌宿発~15:45仙流荘着(同上)
この登山記録の行程
【1日目】
歌宿(06:50)・・・大平山荘(08:05)・・・北沢峠(08:23)・・・長衛小屋(08:35)[休憩 80分]・・・北沢峠・・・五合目(大滝ノ頭)(11:48)[休憩 5分]・・・小仙丈ヶ岳(13:10)[休憩 10分]・・・仙丈ヶ岳(14:34)[休憩 15分]・・・小仙丈ヶ岳(15:46)[休憩 10分]・・・五合目(大滝ノ頭)(16:30)[休憩 5分]・・・北沢峠・・・長衛小屋(17:30)
【2日目】
長衛小屋(05:15)・・・仙水小屋(05:48)・・・仙水峠(06:17)[休憩 5分]・・・駒津峰(07:48)[休憩 10分]・・・甲斐駒ヶ岳(09:21)[休憩 20分]・・・駒津峰(10:41)[休憩 14分]・・・仙水峠(11:33)[休憩 5分]・・・仙水小屋[休憩 3分]・・・長衛小屋(12:32)[休憩 55分]・・・北沢峠(13:40)・・・大平山荘(14:05)・・・歌宿(15:00)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
歌宿までバスが通じたので残雪の仙丈・甲斐駒へ。仙丈ヶ岳の果てしない雪の稜線と、甲斐駒の厳めしい岩の山頂の両方を堪能し、今年の雪山登山は一応これで〆。
【28日 仙丈ヶ岳】
前日、仙流荘の登山者用駐車場で車中泊して、06:05発のバスで歌宿へ。歌宿から北沢峠は標高差400mほどを緩やかに登る林道歩き。90分ほどだがテン泊装備なので結構消耗。これが響いて仙丈ヶ岳への登りはペースがまったく上がらず、しかもなだらかなイメージの仙丈は意外と急登続きでやっとの思いで小仙丈に辿り着くが、そこから見える仙丈ヶ岳は遥か遠く、アップダウンの彼方。しかし眺望は素晴らしく、目の前には仙丈ヶ岳の優雅なカール、左には富士山、北岳、間ノ岳が揃い踏み、振り替えれば鋸岳、甲斐駒から鳳凰へ連なる山並み。そして空には環水平アーク。
たっぷり雪の残る稜線を1歩づつ前へ。リッジもトラバースも踏み跡がしっかりしているので危なげない。ただし、踏み抜きゾーンが散在。最後に急斜面をつめて仙丈ヶ岳の山頂へ。その先には中央アルプス、御嶽。仙塩尾根には踏み跡なし。雪山の山頂にいるには遅すぎる時間帯だったので10分ほどで辞す。
あえぎ登った急斜面はアイゼンの後ろ爪を効かせて駆け下り、再びの小仙丈で西日に照らされた仙丈を見ながら小休止。名残惜しくもそこから90分ほどで長衛小屋のテン場。
【29日 甲斐駒ヶ岳】
前日の疲れから予定より1時間遅れの5時過ぎに出発。仙水峠までは比較的ゆるやかに高度を上げるので朝の体には優しい。途中、仙水小屋から峠の間は一部地面が出ている(下山時はアイゼンをはずして通過)。峠からは摩利支天が大迫力。その先、駒津峰までは急登。しんどい。徐々に展望が開けるので、背後の雲海に浮かぶ鳳凰を眺めて呼吸を整えつつ先を目指す。
駒津峰からコルまでは痩せた尾根を進むが、踏み跡が明瞭で危険は感じない。山頂へは直登ルートをとる人が大半だったのでそれに続く。岩場に雪が付いているが凍結はほとんどなく難しいところはない。他のパーティの会話を漏れ聞いたところ、巻き道の方がいやらしいトラバース箇所などがあり怖かったとのこと。山頂は生憎ガスの中だったが、黒戸尾根から登ってきた方などと労い合う。下山も状態がわかっている直登ルートへ。
予定より早く下山できたのでテントを撤収して15:15歌宿発のバスで仙流荘へ。帰りの林道歩きもこれまた長い。
林道以外はほぼ全区間で12本爪アイゼン使用、ダブルストックとピッケルを使い分け。ワカン持参も出番なし。長衛小屋のテン場は全面雪、水場は使用可能。帰りに仙流荘で日帰り入浴、500円。
考えてみたら、仙丈ヶ岳が50座目の百名山だった。
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