行程・コース
天候
曇り時々晴れ
登山口へのアクセス
マイカー
この登山記録の行程
北沢峠(06:10)・・・双児山(07:17)[休憩 7分]・・・駒津峰(07:55)[休憩 5分]・・・甲斐駒ヶ岳(09:00)[休憩 22分]・・・駒津峰(10:11)[休憩 8分]・・・仙水峠(11:07)[休憩 7分]・・・仙水小屋(11:38)[休憩 4分]・・・長衛小屋(12:02)・・・北沢峠(12:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風10号で当初予定していた北ア縦走を諦め、車中泊で甲斐駒ヶ岳に登ってきました。
昨秋の仙丈ヶ岳へのアプローチ同様、前日のうちに仙流荘バス乗り場駐車場に到着し仮眠、4時には行動を開始しました。今回は、5時20分くらいに第1便が出発しました。
北沢峠には、6時過ぎに到着。身支度を整え、6時10分から登り始めました。
今回のルートですが、登りは双児山・駒津峰を経由して直登ルートで山頂へ、下りは巻き道で駒津峰まで戻った後、仙水峠、長衛小屋を経由して戻ってくることにしました。
葛折りの登山道をひたすら登り、1時間ほどで不動岩に達すると視界が開け、さらに10分ほど進むと双児山に着きました。この時点では、仙丈ヶ岳、北岳・間ノ岳を望むことができました。
双児山からやや急な道を下りると鞍部に出ます。鞍部からは戸台川がよく見えました。鞍部からの登り返しは、小石に注意しながら進みました。双児山から30分ちょっとで駒津峰に到着しました。駒津峰には広めの場所があるので、景色を眺めながら小休止しました。
駒津峰の先2752mから、少し下るのですが、先行者の方が岩の上を後ろ向きで下りるのに難儀していました。小生の場合は・・・一枚岩の上は歩きません。足場のある隅の方をちょちょっと。20分ほどで、直登と巻き道の分岐です。
ネットで色々調べた結果、どうせ登るならば直登を行ってみようかと。最初の岩をクリアしてしまえば、特に難しい箇所はなく、丁寧に進めば問題なく山頂まで辿りつくことができました。ただ、下りに使う場合は、ザレていたり、滑りやすい一枚岩があったりするので、より慎重に進む必要がありそうです。
登り始めて3時間弱で山頂に到着しました。山頂では遭対協の方々がアンケートをとっていらっしゃいました。ご苦労様です。事故だけでなく、気圧の関係で体調不良になる方も多いようですので、改めて自己管理はきちんとしないとですね。
山頂では、キラキラと輝く花崗岩と、長い年月で崩れた砂、砂利が一面に広がっていて、想像以上の別世界が広がっていました。前々週の地蔵岳とも違った雰囲気で、やはり登ってみないと分からない感覚はあるものです。
水分と食料を補給した後、巻き道から下りました。砂が靴の中に入ってくることを除けば、至って歩きやすい道でした。途中、摩利支天への誘惑に誘われそうになりましたが、午後から天気が崩れる予報だったので、今回は見送ることにしました。
山頂から50分ほどで駒津峰まで戻りました。そして、仙水峠まで下りることにしました。下りながら逆回りの方々とすれ違い際にどっちが楽なのかと訊かれたのですが、その時点ではうまく回答できず・・・(※自分なりの結論は最後に)。
前回デビューしたばかりの靴に足がなじまず、やや難儀しながら仙水峠まで下りました。駒津峰から50分ほどでした。
仙水峠から摩利支天を仰ぎ見ようと思っていたのですが、残念ながらガスの中。代わりというわけではないですが、天然のロックガーデンを堪能しながら進むことにしました。ぬれていると、滑りやすいかもしれません。また、浮き石は多いです。確実に一歩一歩進んだ方が賢明でしょう。
仙水峠から45分ほどで長衛小屋に到着しました。途中渡渉箇所が2箇所ほどあり、丸太橋が架けられていました。
長衛小屋から北沢峠バス停までは10分弱、地味な登りでした。結果、登り始めてから6時間ジャストで今回の山行は終了しました。
最後に今回のコースと逆回りでどちらが楽なのか?についてですが、自分的には今回のルートが正解かと。逆周りだとすると、仙水峠までダラダラと登ったあと、2536mまで徐々に傾斜が急になり、そこから駒津峰まで急登・・・を想像するとしんどいなぁ・・・。慣れない靴で難儀しなければ、下りもコースタイムの7掛けくらいであろうことを考えても、今回のルートが自分には合っている気がしました。
余談ですが、今回はせっかくなので高遠蕎麦を食べて帰りました。鯖出汁で茹でた蕎麦と、焼き味噌と辛み大根おろしの相性はバツグンでした。
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5時前のバス乗り場の様子。この時点で50人くらいはいましたが、前日よりは少なかった模様。
上界は朝日が綺麗だろうなぁ・・・
鋸岳が見えました。
双児山からは仙丈ヶ岳がチラリと見えました。
北岳、間ノ岳もチラリと。
ズームすると・・・北岳が鋭く見えます。
甲斐駒ヶ岳山頂も見えてきました。
花崗岩の岩肌が美しい。
まずは、手前の駒津峰まで進みます。
双児山と駒津峰の鞍部からは、戸台川がよく見えました。
8時過ぎ、北岳がガスに隠れてきてしまいました。
仙丈ヶ岳も雲の中・・・
甲斐駒ヶ岳は未だ大丈夫そう。
駒津峰まで来ると、山頂が迫ってきます。
摩利支天もどっしりと。
直登ルートから観た山頂。登りがいのある岩々です。
残念ながら周囲の山々は隠れてしまいましたが、日差しは眩しく、花崗岩の岩肌が輝いています。
近くで見ても美しい山肌です。
直登と巻き道の分岐付近です。
仙水峠には、ケルンが多数。丁度良い大きさの石がごろごろしているので作りやすい??
天然のロックガーデン、といったところでしょうか?
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
タオル | 帽子 | グローブ | 着替え | 地図 | コンパス |
ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) | ナイフ | 修理用具 |
ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 | 虫除け | ロールペーパー |
非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 |
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