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遠い道のりを越えて~草紅葉の鬼怒沼探訪~

奥鬼怒・鬼怒沼・物見山・鬼怒山( 関東)

パーティ: 1人 (あし0316 さん )

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行程・コース

天候

曇り、霧のち一瞬晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 自宅10:10・・・京葉道路武石IC・・・外環経由東北道宇都宮IC・・・日光宇都宮道日光IC・・・霧降高原・・・栗山日光線・・・川俣温泉川治線・・・奧鬼怒林道・・・女夫渕市営駐車場1:25

この登山記録の行程

女夫渕無料駐車場(6:12)★WCがあるのははここだけ。・・・日光澤温泉(8:26)・・・アスナロ看板のベンチ★WC&休憩(9:42~10:02)・・・鬼怒沼(10:44)・・・鬼怒沼山★3分滞在(11:29)・・・物見山(毘沙門山)★3分滞在(12:33)・・・鬼怒沼(13:00~13:50)★ランチ休憩(13:07~35)・・・アスナロ看板のベンチ★(14:32~14:37)WC&休憩・・・日光澤温泉(15:32)★Tシャツ買い物10分くらい?・・・女夫渕無料駐車場(17:28)

コース

総距離
約27.0km
累積標高差
上り約1,763m
下り約1,763m

高低図

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登山記録

行動記録・感想・メモ

 草紅葉を見たくて来ちゃいました。夜中の女夫渕駐車場は8割程度。殆どが温泉客だろう。深夜のドライブは鹿、鹿、鹿との接触が怖い。昔、鹿と衝突して車を大破した人の話を聞いていたので、神経過敏なのかも知れない。長丁場なので話が長くなるのはご容赦を。
 早朝6時に起床しスタート。ロングロングルートなのは知っていたが、来月友人達と「下の廊下」に行く予定だから距離のあるコースをやっておきたい。秘湯の集まるエリア。昔、各温泉宿のブログを拝見するのが楽しみだった。特に奥まった場所にある日光澤温泉。チャンワラサンは元気だろうか。そんな密かな楽しみを胸に途中で朝食をとった後は山を縫う長い林道をひたすら歩く。霧雨でレインウェアを着こむが、パンツを入れ忘れた。突然立派な建物は八丁の湯。やがて道はどんずまり。日光澤温泉の建物の脇に入っていく。有り難い事に自販機発見。不覚にも長丁場なのにトランクにあった水残置。1リットルでは心細かったのでペットボトル2本補充。脇には行方不明のおじさんのポスター。本当にどこへ行ってしまったのだろう?各地で目にする捜索中の人々。家に戻れる人は一体何割なのか?途方に暮れる家族の事を考えると、たかが遊びなのにとんでもない綱渡りをしているな~と考えてしまう。
 建物の脇から登山道っぽくなってくる。沢沿いのガレ場を通過していよいよ登攀。結構きつい。オロオソロシの滝から来る橋を渡った人に道を譲る。(根名草山を越えてきた?)グイグイ登って来た彼が「今日は視界が悪くて残念」と言ってきた。水を飲みながら「でも気持ちよく歩けますよ」と返す。霧雨は森に遮られ、ひんやりとした空気は秋になった証拠。
 その後は登り一辺。山道の途中、「アスナロ」の解説板があるベンチでのんびりコーヒータイム。段差で携帯トイレを使用してすっきりした時にゾロゾロと4~5人が頂上目指して登ってきた。皆さん、温泉宿で前泊した人だろうか?急登も道が崩れた箇所、倒木をまたぐ場所などがあって丁寧に歩く。やがて傾斜はゆるやかになり、コメツガから落葉樹の森へと植生も変化する。 
 木の階段を登ったり、涸れ沢をまたいで・・・。いい加減飽きてきた頃にようやく鬼怒沼へ。日本一高い高層湿原は訪れるのも大変。目に広がるのはいい感じの草紅葉。あいにく空は曇り。霧も出て視界も良くない。訪れた人はパラパラ・・。秋だな~としみじみしながら鬼怒沼山を目指す。
 いつか、ここから尾瀬の清水峠へ抜けてみたい。そのプレ山行でもある。鬼怒沼山もシラベの大木が人目をひく。森には苔やキノコ。悲しいのは人の足で剥がれた苔。二度と再生できない。ちょっと気を付けて歩けば苔の寿命も延びる物を・・・。鬼怒沼山も毘沙門山(物見山)も山頂からの展望はなく、登頂した山としての感動はなく、自己満足。
