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神室山(キヌガサソウ咲く別天地)2020

神室山( 東北)

パーティ: 1人 (ブナ太郎 さん )

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行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 西ノ又林道が工事中のため、鳥居周辺の臨時駐車場に車を止め、登山口まで25分ほど林道を歩きます。工事は今年一杯、続くようです。

この登山記録の行程

鳥居付近の臨時駐車場(6:30)・・・西ノ又コース登山口(7:01)・・・第一の吊り橋(7:17)・・・第二の吊り橋(7:37)・・・三十三尋の滝(8:36)【休20分】・・・御田の神(10:10)・・・【写真撮影15分】・・・神室山山頂(11:16)【休30分】・・・前神室山山頂(12:56)【休20分】・・・パノラマコース登山口(14:51)・・・鳥居付近の臨時駐車場(15:14)

コース

総距離
約16.1km
累積標高差
上り約1,429m
下り約1,426m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 県境を越えた移動が6月19日から可能になった。これで他県の山を歩くことができる。 今年の登山シーズンがようやく始まった感じがする。

 解禁後、最初に歩く山をどこにしようかとしばらく悩んだ末、神室山に決定した。
 この時期にはキヌガサソウが見頃を迎えており、しばらく見ていない高貴な白い花に再会したく、タイミングがよければ、御田の神の先にあるヒナザクラの群生にも出会えるかもしれない。

 コースはいつものように西ノ又コースからパノラマコースの周回とした。
 このコースは歩きがいがある。沢沿いの道をしばらく進み、三十三尋の滝に出会うと、そこから胸突八丁の急登が始まる。
 ブナ林の中を喘ぎながら50分あまり登ると、熊の昼寝坂に飛び出る。少し行くと、御田の神という湿原が広がる。ここから見る前神室山が凛々しく、湿原にはイワイチョウ、ニッコウキスゲなどの花が咲き乱れる。
 雪渓に降りると、おそらくヒナザクラが群れて咲いているだろう。
 そこを過ぎると、斜面をキヌガサソウが埋めているはずである。

 この日は朝の4時前に自宅を出て、東北自動車道を走行中に日の出を見た。
 古川インターを下りて鳴子に向かい、新しいトンネルを抜けると鬼首である。
 ここからはいくつものトンネルを通って、役内には6時過ぎに着いた。

 朝の空はもうすっかり夏空で、美しい青に染まっている。今日の山歩きに期待がいっそう高まる。
 ただ、想定外だったのは、林道の工事だった。工事のため車両は鳥居から先には入れない。鳥居の手前に臨時の駐車場が設えてあった。ここから25分ほど歩いて、以前の駐車場に着いた。

 西ノ又コースが多少荒れているという情報もあったが、実際に歩いてみると、沢に下りて岩のヘリを乗り越える部分を除けば、以前と変わらない整備状況である。三十三尋の滝の上部の渡渉点にも、ペンキとピンクテープがあり、迷うことはなかった。
 また、パノラマコースも刈り払いがされていて、危険箇所はほとんどなかった。真っ青な夏空の下、左手前方に鳥海山を見ながらの稜線歩きは本当に素晴らしく、この日は周回が正解だった。

 なお、お目当てのキヌガサソウとヒナザクラは、どちらも見頃を迎えていた。群生地には、登山者の歓声が響き、ここで20分以上も足を止めることになった。
 また、神室山から前神室山への稜線には、様々な高山植物が咲き乱れ、周辺の山々の展望と共に、至福の時間をもたらしてくれた。ゴゼンタチバナ、アカモノ、ハクサンチドリ、ツマトリソウ、マイヅルソウ、シラネアオイ、コバイケイソウ、ズダヤクシュ、タニウツギなど、両手で数え切れないほどの種類の花が咲いていた。

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登った山

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