行程・コース
天候
曇り一時晴れ間
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
上日川峠の第3駐車場利用。第1、第2駐車場満車。上日川峠への道路は裂石からは通行止めのため甲斐大和側から入る。
この登山記録の行程
上日川峠(07:30) ・・・小屋平(07:55) ・・・石丸峠(09:00) [休憩10分]・・・天狗棚山(09:20) ・・・小金沢山(10:10) [休憩30分]・・・天狗棚山(11:30) [休憩10分]・・・石丸峠(11:50)・・・大菩薩峠(12:15) [休憩10分]・・・賽ノ河原(12:40)・・・神部岩(13:00) [休憩5分]・・・雷岩(13:15)・・・大菩薩嶺(13:25)・・・雷岩(13:35) [休憩15分]・・・福ちゃん荘(14:35)・・・上日川峠(14:55)
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
コロナの自粛明けなのに連日の梅雨空、天気がもちそうなので、おなじみの大菩薩に出かけた。曇り空で大展望とまではいかなかったが、富士や南アルプスも望め、涼しい風に吹かれ、心地よい尾根歩きを楽しんだ。
午前7時というのに第1、第2駐車場とも満車、第3駐車場に回わされた。登山準備中にもどんどん車が入ってきた。秋の紅葉シースンでも見られない光景であった。
上日川峠の駐車場わきから道標にしたがって石丸峠方面に入る。大部分の登山者は上日川峠から福ちゃん荘方面に向かうので道は静か、ハルゼミの声がしきり。ウグイスやカッコウの声も聞こえてきた。途中数回、沢を渡る。一番大きな沢は、出水によりよく渡渉点が変わるので注意したい。
舗装道路に飛び出すと小屋平で、バス停がある。さらに樹林帯を登ると未舗装の林道に出る。登山道は林道を250mほど右へ行ったところから左に入るようになっている。林道から登山道に入るとすぐ富士が左手に顔を出した。
しばらくは樹林帯の単調な登りが続く。石丸峠が近づき樹林帯を抜けると展望が開け、左手に富士の雄姿が現れる。この日は曇り空ながら、富士の右手に南アルプスの山々をうっすらと望むことが出来た。大菩薩峠からの道に合わさる石丸峠は草原の中。格好の休憩地である。休んでいたら大菩薩峠方面からの登山者が熊沢山の斜面をおりてきた。午前4時に上日川峠を出発、落葉松尾根を登り大菩薩嶺を回ってきたとのことであった。
峠から南へ、小金沢山を目指す。小菅方面への牛の寝通りへの道を分け一登りで天狗棚山、おすすめの好展望地である。富士こそ小金沢山にさえぎられているが、南には雁ヶ腹摺山や小金沢山から牛奥ノ雁ヶ摺山と続く小金沢連嶺の山々が望め、西には南アルプスから八ヶ岳の山々を望むことが出来た。
展望の良い尾根を下っていくと、広々とした草原の狼平に着く。ここから小金沢山までは原生林の登りが続く。途中道がわかりづらいところには赤いテープがあるので注意して進みたい。
小金沢連嶺最高点の小金沢山も好展望地である。富士の手前には牛奥ノ雁ヶ腹摺山から黒岳へと山々が美しい。東には奥多摩の山々から丹沢が望めるはずなのだが、この日は雲の中だった。登山道はさらに南へ伸びているが、この日はここから折り返した。
小金沢山から大菩薩嶺へと続く尾根道はアップダウンはあるが1900mから2000mの稜線が続く。この日下界では30度を超える暑さだったが、曇り空ながら涼しい風が吹き、別天地だった。
石丸峠から草原を登ると熊沢山、原生林を下ると大菩薩峠である。家族連れを含めたたくさんの登山者でいっぱいであった。避難小屋のある賽の河原を過ぎると標高2000mの神部岩。日川ダムの上に富士が美しい。落葉松尾根の登りと合わさる雷岩から一登りで樹林帯の中の大菩薩嶺である。
帰路、雷岩で休んでいたら、たくさん人がいるのにかかわらずシカが現れた。シカは登山者の間を歩きまわって草を食べ、悠々と森の中に帰っていった。シカの食害で高山植物が激減している。くれぐれも餌を与えるのは止めるようにしたいものである。
落葉松尾根の登山道は表面の土が流され、荒れている。何年も大菩薩に通っているが年々道が悪くなっているようである。決められた登山道以外立ち入らないで欲しい。福ちゃん荘と上日川峠のロッジ長兵衛は営業中。甲斐大和駅と上日川峠を結ぶ登山バスはこの日増発便が出ていた。
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