 鬼怒沼へ戻る。13時になってお腹もペコペコ。大きな沼のベンチで遅昼を・・・。夏に南アルプスへ行こうと目論み、購入したおでんも本日消費期限を迎えた。そいつをバーナーで温める。先週、友人達と編笠山キャンプでバーナーを着火するのに、お気に入りのアークテリクスの袖に穴があき、翌朝友人はテルモスに鍋からお湯を入れる際に自分の手にかける事故。幸い、やけどにならずに済むが、バーナー操作は気が抜けない。隣のベンチに遅れて人が座った様子だったが、声をかけられても返事が出来ませんでした。ごめんね!
 お腹を満たしながら沼を眺めていたら、雲が晴れてきた。根名草山が姿を現す。急がずにのんびりしていれば、素敵な景色をもっとたくさんの人が楽しめたのにね。機会があったら根名草山から日光へ抜けるのもいい。一瞬、晴れてきたかと思っていたがまた霧がかかる。深山の景色は神秘的だ。人気もまばらになった鬼怒沼を後にして、ゆっくりと女夫渕駐車場へ戻る。光の届きにくい森は薄暗い。再びアスナロの看板で携帯トイレタイム。日光澤温泉へ戻る沢沿いの道で蛇に遭う。蛇の方が驚いて、崖をダイブ。
 手の届かない場所へひっくり返った蛇に「大丈夫?」と声を掛けてしまった。日光澤温泉の建物を通過した際にTシャツが目に入る。チャンワラサンのTシャツ。「欲しい~」と小屋は夕食準備で忙しいとわかってはいたが、声を掛ける。人の良さがにじみ出たご主人が対応してくれた。いつのまにか小屋から、チャンワラサンのどの子か土間に寝そべっている。柴犬はよく連れだって山散歩した「純」を思いだす。無口で愛想を振りまくタイプではないけれど誠実。いつか日光澤温泉に宿泊したいんだ~。雪景色の中、温泉三昧なのは味があっていい。今日は下見って事で。
 目標到着時刻17時半か18時くらい、と想定しながら歩くと向こうから男性が近づく。「日光澤温泉はどこですか?」と聞かれる。宿泊客だ。未知の場所を駐車場から2時間も歩くと不安にもなるだろうね。「どんずまりに見えますよ」と説明。「ファイティン!」
 その後もゾロゾロと団体さん。いいな~秘湯を楽しんでください。いつか私も・・・。日暮れてきたのでヘッデンを用意して歩く。途中、工事車両が仕事を終え、砂利道を下っていく。八丁の湯と加仁湯の送迎バスもお客様を出迎えに勢いよく麓へと下っていく。時間は17時を過ぎて、トンネルを潜って
九十九折の途中から登山道へ出る。やっと女夫渕の駐車場へ。林道の途中で、お腹が痛くなってきたのでトイレに直行。・.*:+:(*´─`*)スッキリ:+:*.・
山に入る前にスルッと出る人が羨ましい。( ´艸`)
川治温泉の道端には猿が出て、日光へ抜ける山道は昨夜と同じガスガスの霧雨。山道で飛び出す鹿も怖いが、地元の道慣れた人にあおられるともっと怖い。ひやひやしながら無事帰宅。ハーフマラソン並の距離を約半日かけて遊んできた。人の入らない山は入山するのも困難だけどやっぱりいいな。
 かつて栃木県民だったのに、今になってその豊かな自然に喜ぶ私。灯台下暗しとはよく言ったものだ。本日もたくさんの出会いと気づきに感謝。帰路、東北道羽生SAで夕食でもと立ち寄ったのに、コロナ禍で飲食の営業は20時まで。売店にもサンドウィッチ一つしかない・・。ここで行動食のカップラーメンの出番が来るとは想定外でした・・・。

 
 




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装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え 地図
コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
ツエルト 健康保険証 医療品 虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー
非常食 行動食 テーピングテープ GPS機器 ストーブ 燃料
ライター クッカー カトラリー
【その他】 携帯トイレ

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登った山

鬼怒沼山

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2,141m

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