行程・コース
天候
初日:晴れ(20時頃雷雨)、2日目:晴れ、3日目:晴れのち曇り、4日目:晴れ
利用した登山口
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
8/8、仕事を終えてから車で移動。17:05出発、午前0時前後に到着。最寄りの無料駐車場はいっぱいだったので仕方なく鍋平駐車場へ。
この登山記録の行程
【1日目】
新穂高温泉駅(05:21)・・・笠新道登山口(06:13)・・・わさび平小屋(06:24)[休憩 10分]・・・小池新道登山口(06:56)・・・秩父沢出合(07:29)[休憩 5分]・・・シシウドが原(08:30)[休憩 5分]・・・鏡平山荘(09:19)[休憩 10分]・・・弓折乗越(10:21)[休憩 5分]・・・双六小屋(11:25)[休憩 30分]・・・三俣蓮華岳(13:41)[休憩 10分]・・・三俣山荘(14:30)
【2日目】
三俣山荘(05:13)・・・鷲羽岳(06:01)[休憩 5分]・・・ワリモ北分岐(06:47)・・・水晶小屋(07:15)[休憩 5分]・・・水晶岳(黒岳)(07:54)[休憩 83分]・・・ワリモ北分岐(10:07)・・・岩苔乗越(10:14)[休憩 5分]・・・徒渉点(10:55)・・・三俣山荘(11:30)[休憩 120分]・・・巻道合流点(14:20)・・・三俣蓮華岳(14:49)[休憩 5分]・・・三俣山荘(15:33)
【3日目】
三俣山荘(05:11)・・・双六小屋(07:13)[休憩 5分]・・・弓折乗越(08:13)・・・大ノマ乗越(08:38)[休憩 10分]・・・秩父平(09:58)[休憩 5分]・・・笠新道分岐(11:07)[休憩 5分]・・・笠ヶ岳山荘(12:10)[休憩 130分]・・・笠ヶ岳(14:39)[休憩 20分]・・・笠ヶ岳山荘(15:15)
【4日目】
笠ヶ岳山荘(06:33)・・・笠新道分岐(07:31)[休憩 5分]・・・杓子平(08:25)・・・2000mの草付(09:35)[休憩 10分]・・・笠新道登山口(10:54)[休憩 5分]・・・新穂高温泉駅(11:46)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
3泊4日のテント泊山行。初日の夜(三俣山荘)の雷雨は少し怖かったが、4日間通じて、日中は極めて好天に恵まれた。従って非常に暑くてしんどい山行となった。
■1日目:まず、鍋平駐車場から登山口に降りる山道に驚いた。ただ駐車場から登山口への移動だけなのに本格的な登山道である。帰りが思いやられる。5時過ぎに新穂高出発。わさび平で休憩中に同じくソロの〇田さんと出会う。お互い双六かできれば三俣まで行きたいという共通の思いだった。この後、抜きつ抜かれつで何度か会話。シシウドヶ原あたりですでにヘロヘロだったが、鏡平の絶景に勇気をもらい、最低限のペースは守って双六に到着できた。〇田さんと昼食(お互いインスタントラーメン)を食べながら、ともに三俣を目指すことに。コースは中道を選択。コースは鷲羽、水晶の絶景を見ながら歩ける気持ちの良い登山道。三俣蓮華への登りはきつかったが、頂上からの絶景を堪能することができた。山頂からの激坂を下りほぼ予定通り三俣山荘に到着。私はテント、〇田さんは小屋泊。冒頭にも書いたが、夜20時過ぎから約30分ほど雷と雨。それほどひどくはなかったが、すぐ近くの双六小屋には落雷があったそうだ。テントに落ちた話も時々聞く。危険を感じたら迷わず小屋に逃げこもうと改めて誓う。
■2日目:〇田さんと水晶まで同行。お互い2連泊のため空荷。羽が生えたように軽い(〇田さんはそうでもなかったが..)。まず鷲羽を直登。きつい登りだが朝一でまだ元気が良い時間故、コースタイムより大幅に短い時間で登頂。黒部五郎、薬師、笠、富士、乗鞍、水晶、雲ノ平、槍穂、表銀座、鹿島槍、白馬等々、名だたる山を一望。その後ワリモ経由で水晶岳を目指す。水晶小屋で念願の水晶Tシャツをゲット。水晶岳登頂後、小屋に戻って野口五郎へ行く予定だったが、読売新道を通って赤牛を目指すことにした(ここで一旦〇田さんと別れる)。水晶から先は激下り。その後も赤牛のイメージ(ゆったりした山道)と違い険しい登山道が続く。ここで水が少ないことに気付く。おまけに赤牛に小屋はなく途中に水場もない。この状態で赤牛往復は無理と判断し、温泉沢ノ頭あたりでUターン。水晶から岩苔乗越経由で黒部源流を下った(途中の水場で水分補給)。木々が覆い茂り奥深い登山道だ。昼前には小屋に戻る。ビールと昼飯を食べゆったりしていたが、時間があるため黒部五郎方面から三俣蓮華を回って2時間ほど山行を楽しんだ。夕方、夕焼けに染まる鷲羽、槍穂を堪能した。
