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大峰山(弥山・八経ヶ岳/行者還トンネル東口往復)

弁天ノ森1600m・弥山1895m・八経ヶ岳1915m( 東海・北陸・近畿)

パーティ: 1人 (イガドン さん )

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行程・コース

天候

快晴

登山口へのアクセス

マイカー

この登山記録の行程

行者環トンネル東口(07:55)・・・一ノ垰(08:50)・・・奥駆道出合(09:10)・・・聖宝丿宿跡(10:00)・・・弥山小屋(10:50)・・・弥山(10:55)[休憩 5分]・・・弥山小屋(11:05)・・・八経ヶ岳(11:35)[休憩 25分]・・・弥山小屋(12:30)・・・聖宝丿宿跡(13:05)・・・奥駆道出合(13:50)・・・一ノ垰(14:05)・・・行者環トンネル東口(14:45)

コース

総距離
約12.2km
累積標高差
上り約1,363m
下り約1,363m
コースタイム
標準7時間56
自己6時間20
倍率0.80

高低図

標準タイム比較グラフ

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登山記録

行動記録・感想・メモ

現在、行者環トンネルは通り抜けができないため、川上村、上北山村方面からはトンネル東口からしか入山できないので注意。マイカーは林道(国道309号線)沿いに寄せて停めることになる。トンネル手前にバリケードが設置されており、一ノ垰・大峰山方面は左手の砂利道を進む。ガレた斜面を横目に少し下り気味に5分ほど行くと登山道入口の標識が現れる。入口には「一ノ垰(峠)」と赤い標識がある。
山道に入ると樹林帯の急斜面を黙々と登る。序盤からあまりのキツさに「本当に山頂まで行けるのか?」不安になるが尾根に出るまでは新緑の原生林で気を紛らわしつつ我慢の歩きを強いられる。尾根上に出ると勾配はいくらか緩やかになり、歩を進めると辺りが一面の草地になった一ノ垰に出る。ここではじめて八経ヶ岳と弥山が姿を現す。尾根越しにまだまだ距離があるのを思い知らされる。東面には大台ヶ原方面を望める。
一ノ垰から尾根の北側を巻いて進む。樹間から山上ヶ岳が顔を覗かせる。奥駆道出合は風の通り道のせいか小休止すると肌寒く感じるザレ場状の峠で、トンネル西口へ下る道は通行禁止のためトラロープが張られている。尾根道を西進すると平たんな弁天ノ森に出る。樹林帯に三等三角点が鎮座するだけの顕著でないピークである。八経ヶ岳、弥山が近づいてくると突然、足下にはミズバショウの群落が現れる。緩い登りの途中には理源大師像のある聖宝ノ宿跡がある。ここを通過するとほどなく弥山小屋までの最後の登りがはじまる。木製の長い階段の先には東南北の三方が開けた岩場に出る。奈良県を縦断する大峰山脈(大峯奥駆道)と台高山脈を一望できる圧巻の眺めである。この辺りから立枯れした樹木が目立つようになる。見上げると弥山近しの雰囲気を感じる。その後一旦樹林帯に入るがハシゴなどを登り切ると、目前に弥山小屋の大きな屋根が見えてくる。小屋の正面を過ぎそのまま直進、鳥居をくぐり少し登ったところが弥山山頂。厳かな雰囲気の社に一礼し、裏手に回り込むと二ホンジカが下草を食んでいた。一匹は私の姿を見るなり逃げ出したが、もう一匹は”腹が据わっている(減り過ぎていた)”のか、私を一瞥した後もムシャムシャと草を頬張っていた。ここ大峰の神の化身に出会えたことに感謝し立ち去った。南面の開けた山頂からは八経ヶ岳と、その奥に仏生ヶ岳、釈迦ヶ岳の連なりを望むことができる。
弥山小屋まで戻り、八経ヶ岳へ向けて一旦下ることになる。傍らにはうっすら雪が残っていた。真ん中が掘られた歩きにくい道を下り、今度は一変して登り返す。酸性雨なのか食害なのか、立枯れの樹木が多くなる。八経ヶ岳の登りにはオオヤマレンゲの保全対策事業としてシカの食害防止のため鉄条網が2ヶ所張られ、登山者は通るたびに扉を開閉するようになっている。
登り着いた八経ヶ岳山頂はまさに360度の展望。さすが関西最高峰を誇る一級品の眺めを堪能できる場所だ。
下りは往路を引き返す。特に危険な箇所はないが、歩行時間が長いので所々休憩を入れ、体力を温存しつつ、主に東面の展望を楽しみながら下るのがよいだろう。

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装備・携行品

シャツ アンダーウェア レインウェア 登山靴 バックパック スタッフバック
水筒・テルモス ヘッドランプ タオル 帽子 グローブ
地図 コンパス ノート・筆記用具 カメラ 登山計画書(控え) ナイフ
健康保険証 ホイッスル 医療品 ロールペーパー 非常食 行動食
ライター カップ クッカー

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登った山

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