行程・コース
天候
曇り、山頂晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
登山口発4:56・・・鶯谷6:55・・・半面山7:40・・・雲峰山8:22・・・山頂8:56-9:46・・・雲峰山10:12・・・半面山10:43・・・鶯谷11:16・・・登山口着12:40
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
昨夜の雨も上がり、曇天ながらも午前中は何とか持ちそうだという予報を背に、高低差1,400m、片道凡そ6kmの山行が始まった。登り口からいきなりの急登、粘土質の登山路はドロドロで足下を奪う。尾根筋の新道は鬱蒼とした木々に覆われ、見通しの無い辛い登りが続く。途中現れる「呻吟坂」の標識も見落とさんばかりの只管の登り、登りである。スタートから2時間、漸く鶯谷に辿り着く。この辺りから少しづつ展望が開けてくるが、深く切れ落ちる本谷側は雲海の只中だ。
さらに登ること1時間、竟に半面山に到着すると、果たせるかな瞬く間に雲海が開け、屏風岩から夫婦岩、そして雲峰山の向こうに本峰が。紺碧の空を背景にしたこの山ならではの絶景が現れた一瞬だ。だが、出発から既に3時間近くの登りを耐えた軟弱な肉体は、一旦停止すると再起しないという不安に駆られ、カメラも出さず、一心不乱に雲峰山に向かう。思えばこれが敗因だった。
雲峰山から逆落としのような斜面を下り、登り返して本峰へ。頂上直下の壁が頭上に覆い被さるように迫ってくる。残された体力を振り絞りジグを切って詰めると、最後は3点支持で頂上に躍り出る。芦別岳1,726mの山頂標が今、目の前に在る。登るものだけが噛みしめるこの瞬間に心を解き放つ。登頂時間は4時間となって、標準タイムを30分ほど下回ったのは出来すぎだ。
大方の期待に反して頂上は絶好の天気となったのだが、雲海は真に雲峰山まで這い上がり下界の展望は既に無い。頂上気分を満喫し下山を開始、あれほど辛かった往路を再び辿る。だが、登りで感動したあの景色が微笑むことは二度と無かった。思えば気温も陽差しも暑からず、天候には恵まれたが、心残りもまた一入。山は一瞬、全ては一期一会を痛感した山行でもあった。
フォトギャラリー:3枚
芦別岳山頂
雲峰山で憩う登山者
山頂の賑わい
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 |
コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ |
修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け |
非常食 | 行動食 |
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