行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
柏原新道登山口(08:54)・・・石畳過ぎのカバの木(10:24)[休憩 4分]・・・種池山荘(11:15)[休憩 20分]・・・岩小屋沢岳(12:47)・・・新越山荘(13:32)
【2日目】
新越山荘(05:02)・・・鳴沢岳(5:32)[休憩10分]・・・赤沢岳(06:19)[休憩 10分]・・・スバリ岳(07:58)[休憩 15分]・・・針ノ木岳(08:56)[休憩 10分]・・・針ノ木峠(09:35)[休憩 20分]・・・蓮華岳(10:49)[休憩 15分]・・・北葛乗越(12:07)[休憩 7分]・・・北葛岳(13:02)[休憩 10分]・・・七倉乗越(13:44)[休憩 7分]・・・七倉岳(14:35)[休憩 10分]・・・船窪小屋(14:53)
【3日目】
船窪小屋(05:27)・・・天狗の頭(5:54)・・・4/10合目(6:58)[休憩 7分]・・・1/10合目(7:57)[休憩 5分]・・・七倉山荘(08:18)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
種池から針ノ木峠間の後立山エリア、さらにそこから足を延ばし蓮華岳を越え七倉岳までの裏銀座縦走路入り口へと続く長い縦走山行を計画。初日は扇沢・柏原新道にて種池経由、岩小屋沢岳を経て新越山荘にて一泊し、次の日のメインの縦走行程に備える。山荘は感染対策がしっかりされた清潔感のある山小屋であった。二日目は長い行程のメイン縦走。前日夜までの風雨が朝までには上がり、快晴のなか小屋を出発。これから進む素晴らしい縦走路の景観だけでなく、西方の剱・立山連峰、裏銀座の山々(野口五郎岳、鷲羽岳、薬師岳など)の絶景を楽しみながら進む。この日だけで7つのピークを越えなければならないが、豊富な高山植物やライチョウとの出会いもあり充実感のある縦走となった(岩小屋沢岳付近のコバイケイソウの群落、蓮華岳周辺のコマクサの群生、オス・メス・子供含め7個体のライチョウに出会えたことなど)。赤沢岳からの下り・ガレ場のトラバース路では崩れやすい石が多く、慎重な通行が必要。さらに先の行程の「蓮華の大下り」(長い距離の鎖場あり)なども含めて考えると、ヘルメットの準備があったほうが良かったと反省。最後の七倉岳を越える頃にはかなりの疲労もあったが、二日目の宿・船窪小屋に到着し長い縦走を無事に終えることができた。ランプと囲炉裏の船窪小屋は一度泊まってみたかったところ。他の宿泊の方や小屋番の方々と一緒に語らいながら外で美味しい夕食をいただき、また夜は囲炉裏を囲みランプの下でゆっくり談話して就寝した。最終日の3日目は七倉登山口までの下山を残すだけであるが、行程の2/3は急な勾配の下りで木の根が張り出しているところも多く慎重に下りる。登山道としては整備されているので、ステップの置き場所さえ気を付ければ問題なかった。全体を通じ、北アルプスならではのダイナミックな景観、豊富な高山植物、ライチョウや良き山小屋との出会いを通して、充実感のある山行となった。
※余裕を持っての山行を計画される場合は、【一日目】新越山荘、【二日目】針ノ木小屋、【三日目】船窪小屋へ宿泊が理想 (但し新越山荘の2021年営業は8/15までとのこと)。
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