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雲の平など(新穂高へEscape)

裏銀座、雲の平( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ぷーすか さん )

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行程・コース

天候

晴れ時々曇り、のち雨

登山口へのアクセス

電車
その他: 信濃大町で電車を降り、送迎乗り合いタクシーで七倉山荘。翌朝、高瀬ダムへ乗合タクシー。

この登山記録の行程

7/20(火) 相模大野 08:55 =(モーニング60号)= 09:27 新宿 10:00 =(あずさ13号)= 12:36 松本
(1泊)
7/21(水) 松本 10:41 =(あずさ5号)= 11:15 信濃大町 14:30 =(乗合TAXI \1,900)= 七倉山荘 (1泊)
7/22(木) 05:30 七倉山荘 =(乗合TAXI)= 05:40 高瀬ダム - 05:50 不動沢 - 06:10 濁沢 06:15 - 06:45 権太落シ - 08:12 三角点 - 09:18 烏帽子小屋 09:32 - 12:25 野口五郎小屋(1泊)
7/23(金) 04:25 野口五郎小屋 - 04:40 野口五郎岳 04:45 - 06:28 東沢乗越 06:40 - 07:32 水晶小屋 07:59 - 08:37 水晶岳 08:50 - 09:15 水晶小屋 09:49 - 10:15 ワリモ北分岐 - 10:23 岩苔乗越 11:35 - 11:47 水晶池 11:49 - 12:39 高天原山荘(1泊)
7/24(土) 05:28 高天原山荘 - 05:43 高天原温泉 - 06:03 竜晶池 06:08 - 06:21 高天原温泉 086:491 - 07:06 高天原山荘 07:20 - 08:05 高天原峠 - 10:00 雲ノ平山荘 10:55 - 11:32 アラスカ庭園 - 12:03 祖母岳 12:17 - 12:55 雲ノ平キャンプ場 13:03 - 13:20 雲ノ平山荘(1泊)
7/25(日) 05:29 雲ノ平山荘 - 05:45 スイス庭園 - 06:29 祖父岳 - 07:02 ワリモ北分岐
- 07:15 ワリモ岳 07:20 - 07:42 鷲羽岳 07:55 - 08:39 三俣山荘 09:28 - 10:02 黒部川水源地標 - 11:35 雲ノ平キャンプ場 12:03 - 12:25 雲ノ平山荘(1泊)
7/26(月) 04:27 雲ノ平山荘 - 05:30 祖父岳 - 06:00 岩苔乗越 - 06:15 ワリモ北分岐 06:19 - 06:37 ワリモ岳 - 07:21 鷲羽岳 07:24 - 08:07 三俣山荘 08:11 - 09:04 三俣蓮華岳 09:06 - 09:35 丸山 - 10:32 双六岳 10:37- 11:24 双六小屋 11:40 - 12:20 くろゆりベンチ - 12:45 弓折乗越 12:51 - 13:24 鏡平山荘(1泊)
7/27(火) 04:56 双六小屋 - 06:08 秩父沢出合 - 06:40 小池新道入口 - 06:54 わさび平小屋 - 07:03 笠新道登山口 - 07:43 新穂高温泉駅
07:55 新穂高ロープウェイ = 8:28 平湯温泉(1泊)
7/28(水) 12:10 平湯温泉 = 13:38 松本バスターミナル
松本 (4泊~8/1 OUT)

