行程・コース
この登山記録の行程
大倉(07:45)・・・二俣(08:50)・・・後沢乗越(09:39)・・・鍋割山(10:39)・・・二俣分岐(12:02)・・・金冷シ(12:33)・・・塔ノ岳(12:53)・・・金冷シ(13:44)・・・花立山荘(14:00)・・・茅場平・・・小草平(14:46)・・・駒止茶屋(15:20)・・・雑事場ノ平・・・観音茶屋(16:15)・・・大倉(16:53)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
寝正月ではいかんと好天が予想された3日に日帰り山行を決めたが、寒いし、膝の心配もあるので、比較的楽で名物の鍋焼きうどんも楽しみな鍋割山−塔ノ岳のコースを選択。快晴の空のもと富士山、甲斐駒ヶ岳や北岳などの南アルプス、金色に輝く相模灘から大島、三浦半島、横浜や都心の街並み、東京湾をはさんで房総半島、関東平野をはさんで筑波山までが望めた。
外が暗くても、眠くても、寒くても、ともかく歩き出してしまえば調子が出てくる。鍋割山でも塔ノ岳でも気温は氷点下5度程度で、雪が残っていた。
もともと鍋割山稜は、丹沢の一般コースの中でも魅力のあるところだ。また、営業小屋が各所にあるので、雪のある、従って日照時間が短いのにコースタイムが長くなりがちなシーズンでも、初心者が安心して楽しめるコースではないだろうか。
<アイゼンについて>
登山道は、日当たりなどによって残雪、凍結、泥濘、木道、石だらけの斜面と様々に変化した。チェーンスパイクを装着している登山者が目だち、なかには12本爪アイゼンを装着している方もいたが、このコンディションなら持参していた6本爪軽アイゼンなどは不要と思われ、結局装着せずに歩き通した。もっとも、「堀山の家」直下の斜面は圧雪されてツルツルに凍っており、私も転倒してしまった。大倉尾根のような南面している尾根道でも、起伏や方角によってはツルツルに凍っているところもあるので、もし次に雪が残っている程度の低山に行く機会なら、チェーンスパイクを持参だろうか。どのようなアイゼンを持参すべきか、あるいは装着すべきかは、雪があったりなかったり、所々凍っている丹沢のような低山ではかえって悩ましいように思われた。
以下は個人的備忘録。11月の山行以来、四回連続で下山時に右膝側面に痛みが出た(後日、腸脛靱帯炎と診断された)。今回は塔ノ岳に向かう辺りから早くも違和感が出て、大倉尾根を下っている途中でひどい痛みで膝を曲げられなくなり、びっこをひきながらようやくの思いで下山した。登りではコースタイム比一時間以上の貯金ができていたが、これをすべてはき出し、日没後にようやくバス停にたどり着く。冬は日照時間が短く、この様なトラブルもあり得るので余裕を持った計画が肝要かと思った次第。好天や大展望に恵まれた今年の初登山だったが、日頃のトレーニングにも係わらず悪化する一方の膝を思うと、敗退したかのような気分だ。
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