行程・コース
天候
晴れのち曇り
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
松姫~白糸の滝駐車場チャリ15.1K 下り590 登り280 所要1時間
この登山記録の行程
白糸の滝駐車場(07:00)・・・大菩薩登山口(07:15)・・・フルコンバ小屋跡(09:10)[休憩 15分]・・・大菩薩峠(09:55)[休憩 30分]・・・石丸峠(10:45)[休憩 5分]・・・榧ノ尾山(12:00)[休憩 20分]・・・大ダワ(13:15)・・・大マテイ山(13:30)[休憩 15分]・・・分岐(14:05)・・・鶴寝山(14:25)[休憩 10分]・・・松姫峠バス停(14:55)[休憩 10分]・・・小菅村役場(15:25)・・・白糸の滝駐車場(16:00)
歩行6h 休憩2h 自転車1h コースタイム7h50
高低図
登山記録
行動記録・感想・メモ
大菩薩周辺で紅葉が見ごろを迎えているようなので、未踏の小菅道と牛の寝通りをやってみることにした。ルートは白糸の滝駐車場を起点に松姫峠まで周回し、自転車で起点に戻る機動力を導入するプラン。最初は松姫峠へ向かいチャリデポ。松姫峠駐車場は収容台数が6台と狭く満車だと面倒だと思っていたが、松姫峠に来たら駐車場はガラガラだった。車を松姫峠に置いてチャリで大菩薩の登山口に向かっても良かったが、初見の場所なので松姫峠にチャリを置いて大菩薩登山口に向かった。白糸の滝手前2キロ位で舗装が途切れ白糸の滝駐車場から雄滝駐車場まで再度舗装されていたが、チャリで戻る際のヒルクライムを短くしたいこともあり白糸の滝駐車場に駐車し7時頃出発。
小菅道は2年前の台風で被害が出たルートだが、復旧作業は完了していた。紅葉は1600m位まで見られ、カエデの紅葉はきれいで、落葉した葉も色づいていて鮮やかだった。小菅道は駐車場もガラガラで、行き交う人はほとんどなく晴天予報の土曜日にも関わらず1人しか出会わなかった。バスも麓までなので一般的ではないのかもしれない。
大菩薩峠に到着すると小菅道とは対照的にバスで上日川峠に到着した登山者で混み合っていた。峠からすぐの高台で富士と南アルプスを眺めながらのブランチにしたが、予報より雲が多く、南アルプスの稜線には雲がうかび、富士にもまとわりつくように雲がわいていた。
食後石丸峠を経て牛の寝通りに向かう。尾根道を下りきったあたりから周囲の紅葉は見頃を迎えていたが、午後から曇ってきて、色映えはもうひとつ。植生はカエデやツツジが多く、ミズナラやブナの黄葉との競演が見られる。大マテイ山では規模の大きいカエデの群生が見られ、赤やオレンジに染まった木々はきれいだった。大マテイ山からは鶴寝山に向かう。鶴寝山では紅葉した木々越しに富士山が見られるはずだが曇ってしまい富士は望めなかった。鶴寝山からは松姫峠に下り、自転車でスタート地点に戻る。小菅へのダウンヒルは寒い位で、白糸の滝へのヒルクライムは暑いくらいだったが16時頃には行動を終了し小菅の湯で入浴した。
牛の寝通りは自然林が多く残り、いいルートなのだが、同じような景色が続き、単調な感じがした。雪国やアルプスの紅葉は森の紅葉だけでなく、岩であったり、池であったり、湿原であったりと景色の変化があるところが多く、森林限界では周囲の景観と紅葉した木々との共演が見られるが、奥多摩や大菩薩の紅葉は森の紅葉だけになるので景色がやや単調になりがち。雪国の稜線の紅葉は木々の背が低く周囲の景観とともに楽しめるものの、風が強いこともあって紅葉の期間は非常に短い運命にある。そのため紅葉時期を狙ってもうまくいくかどうかは行ってみないとわからないという少しギャンブル性があるが、奥多摩界隈だとそれがなく、紅葉の知らせを受けてから行ってもほぼ外れない。色づいた木々はきれいだったが、森の紅葉だけの景色になるので何かいまひとつ物足りないように感じないでもなかった。学生の頃は奥多摩界隈の紅葉は大好きだったが、年月を経て注文が増えてしまった。小菅道、牛の寝通りともに未踏ルートだったのでまとめてやってみたが、牛の寝通りの紅葉を楽しむなら松姫峠から大マテイ山へのピストンでも十分満足できるような気がした。松姫峠の駐車場はもう少し混んでいるかと思ったが、それほどでもなく、路駐もある程度可能なのでそれでもいいかもしれないと感じた。
フォトギャラリー:70枚
小菅道の紅葉
フルコンバ
鶏冠山方面
雲わく富士
南アルプス
白峰三山
小金沢方面
牛の寝通りの紅葉
榧ノ尾山
大マテイ山
鶴寝山