コース

総距離
約64.9km
累積標高差
上り約5,257m
下り約5,431m

高低図

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

とても整備されていて、良い道です。山小屋の皆様、ありがとうございます。
会社の勤続で長いお休みをもらえたので、思い切って一人、雲ノ平へ行くことにしました。ついでに高天原も寄って、雲ノ平で連泊。ところが、雲ノ平の1日目がテント場しか空いてない。仕方ないので、テント装備を背負って出かけました。結局、全泊小屋のお世話になり、荷物だけ重い苦行、いや良いトレーニングになりました。コロナ禍でシュラフの使用が必要で、その点では、問題なかったです。高天原、雲ノ平、裏銀座縦走が目的でしたが、裏銀座縦走だけ、台風のため西鎌尾根を登らず新穂高へ下山したので、叶いませんでした。また今度、双六小屋から西鎌尾根をリベンジします。
今回は、豪華旅行にしました。信濃大町から七倉山荘へ行き前泊です。これだけでも豪華すぎます。実はその前日は松本泊、お金使い過ぎです。結局、平湯温泉で旅館までお一人様してしまいました。まっ、しょっちゅう出来ることではないので、今回だけ、ごめんなさい。
さて1日目、七倉山荘から朝一番で、宿が手配してくれたタクシーに4人の相乗りで高瀬ダムへ一番乗り。後の行程に余裕を持てたので、有り難かったです。まだまだ、元気。ブナ立尾根を3時間半弱で登り、烏帽子小屋で長めの休憩。続々と後続も登って来られました。前回は船窪から烏帽子まで来たので、今回はその続きでもあります。野口五郎小屋を目指して、歩きます。なだらかそうに見える山ですが、岩がゴロゴロしているところもあり、結構歩くのに注意が要ります。心が折れそうになった頃、目の前に「400m」のサイン、これ、小屋まで400mってことですよね。助かりました。相当疲れたみたいで、一歩も動く気がしません。他の方は、雷鳥を見られたようで、まるでポスターのような写真を見せていただきました。
2日目、午後になると天気が崩れるので、早めに出発。この後も同じでした。野口五郎岳に着いた頃?その少し後かな、陽がのぼり水晶岳を照らしました。槍ヶ岳も綺麗に見えました。ただし、遠くの方に。まだ、先は長いな、と思いながら、水晶小屋へ向かいます。結構遠いですね。この稜線をたどり右の方へ進むのですが、だいぶ先の方に見えます。岩のゴロゴロを通ったり、小屋の近くでは赤茶けた崩壊地の脇を慎重に登りました。やっと小屋に辿り着いたので、少し休憩して歩いてきた道を振り返ります。肩掛けバックに必要なものだけ詰めて、水晶岳まで往復します。大勢の方が軽装で、向かわれていました。読売新道へ抜けて行く方は少ないのでしょう。野口五郎小屋では、そちら方面の方ばかりでしたが。水晶だけに近づくと、岩がキラキラしていました。なるほど、本当に水晶が取れたんですね。この後、高天原へ下るのですが、その時も中に水晶の結晶が入っていそうな丸い石を見つけました。国立公園なので、そのままにしましたが、持って帰りたいくらいでした。山頂から見渡すと、今まで見たことない山々が目の前に360°広がっているではないですか。もうこれだけでも十分です。水晶小屋へ戻り、弁当をいただき、温泉へ下ります。始めは沢づたいにくだり、途中からさわと離れ、斜面を移動して行きます。草刈りがしてあり、歩きやすかったです。しかも極最近。この道も、長いこと、長いこと、ヘロヘロになった頃に水晶池入り口に着きました。行くのを躊躇いつつも、折角来たので、池へ行ってみます。ザックをデポして向かいましたが、下りて行ったその先には、枯れた池が。一応、写真に納めてきた道を戻ります。デポ地点の近くまで戻ってきたところで、登山男子とすれ違ったので、枯れていたことを伝えました。速かったですね、Uターンしていました。高天原へ行くということで、後で会いましょうと伝え別れました。こちらは、とぼとぼもう少し頑張って下って行きました。