行程・コース
天候
晴れ
登山口へのアクセス
バス
その他:
戸倉の登山者用第1駐車場利用、駐車料金1日1000円。鳩待峠へはバスの便があるが、人数が集まると随時乗り合いタクシー(ジャンボ)が出ている。料金はバス、タクシーとも片道980円。この日は往復ともジャンボタクシー利用。所要時間片道約20分
この登山記録の行程
鳩待峠(07:50) ・・・山ノ鼻(08:35) [休憩 10分] ・・・森林限界(09:30) ・・・至仏山(11:50) [休憩 50分]・・・小至仏山(13:05)[休憩 10分]・・・オヤマ沢田代分岐(13:40) [休憩 05分]・・・鳩待峠(14:50)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
至仏山は約25年ぶりである。当時はマイカーで鳩待峠まで入れたが、山の鼻からの登山道は閉鎖中であった。今回初めて山ノ鼻から登り、鳩待峠へと一周した。
湿原は緑に覆われていたが、山頂に吹く風は涼しく、半そでシャツでは寒くなるほど。夏の終わりの尾瀬を満喫した。
鳩待峠から山ノ鼻へは樹林帯の登山道を下る。家族連れでも安心して歩ける、よく整備された登山道である。数件の山小屋がある山ノ鼻には、自然研究路が整備されているが、至仏山への登山道はこの研究路から始まっている。
登山道に入るといきなり樹林帯の急登が始まり、木の階段が続く。1時間ほどの森林限界を過ぎると尾瀬ヶ原と燧ケ岳の展望が開けてくる。しかし、前日に雨が降ったとのことで、いたるところで水がわき、濡れた蛇紋岩が滑りやすく歩きにくい。おまけに、このコースはピークが見えて山頂かと思って到着すると山頂はさらに先。こんなことを2、3回繰り返す。コースタイムは2時間15分とあるが、おぼ直登の標高差800mはやっぱりきつい。ところどころに休憩場所が設けられているので、花々や展望を楽しみながらゆっくり登るのがいいだろう。なおこのコースは自然保護のため登りの一方通行となっている。
至仏山の山頂は平日にもかかわらず、鳩待峠から直接登ってきた登山者を含めて50人近い登山者でいっぱいであった。山頂からは尾瀬ヶ原の木道がよく見える。見晴し十字路の山小屋群がはっきり見え、竜宮小屋、東電小屋、温泉小屋も。双眼鏡では木道を歩くハイカーの姿も確認できた。
山頂からの展望360度。燧ケ岳の左には会津駒ケ岳がゆったりとした山容を見せ、北から西にかけては平ヶ岳、山肌に残雪を残す越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山と越後の山々や巻機山が望め、南には小至仏山の向こうに武尊山、さらに日光白根山や男体山と名だたる山々の大展望が楽しめた。
至仏山から南へ、小至仏山を経てオヤマ沢田代までの稜線はこのコースのハイライトである。左には尾瀬ヶ原、右足下には水をたたえた奈良俣ダムも。足元には可憐な高山植物が咲き、吹く風はさわやか。快適は尾根歩きが楽しめた。
笠ヶ岳への分岐があるオヤマ沢田代は高層湿原で木道が整備されている。ここを過ぎると登山道は樹林帯に入り、鳩待峠までは約1時間である。
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