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無雪期登山
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芦別岳2019.06 芦別岳(北海道)
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tatz さん

この登山記録の行程

登山口発4:56・・・鶯谷6:55・・・半面山7:40・・・雲峰山8:22・・・山頂8:56-9:46・・・雲峰山10:12・・・半面山10:43・・・鶯谷11:16・・・登山口着12:40


総距離 約12.7km 累積標高差 上り:約1,609m
下り:約1,610m
 昨夜の雨も上がり、曇天ながらも午前中は何とか持ちそうだという予報を背に、高低差1,400m、片道凡そ6kmの山行が始まった。登り口からいきなりの急登、粘土質の登山路はドロドロで足下を奪う。尾根筋の新道は鬱蒼とした木々に覆われ、見通しの無い辛い登りが続く。途中現れる「呻吟坂」の標識も見落とさんばかりの只管の登り、登りである。スタートから2時間、漸く鶯谷に辿り着く。この辺りから少しづつ展望が開けてくるが、深く切れ落ちる本谷側は雲海の只中だ。
 さらに登ること1時間、竟に半面山に到着すると、果たせるかな瞬く間に雲海が開け、屏風岩から夫婦岩、そして雲峰山の向こうに本峰が。紺碧の空を背景にしたこの山ならではの絶景が現れた一瞬だ。だが、出発から既に3時間近くの登りを耐えた軟弱な肉体は、一旦停止すると再起しないという不安に駆られ、カメラも出さず、一心不乱に雲峰山に向かう。思えばこれが敗因だった。
 雲峰山から逆落としのような斜面を下り、登り返して本峰へ。頂上直下の壁が頭上に覆い被さるように迫ってくる。残された体力を振り絞りジグを切って詰めると、最後は3点支持で頂上に躍り出る。芦別岳1,726mの山頂標が今、目の前に在る。登るものだけが噛みしめるこの瞬間に心を解き放つ。登頂時間は4時間となって、標準タイムを30分ほど下回ったのは出来すぎだ。
 大方の期待に反して頂上は絶好の天気となったのだが、雲海は真に雲峰山まで這い上がり下界の展望は既に無い。頂上気分を満喫し下山を開始、あれほど辛かった往路を再び辿る。だが、登りで感動したあの景色が微笑むことは二度と無かった。思えば気温も陽差しも暑からず、天候には恵まれたが、心残りもまた一入。山は一瞬、全ては一期一会を痛感した山行でもあった。

登山中の画像
  • 芦別岳山頂
  • 雲峰山で憩う登山者
  • 山頂の賑わい
この山行での装備
長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具・レインウェア、登山靴・トレッキングシューズ、ザック、防水スタッフバック、スパッツ、ゲイター、水筒・テルモス、ヘッドライト(+予備電池)、タオル、防寒着、帽子、グローブ、手袋、軍手、サングラス、着替え、地図(地形図・ルート図)、コンパス、メモ帳・筆記用具、腕時計、カメラ、登山計画書(控え)、ナイフ、修理用具、ツエルト、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、虫除け・防虫薬品類、非常食、行動食
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