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後立山南側縦走

爺ヶ岳、布引岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (ヒビヤス さん )

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行程・コース

天候

9/20,21:晴れ。 9/22:晴れのち雨、曇り

利用した登山口

扇沢   八方池山荘  

登山口へのアクセス

バス
その他: 八方の駐車場に停めて、白馬駅まで約20分歩き、始発電車で信濃大町駅へ。
そこから始発バスで扇沢駅へ行き、扇沢駅から登山開始。

この登山記録の行程

【1日目】
扇沢(07:53)・・・柏原新道登山口(08:05)・・・種池山荘(11:05)[休憩 45分]・・・爺ヶ岳南峰(12:35)[休憩 20分]・・・赤岩尾根分岐(冷乗越)(13:58)・・・冷池山荘(14:10)

【2日目】
冷池山荘(05:35)・・・布引岳(06:32)・・・南峰(07:15)[休憩 15分]・・・北峰分岐・・・鹿島槍ヶ岳北峰(08:08)[休憩 20分]・・・北峰分岐(08:32)・・・八峰キレット(09:45)[休憩 5分]・・・口ノ沢のコル(10:47)[休憩 20分]・・・五竜岳(13:34)[休憩 15分]・・・五竜山荘(14:45)

【3日目】
五竜山荘(06:00)・・・最低鞍部・・・唐松岳頂上山荘(07:41)・・・唐松岳(07:57)[休憩 10分]・・・唐松岳頂上山荘・・・丸山(08:55)[休憩 5分]・・・第三ケルン(09:59)[休憩 30分]・・・八方池山荘(11:06)

コース

総距離
約26.1km
累積標高差
上り約3,687m
下り約3,270m
コースタイム
標準20時間20
自己17時間28
倍率0.86

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

夏に天候不順で中止した後立山縦走をシルバーウィークに実施した。
今回の活動日記のタイトルは、「後立山南北縦走」と決めていたが、結果は、タイトルの通り。

柏原新道から、鹿島槍、五竜、白馬岳を通り、栂池に下山する3泊4日のコース。
実は昨年、爺ヶ岳から唐松岳まで2泊で縦走を予定していたが、天候不順で中止した。今年、再チャレンジ、せっかくなら1日追加して不帰嶮にチャレンジし、白馬岳、白馬大池を通り栂池まで行こうと3泊とした。

今回は、大半が岩稜帯のコースなので荷物を軽くしたく、テント泊でなく小屋泊とした。また、登山口と下山口が違うので、いろいろ調べ、八方の駐車場に停めて、電車とバスを利用するのが効率的と判断した。

出発前、不帰嶮を通る3日めの予報が雨なので少し心配しての登山開始。

1日め:爺ヶ岳
行きは、八方の駐車場に停めて、白馬駅まで約20分歩き、始発電車で信濃大町駅へ。そこから始発バスで扇沢駅へ行き、扇沢駅から登山開始。
この日は気温が高く、柏原新道の下部は、風も通らず、直ぐに汗が出てきた。樹林帯を超えて、種池山荘ヘ。ここで、人気のピザの昼食。約30分待ちだった。
この後、爺ヶ岳ヘ。斜面の一部は紅葉が始まっていた。やがてガスってきて、南峰、中峰の山頂では展望無かった。この後、北峰を巻いて(北峰は高山植物保護のため立入禁止)、途中、雷鳥にも会って、初日の宿の、冷池山荘に到着した。

2日め:鹿島槍、八峰キレット、五竜岳
朝は快晴。日の出を見て出発。東側に雲海、西側に立山、剱を見て登る。気持ちよい登山だった。布引山、鹿島槍南峰と登った。360度絶景だった。この先は山の様子が一変し、岩稜帯に。ストックを仕舞ってヘルメットを装着した。スリルある吊尾根を通って鹿島槍北峰ヘ。こちらの方が標高が低く、山頂も狭い。ここからは南峰が尖って見えた。
この後、本日のハイライトの八峰キレットヘ。最初は、激下り。最後のキレットは、スリルがあった。キレット小屋を超えてからも岩稜帯の上り下りが続く。五竜岳手前のG5、G4の岩場も大変と感じた。そして長かった岩稜帯を終えて五竜岳に登頂。ここでも360度展望を満喫した後、この日の宿の五竜山荘に到着した。
翌日は、前線の影響で昼前から雨予報。朝、判断しよう。

3日め:唐松岳
朝はご来光も見えたが、西側は怪しい雲。
8:30までに唐松岳に着くことができ、かつ、その時の天気の様子を見て、不帰嶮に行くか決めることにした。
6時前にスタートした。
風はあったが、晴れている。途中、鳴き声が聞こえ、何かと思ったら雷鳥だった。雷鳥の鳴き声は、初めて聞いた。
牛首の岩稜帯を楽しみ、唐松山荘が見えた。時間は8時前、雨は降ってない。これなら、不帰嶮に行けるかなと思って山荘に着いた時、雨が降ってきた。とりあえず唐松岳山頂ヘ向かった。しかし、雨粒が大きくなり、風も出てきて、不帰嶮もガスに隠れた。雨の岩場、風もあってのキレットは怖く、名前の通り、帰れないとシャレにならないので、今回は、諦めた。
山頂では、前日、五竜岳で不帰嶮に行くと話した2人組に会った。彼らも、今回は、諦めるとのことで、互いにリベンジを誓って八方尾根を下山した。
八方池で、五竜山荘の弁当(お菓子 雷鳥の里付き)を食べて、その後、小屋にキャンセルの電話をいれ、ノンビリと八方尾根を下山した。

ということで、今回は、不帰嶮から北には行けなかったので、タイトルの通り、「後立山南側縦走」になった。
不帰嶮は、またの機会になったが、充実の縦走だった。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品 虫除け
非常食 行動食 テーピングテープ トレッキングポール ストーブ 燃料
【その他】 ヘルメット

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登った山

唐松岳

唐松岳

2,696m

五竜岳

五竜岳

2,814m

鹿島槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳

2,889m

爺ヶ岳

爺ヶ岳

2,670m

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