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毛勝山(阿部木谷登山口) たのしいマムシ山

毛勝山( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (つちのこくん さん )

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行程・コース

天候

晴れ(上部は10時前からガス)

利用した登山口

阿部木谷登山口  

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 駐車スペースは5台だけど、路肩にもっと停められる。もちろんトイレはなし。
道路の最後の2㎞くらいはダート。ノーマルなら問題なく行ける。車検ギリギリ合格のローダウン車なので、10回は下車して落石をどかして、ラインを選んでノロノロと。そんでも2回軽くサイドバーを擦った。2㎞を30分かかった。

この登山記録の行程

阿部木谷登山口(05:24)・・・1060m地点(05:59)[休憩 6分]・・・モモアセ池(08:34)[休憩 15分]・・・クワガタ池(09:21)[休憩 15分]・・・毛勝山(10:16)[休憩 26分]・・・クワガタ池(11:03)・・・モモアセ池(11:36)[休憩 10分]・・・1060m地点(13:50)[休憩 11分]・・・阿部木谷登山口(14:17)

コース

総距離
約11.9km
累積標高差
上り約2,031m
下り約2,031m
コースタイム
標準10時間20
自己7時間30
倍率0.73

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

毛勝山、けっこう厳しい。二日前に早月尾根から剱岳へ登ったが、精神的にも脚の消耗も変わらないくらいきつかった。歩行距離や累積標高などの数値だと2割くらい楽だと思ったんだけど。早月尾根の核心部は岩が安定していて楽に登り下りできるけど、毛勝山直下の急登はガレザレの落石の巣で厳しかった。飯豊山のダイグラ尾根と似た雰囲気で、急斜面をジグザグじゃなくて一気にまっすぐ登って行く。『オトコらしく直登しろ!』と言われてる感じ。そいで、鎖の代わりに草や木を掴もうとするとマムシがいるのも一緒。上から下まで全域がマムシの巣。ヘビは好きなので楽しかったが。陽が出て暖かくなると、登山道に日向ぼっこに出てきます。マムシ(死亡毒)は10匹くらい、ヤマカガシ(死亡毒)は1匹。ジムグリ(無毒)は2匹見た。ヘビの方が逃げてくれるけど、気づかずに近づくと危険。
でも、人は少なくてキノコや池もステキで動物も遊んでくれる。きついけど楽しめる山だった。
剱岳のついでにという感じで登ったけど、ここだけを目的にしてもいいくらい良い山でした。
水は4Lで出発。3.5L飲んで、カエルと遊んで手洗いで0.5Lで、ちょうど使い切った。
あと、山小屋も無いし、整備は誰がしてくれてるんだろうと思って歩いてた。整備に感謝です。

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フォトギャラリー:65枚

駐車スペースから橋を渡って出発。ダート路で時間がかかり、出発が遅れた。

林道から登山道に入ると、すぐ急登。ようしゃない急登です。実際は画像で見るより急です。

急登が延々続く。ダイグラ尾根と似た感じだけど、こっちにはロープがある。「登りはロープや鎖なんか使わない方が楽」という考えだったけど、ロープを使わせてもらいました。