大東新道からの道と合流すると、すぐ先に湿原が広がっており、その先に小屋の赤い屋根が見えました。秘境です。先の登山男子と合流、すごいお酒が強い方でした。会うたびに飲んでました。その方の後をおい、温泉へ。20〜30分歩きます、下ります、なので帰りは、登りです。川を何本か渡り、ついにきました。まさに野天風呂!です。最高っ!こんな秘湯なのに、囲いがある混浴(ほぼ男用)と女性専用風呂もあるので、ご安心を。温泉沢を降りてこられた、豪傑の方とも合流し、お風呂タイム。昼は暑く、川の水も浴びたりしました。帰りは、汗をかかないようにゆっくりと、小屋へ戻りました。小屋の外では、宿泊の皆さんと、飲んでお話をしました。温泉沢にどんぶった(これ木曽の?実家の方言で水溜りなどに足がはまったりすること)話も聞きました。私の来た道は、長かったけど、危険ではなかったので、良かったです。夕刻には、水晶岳に掛かる虹が見えたり、赤く染まる水晶岳を見ることができました。
3日目、高天原峠まで沢を何本か超えた後、登って行きます。頑張って登ったので、意外と早く着きました。一息入れて、雲ノ平方面へ。始めちょろちょろ、すぐに急登です。木の梯子が出てくると、本格的な鉄梯子が、なんと3本も連続していました。ガンガン登り、平なところに出ました。ゆるりと進むと、また登り、今度は、携帯電話?のアンテナのあるピークに出ました。でも、あまり電波強くないな、近すぎるからですかね。さて、やっと小屋と思ったが、雲ノ平は平ではありません。歩きにくい丸い石の上を渡るようにして下り、今度は急な斜面を登り、ピークを超えて行きます。そしてやっと小屋が目に入り、下っていくと木道に合流。テント泊の受付前に、小屋に泊まれるか聞いていてみると、なんと泊まれるとのこと。豪華旅行ですからね、自由にさせてもらいます。チェックインを済ませ、アラスカ庭園まで往復、帰りに祖母岳に登りました。ここは良いですよ、綺麗な景色が広がっているし、楽園のようなところです、しかもdocomoがバリバリ入りました。小屋を通り過ぎて、今度は、テント場の様子を見に、水場があり、水がバンバン流れていました。水分補給をして戻りました。雲ノ平散策は、1日目にして終了。
4日目、黒部源流までゆるりと、などと思っていましたが、重い荷物を背負って、鷲羽岳を越えるのが嫌だったので、ザックに付属しているサブザックにパンや水分を詰めて、出かけました。途中、スイス庭園に寄って、自分の中では、雲ノ平散策はコンプリートしました。祖父岳までの道さえも急なのに、ワリモ北分岐までも登る、ワリモ岳は危険、下る、また登る、やっと鷲羽岳山頂に到着。ロシア登山女子が、山頂の標識と一緒に様々なポーズをとって、写真をとっていました。肝心の景色ですが、残念でした、霧の中でした。三俣山荘までの下りが、また急ですね、逆コースも大変そうです。三俣山荘でバッチを購入してトイレを借りました、何かいい雰囲気だったので、ジビエ時雨煮?も購入、さらに展望食堂でジビエ丼と、コーヒーをいただきました。このコーヒーがサイフォンで丁寧に入れてくれるという、なんと豪華旅行にぴったりじゃないですか。美味しかったし、良い雰囲気の小屋でした。今度、泊まりに来ます。さて、源流経由で戻ります。源流っぽい写真を撮りつつ、急登や雪田を超えて、キャンプ場の水場により、体を拭いたり、パ○○を洗ってみたりしました。小屋へ戻り、カフェ(食堂)でケーキセットや、ワインハーフボトルをいただきました。ここのビールや飲み物は、全て常温です。二日目の夕食は変えていただき、まかないチックなフライでしたが、こちらの方が好きかも。
