行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
上高地バスターミナル(05:44)・・・河童橋(05:48)・・・明神(06:19)[休憩 2分]・・・徳沢(06:57)・・・横尾(07:41)[休憩 16分]・・・本谷橋(08:49)[休憩 13分]・・・涸沢(10:35)
【2日目】
涸沢(04:26)・・・ザイテングラート取付(05:31)[休憩 10分]・・・穂高岳山荘(06:20)[休憩 6分]・・・奥穂高岳(07:07)[休憩 15分]・・・最低コル(08:12)・・・紀美子平(08:33)[休憩 11分]・・・前穂高岳(09:08)[休憩 21分]・・・紀美子平(09:44)[休憩 12分]・・・岳沢パノラマ(10:28)[休憩 6分]・・・岳沢小屋(11:43)[休憩 28分]・・・河童橋(13:42)[休憩 2分]・・・上高地バスターミナル(13:48)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
台風で流れること幾度、ことしは週末に天気が崩れることが多いのですが、台風直前に逃げ切れるかもしれないということで、上高地から涸沢〜奥穂高岳〜前穂高岳と登ってきました。
初日は、横尾までの林道を早歩きして時間を稼ぎ、本谷橋からの登りは少しペースを落としましたが、5時間弱で涸沢に着きました。天候に恵まれてこともあり、特に気をつけなければならない箇所はありませんでした。
二日目、今回の山行のメインミッションである奥穂高岳と前穂高岳へのアタックです。
ヘルメットを装着し4時半に涸沢を出発しました。涸沢小屋前を通り、ザイテングラート取付へ向かいました。最初は樹林帯をひたすら登り、その後、ガレ場と樹林帯繰り返しとなりますが、ガレ場から樹林帯への入り口が、暗闇では分かりにくく、GPSで現在地を確認しつつ進みました(20年前なら迷っていたかも・・)。涸沢から1時間過ぎでザイテングラート取付へ到着しました。
ちょうど、日が昇り始めたところだったので景色を堪能しつつ小休止し、ザイテングラートを登りました。多少滑りやすい箇所もありましたが、登りということもあり特に問題無く、取付から40分ほどで穂高岳山荘に到着しました。
穂高岳山荘でも小休止したのち、奥穂高岳山頂へ向かいました。最初の鎖場は、重い荷物だったこともあり、少し気を遣うこともありましたが、どちらかというと体力勝負な感じで、息が上がらないようにペースを整えながら進み、山荘から40分ほどで山頂に到着しました。山頂部分は混雑していたので、少し下がったところで写真を撮り、小休止し、吊尾根を下ることにしました。
南稜ノ頭を過ぎたところの鎖場で、先行する方が後ろ向きの下りで難儀してらっしゃいました。好みはあるかもしれませんが、無理に後ろ向きにならなくても良い角度だと思ったので、小生は前向きの尻餅着きスタイルでズルズルと下りました。その後も岩場が続きましたが、特に難しいところはなく、最低コルに到着しました。そこから、紀美子平までは下るというよりもトラバースしていく感じで進みました。紀美子平の少し手前で、岩が張り出しているところを巻いていくのですが、奥穂側からだと「○」印が見えづらく、少し下りすぎてしまいました(登りすぎて下りるよりは、登り返す方が楽ですが・・・)。
奥穂高岳山頂から1時間ちょっとで紀美子平に到着しました。体力的に、時間的に余裕が無い場合は、前穂高岳はスルーするつもりでしたが、どちらも問題なかったので、昨年、日帰りで前穂高岳にチャレンジして、雷鳥広場手前で引き返したリベンジを果たすべく、ザックをデポしてピストンすることにしました。逆向きコースの皆さんも同じようにデポしていたので、紀美子平は至る所デポザックだらけ。今時は、鍵でも掛けておいた方が安全かもしれません。
紀美子平から前穂高岳までは約20分、急角度な岩場をひたすら登る感じです。三点支持さえ守れば特に危ないところはないでしょう。前穂高岳の山頂は比較的広いので、居合わせた方達と写真の撮り合いをしつつ、景色を楽しみました。台風直前ということで水蒸気が少なく、富士山や南アルプスなど、遠方まで視界がありました。
紀美子平まで戻り、岳沢小屋まで2時間一気に下りました。途中、鎖場、梯子などがあるので、気を抜かずに進みました。岳沢でトイレ休憩をしてから、上高地まで1時間半で下りました。