きついけど、キノコさんに癒される。ステキな紫色だ。

黄色くてとんがりさんでステキ

小さな声で呼んでるので探すと、かわいい紅いのがいた

美人さん。ツボもかわいい。

この子ら、先っちょ一つ一つに目と口があって、大勢で話しかけてくる

ナギナタさんもいっぱいいた

死の天使ドクツルタケさま。今日もお綺麗です。

真っ白な娘、初めて見た。きれいだなー。

幼菌はかわいい

ステキなレモン色。画像加工なしで、実物もこんな色。

1060mのポイントをすぎると、馬の背的な細い尾根が続く。こわくないし、危なくもない。

こんなかわいい娘がいっぱいいる

ツチノコが何匹も潜ってて、舌をぺろぺろ出している。こわいわ。

黄色いのも

イクラ食べたい

ラッパみたいなコケがステキ

1479mの三角点をすぎたあたりから、笹が登山道に出てくる。朝露で腰までびしょびしょに。靴の中に水がたまって、あるくたびにちゃぷちゃぷと。

富山湾ステキ

池塘に太陽が映って瞳のように

いちごがいっぱいなってた

モモアセ池手前の標高1800mくらいから湿原でステキ。このへんに池があったので、モモアセ池と勘違いして休憩してた。

チングルマがいっぱいでステキ

おはなもいっぱい。ここ、初夏にも来たい。

左に僧ヶ岳、右に駒ヶ岳。こっちも行ってみたい。

ゴンタくんがいた

モモアセ山付近はよい景色やった。白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳。

唐松岳、五竜岳

五竜岳、鹿島槍ヶ岳

木のうろの中に良い形のキノコさんが

もふもふのコケが気持ちよい。そしてさわる手つきがなんかいやらしい。

クワガタ池から毛勝山。かっこいい。

もこもこのお花いっぱいやった

毛勝山への最後の登り。なかなかきつい。

クワガタ池を振り返る。ステキだなー。クワガタ池は、本当にクワガタっぽく見える。後ろに僧ヶ岳、駒ヶ岳も。この後、一気にガスがわいてきた。

ガレザレの急登で本当にきつい。落石の巣で、一歩ごとに足元が崩れる所も。そして草を掴もうとすると、マムシがいるし。早月尾根のカニのはさみ付近の方が楽やった。

白馬岳からの清水尾根。あっちも大変らしいね。あの辺こそ、ツチノコがいそう。

アザミのトゲトゲがかっこいい

今日もかわいいおいしそうなうんこがあった。ほんと、誰のうんこか知りたいわ。

毛勝山に到着。30分ほど前から一気に雲がわいてきて景色はいまいち。

釜谷山、猫又山にもガスがわいてた。晴れてれば、この奥に剱岳が見えたのかな?。山頂から先に進む道があるが、しばらくして藪に覆われてた。以前は釜谷山への登山道もあったみたいね。

大明神山にもガスがわいて、これはこれでステキ

頭に巻いてる三伏小屋手ぬぐいに「バチッ」となにかが。そーっととるとセミがいた。この手ぬぐいの良さが分かるとは。きっと育ちの良いセミにちがいない。

そして最悪の下り。画像だとゆるそうだけど、急下りです。すべったら止まれずに一気に滑落かな。そして、さっき自分が踏んだ石が上から落石してくる。こわいこわい。

クワガタ池。近くから見るとクワガタっぽく見えない。池が鏡みたいでステキ。

ここにはピンクの娘はいなかった

なかなか急な下りが延々と続き、うんざりする。中ボスですらない強めのザコ敵にどんどん消耗させられる。ドラクエで例えると、一歩歩くごとにガニラスやカメゴンが延々と出続ける感じかーとか考えながら歩いてた。

「びょんびょん」とショウくんが追いかけてきて「あそんでくれー」と。メスはよくかまいに出てくるけど、オスは久しぶり。オスの肌はなんかゴムっぽい。メスはもっちりで吸い付くような肌でステキ。

ショウくん、缶ビール片手にくつろいでる感じだなw。お別れしようとしても、なかなか降りてくれなんだ。
※ヒキガエルも強い毒あり。毒を飛ばして目に入り失明事故もあり。皮膚から毒もにじむので、手をよく洗う。心が通い合ってるヒトしかかまっちゃいけない。

ショウくん下ろしたら、「びょん」と、このキノコの所に行って教えてくれた。かわいいなー。

エビがいた...。さすが富山県。エビやらカニやら景気がいいな。ザザ虫、イナゴの長野県とはえらい違い。

スギヒラさんもきれい

仲良し家族ステキ

なんか言ってこっちを見てたので、指を出すと乗ってきた。かわいいなー。

呼んでる小さな声がするので探したら、黒い子がいた。かっこいいな。と思って見てたら、横から声が。

呼んでたのはドクツルタケのあかちゃんだった。ここまで小っちゃいのは珍しい。

子供のマムシさんだけ逃げずにかまってくれた。写真撮らせてとお願いすると「いいよー」とポーズとってくれた。マムシはむっちりしてかわいいな。
※毒ヘビなので、基本的にかまっちゃいけない。

最後の急下りなんだけど、画像だと全然急に見えない。本当に転げ落ちるような下りです。

駐車スペースはこんな感じ。路肩にまだまだ駐車できる。そして、ダートで2回軽くサイドバーを擦った車。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック 水筒・テルモス ヘッドランプ タオル
帽子 グローブ サングラス 着替え 地図 コンパス
ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) 修理用具 健康保険証
医療品 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ

登った山

毛勝山

毛勝山

2,415m

よく似たコース

毛勝山 富山県

技術・体力のある者にのみ許される西北尾根

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
10時間20分
難易度
★★★★
コース定数
44
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