5日目、重い荷物を再び背負い、早朝に出発。台風が近づいているとのことで、新穂高へ降りることにしました。天気は昨日より良く、源流へ向かう足が、祖父岳へ向かっていました。山頂からは、槍ヶ岳も見ることができました。そこから苦行の道をたどり、再度、鷲羽岳山頂へ、槍は雲に隠れてしまいましたが、昨日は気がつかなかった、鷲羽池も見ることができました。山頂では、徳沢ロッヂへキャンセルの電話を入れます、槍を越えられなそうなこと、鷲羽にいることを伝えると、新穂高へ降りる方がいいですね、と背中を押してくれました。三俣山荘でお土産用にジビエ時雨煮を追加購入し、三俣蓮華岳へ向かいます。登りがきつい、巻道分岐からの登りが、更にキツイ。朝からあまり食べてないので、頂上でお弁当に入っていたお稲荷さんをいただきました。ふと、南岳小屋のキャンセルを忘れていたことに気づき、電話。強風のため聞き取りにくく申し訳ありませんでした。鷲羽で電話をしとくべきでした。小屋の方、なんとか聞き取っていただき、ありがとうございました。次回は、必ず訪問します。そして大キレットを眺めて見たい。丸山でおにぎり一つ、そして、双六へ。今日は結構ピークらしいピークを何個も超えてきました。双六で最後のおにぎりをいただいて、双六小屋へ向かいます。双六小屋で、鏡平山荘への変更をお願いすると、丁寧に対応していただきました。そして、注文しながら、忘れて出かけそうになった生ビール(アサヒスーパードライかな)をいただきました、、、、、、、キンキンに冷えていて、熱った身体を冷やしてくれました、この旅でのBEST BEER賞を与えたいと思います。鏡平へついて、コーヒーフロートと生ビールをいただきます。が、全部ひっくり返してしまいました。ザックにコーヒーがかかり、萎んでいると、サービスで新しく準備してくれました。優しい小屋の方に感謝です。宇治金時までいただいて、その記念バッチも購入させていただきました。
最終日(6日目)、4:30からの朝食を終えて外へ出ると、槍ヶ岳のシルエットが浮かび上がっていました。鏡池越しの槍ヶ岳や穂高連峰を写真に納め、一気に下って行きます。よく整備された登山道で、とても下りやすい道でした。途中、穂高の峰の上に掛かる雲を見ました。相当強風が吹いているようでした。風にない時に西鎌尾根は登りたいと思います。これといった休憩もせず、ガンガンおりて、秩父沢も越え、林道に合流。されにスピードアップして、新穂高ロープーウェイ駅にゴール!お疲れ様でした。
1時間くらいバス待ちだな、と思っていると、先着の登山女子が後10分ですよ、と教えてくれる。この登山女子、雲ノ平でも見かけましたし、昨晩は夕飯がアクリル越しに対面でした。聞けば、彼女も槍を越えて、徳沢園へ泊まる予定だったとのこと。この後、平湯から上高地へ向かって行かれました。私は、平湯で宿泊案内所が開くのを待ち、旅館を紹介してもらいます。旅館の女将さんが良い方で、色々面倒を見てくださいました。初めてのお一人様でしたが、料理も堪能できました。
翌日は雨の降る不安定な中、バスに乗り松本まで戻りました。来週は、夏休みなのでMさんと、剱岳にテン泊です。新型コロナ感染のリスク回避のため、松本で待機します。Mさん、ピックアップよろしくお願いします。
【参考】平湯温泉では、岡田旅館さんにお世話になりました。
※当日、飛び込み

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 ノート・筆記用具
腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ 健康保険証 ホイッスル
医療品 非常食 行動食 テーピングテープ ストーブ 燃料
ライター カップ クッカー カトラリー
【その他】 ヘルメット

登った山

三ツ岳

三ツ岳

2,845m

野口五郎岳

野口五郎岳

2,924m

水晶岳

水晶岳

2,986m

祖父岳

祖父岳

2,825m

鷲羽岳

鷲羽岳

2,924m

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

2,841m

双六岳

双六岳

2,860m

弓折岳

弓折岳

2,592m

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