フォトギャラリー:50枚
良い天気に恵まれました。
河童橋から吊尾根を望みます。
明神館で一枚脱ぎました。
明神岳がよく見えます。
横尾に着きました。少し早歩きで上高地から2時間弱でした。
梓川を渡ります。
屏風岩が迫ります。登攀へ向かう人が何人かいらっしゃいました。
北穂高岳が見えてきました。
Sガレ付近。これだけ注意を促していると休憩している人はいませんでした。
他の同じようなガレ場にはいましたが・・・
奥穂高岳と涸沢岳が見えてきました。
テン場に到着。未だ少ないですね。パネルもありましたが、ゴツゴツしていないところに張れたので今回は使わず。
今日の内に稜線に上がろうかと悩みましたが・・・
誘惑に負けました・・・^^;
最近は、生ビールを提供している山小屋が増えているみたいですね。
北穂にアタックしている人や・・・
屏風の耳・・・
大天井岳から東天井岳への綺麗な稜線を眺めながら・・・
ラーメンもいただきました。
テントの中は蒸し風呂状態でしたが、風が気持ちよかったのでウトウトと・・・
日が落ちてきてしまいました。
明日のルート確認ですが、パノラマコースだとテント受付小屋の脇からですが、暗いうちからなので涸沢小屋からにしてみました(この判断はのちにやや後悔)。
暗くならない内に晩ご飯を済ませて、支度を調えて、おやすみなさい。ZzzZzz
台風が接近していたので少し心配でしたが、今日も天気は良さそうです。
涸沢小屋の前を通り、ザイテングラート取付を目指しましたが、樹林帯とガレ場の繰り返しで、ガレ場から樹林帯に入るところが、暗いと分かりにくいかも。GPSで位置を確認しながら進みました。
ザイテングラート取付でご来光となりました。近すぎてモルゲンロートの中で燃えちゃってる感じですT_T;
ここでしばしの小休止。
テン場から2時間で穂高岳山荘に到着しました。テントが大分少なくなってます。
いよいよ奥穂高岳へ出発です。
鎖場をいくつか登って振り返ると槍ヶ岳が見えてきました。
穂高岳山荘から40分ほどで、奥穂高岳山頂に到着しました。
上高地は朝靄が掛かっています。
奥穂高岳山頂から槍ヶ岳方面。
こうしてみると近くに見えますが、難所の多いルートですね。
穂先をズームしてみると、人影がみえますね。
こちらはジャンダルム。黒天使と佇んでいる人影が。。
遠くには飛騨高山市まで見えました。
奥穂高岳を後にして吊尾根を下りました。
吊尾根から西穂高岳、焼岳方面です。
上高地の朝靄が晴れてきました。
尾根の反対側の涸沢はすっかり明るくなってますね。
吊尾根を更に下ります。
最低コルまで下りました。紀美子平に近づいてきました。
紀美子平の少し手前で、奥穂高岳から来ると分かりにくい箇所があり、少し下り過ぎてしまいました。
紀美子平にザックをデポして、サブザックで前穂高岳に登頂しました。
奥穂高岳〜ジャンダルム〜間ノ岳〜西穂高岳と、綺麗な、でも険しい稜線です。
大天井岳〜常念岳の稜線。こちらはなだらかですね。
富士山と甲斐駒ヶ岳でしょうか。
白根三山です。
乗鞍岳と御嶽山です。
焼岳の噴火は落ち着いてきたのでしょうか?
明神岳です。トレースが見えますが、そこまで行くのが大変なのでしょう。。
紀美子平まで戻ってきました。岳沢まで一気に下ります。
紀美子平から2時間弱で岳沢小屋です。
上高地まで下りてきてしまいました。
装備・携行品
シャツ | アンダーウェア | ダウン・化繊綿ウェア | ロングパンツ | 靴下 | レインウェア |
登山靴 | バックパック | スタッフバック | スパッツ・ゲイター | 水筒・テルモス | ヘッドランプ |
傘 | タオル | 帽子 | グローブ | サングラス | 着替え |
地図 | コンパス | ノート・筆記用具 | 腕時計 | カメラ | 登山計画書(控え) |
ナイフ | 修理用具 | ツエルト | 健康保険証 | ホイッスル | 医療品 |
虫除け | ロールペーパー | 非常食 | 行動食 | テーピングテープ | GPS機器 |
ストーブ | 燃料 | ライター | カップ | クッカー | カトラリー |
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