■3日目:テントを畳み5時に出発。まずは双六小屋を目指す。分岐から私は巻道、〇田さんは稜線ルートへ行くためここで別れる。巻道ルート途中にある水場の水がおいしい。2時間強で双六小屋到着し、休憩そこそこで出発。弓折乗越から笠ヶ岳方面に分ける。この先は初めてだが大きく想定と違った。基本的には稜線であり大きなアップダウンはないと思っていたが大きな間違い。大ノマ乗越への下り、大ノマ岳への登りなど、秩父平を過ぎ抜戸岳の稜線に出るまでは激下り、激登りの連続で険しい道が続く(笠ヶ岳は見えない)。おまけに頼りにしていた秩父平の水場が枯れていた。夏場は枯れるようなので期待しない方がよい。手持ちの水は500mlほどで既に喉はカラカラ。昨日の失敗を繰り返してしまった。引き返すわけにもいかず、少しずつ飲んで小屋までもたすしかない。なんとか抜戸岳の稜線に出ることができ、憧れの笠ヶ岳に伸びる壮大な稜線に出会うことができた。でも水分が気になってそれどころではない。と、山岳警備隊とすれ違う際にお声掛けいただき、事情を話して水を分けてもらうことができた。感謝感謝である。と同時に大いに反省しなければならない。その後抜戸岩を通ってようやくテン場に到着。その頃にはもらった水も底をついていた。ここのテン場は気持ちがよい。ゆったり区分けされており眺めも最高。最大の欠点は小屋が遠いこと。受付からトイレ、買い物、水に至るまで数分掛けて登らないといけない。昼食後、笠ヶ岳頂上を制覇。残念ながらガスっていて視界はゼロ。明日に期待しよう。
■4日目:今日はダイヤモンド槍が見れるチャンス(8月12頃しかないそう)。4時過ぎに起きると綺麗に晴れており期待できそうだ。テン場から見ようと思っていたが少しでも高いところからと思い小屋から先の中腹に移動。神々しいダイヤモンド槍を堪能することができた。テントを畳んで6時半に下山開始。と、笠新道手前の登山道すぐ横の岩稜帯に小熊を発見。やはりいるんだな、近くに親熊がいるかもしれないし注意しないと...。笠新道分岐から激坂で有名な笠新道に入る。いきなりの激下りが続く。噂通りだ。杓子平の手前しばらくは平たんな道があるが、杓子平を過ぎると再び激下り。下り、下り、下り、下り、どこまで行っても激下り。一歩一歩に自身の体重と15Kgのザックの重みが足腰にかかる。それほど危険な箇所はないと思う。慎重にいけば問題ない登山道だ。ただ、徐々に足がよたよたしてきて、危険でない道が徐々に危険になる。バランスを崩すと何が起こるかわからない。必然的に休憩頻度を上げざるを得ない。危ないな、と感じたらザックを下ろして行動食を食べ水を飲んで足を休める。杓子平以降、5~6回これを繰り返しながら徐々に標高を下げていく。やっとの思いで笠新道分岐まで降り、分岐にある水場で冷たい水を浴びた。その後、林道を歩いて新穂高に戻る。最後に、今回の山行スタート時に苦労した鍋平からのくだり、これの登り返しの兎に角しんどかったこと。上にピークがあれば頑張れるけど駐車場に帰るだけなので精神的にもきつい。新穂高から鍋平までロープウェイで移動する手も情報で聞いていたが、4日間の山行を風呂無しで終えた状態で公共の機関に乗る勇気が持てなかった(絶対に臭い!)。鍋平駐車場へのアクセスは何とかしてほしい。
フォトギャラリー:84枚
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
トレランシューズ | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | ヘッドランプ | タオル |
帽子 | グローブ | サングラス | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 健康保険証 |
ホイッスル | 医療品 | 虫除け | 熊鈴・ベアスプレー | 非常食 | 行動食 |
テーピングテープ | トレッキングポール | GPS機器 | ストーブ | 燃料 | カップ |
クッカー |
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