• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

北ア:燕〜大天井〜常念〜蝶テント泊縦走

燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳( 北アルプス・御嶽山)

パーティ: 1人 (VAN さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

1日目:日中晴れ時々曇り、夜晴れ。2日目:午前晴れ時々曇り、午後雷雨、夜晴れ。3日目:朝曇りのち雨、時々止む。

利用した登山口

中房・燕岳登山口  

登山口へのアクセス

バス
その他: 往路:中房線乗合バス(JR穂高駅ー中房温泉)
復路:高速バス(上高地ーバスタ新宿)

この登山記録の行程

【1日目】
中房・燕岳登山口(04:50)・・・第2ベンチ(05:47)・・・合戦小屋(07:20)[休憩 11分]・・・燕山荘(08:40)[休憩 30分]・・・燕岳(09:53)[休憩 10分]・・・燕山荘(10:30)[休憩 6分]・・・大下りの頭(11:43)・・・切通岩(13:21)・・・大天荘(14:11)

【2日目】
大天荘(05:00)・・・大天井岳(05:06)[休憩 11分]・・・大天荘(05:25)[休憩 22分]・・・東天井岳分岐(06:29)[休憩 7分]・・・横通岳南肩(07:32)[休憩 10分]・・・常念小屋(08:17)[休憩 16分]・・・常念岳(09:43)[休憩 17分]・・・蝶ヶ岳三角点(13:43)・・・横尾分岐(13:51)・・・蝶ヶ岳(14:15)

【3日目】
蝶ヶ岳(05:20)・・・妖精ノ池(05:40)[休憩 7分]・・・長塀山(06:12)[休憩 11分]・・・2000mの平(07:34)・・・徳沢(08:15)[休憩 10分]・・・明神(09:25)[休憩 45分]・・・河童橋(11:10)

コース

総距離
約32.9km
累積標高差
上り約3,566m
下り約3,507m
コースタイム
標準21時間
自己20時間53
倍率0.99

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

憧れの表銀座から常念蝶までのテント泊縦走。気温が高く熱中症寸前に。思っていたよりも大変でタフな山行となった。

コース概況
中房温泉〜燕岳:合戦尾根は北アルプス三大急登のひとつだが、傾斜に緩急があり、それほどキツくない。富士見ベンチは木が茂っていて富士山はよく見えない。その先で見える場所がある。合戦小屋ではスイカがもう始まっていた。朝早くから食べられる。主稜線に乗ると槍穂高から裏銀座縦走コースまでを一望できる。燕岳は風化した花崗岩の奇岩と砂礫の名勝。
燕岳〜大天井岳:大下りノ頭から大天井岳までの登り返しがなかなか厳しい。切通岩付近に短いが岩場あり。大天荘テント場広い。水有料1L200円。
大天井岳〜常念岳:東大天井岳南側に若干の残雪があるがアイゼンなしで通過できる。常念乗越から常念岳へのゴーロの登り返しが厳しい。常念岳山頂は狭い。
常念岳〜蝶ヶ岳:樹林帯へ下り登り返す。蝶槍からはなだらかな稜線。蝶ヶ岳ヒュッテ水有料1L200円。
蝶ヶ岳〜上高地:妖精ノ池この時期高山植物が咲いている。ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ミヤマキンポウゲなど。長塀山山頂展望なし。長い樹林帯を下る。登りはうんざりしそう。徳沢からは平坦な道。明神池拝観料大人500円。

1〜2日目は天気が良く、稜線上は日光を遮るものがないので帽子、日焼け対策など必須。半袖の腕に日焼け止めを塗っていてもかなり焼けてしまったので、長袖のシャツか腕カバーがいいかもしれない。
気温も高く、とても暑かった。稜線上で最高23度だったが、陽が当たっているので体感では30度くらいに感じた。一方、早朝の最低気温は8度。寒暖差が大きいので防寒着も忘れずに。汗もかくので行動中の水分塩分の補給は十分に。コースタイム自体は標準に近いが、計画より多く休憩をとったため、到着時間は遅くなった。
季節柄ヌカカ(メマトイ)が多かった。鬱陶しく精神的に疲弊する。虫除けスプレー、ハッカ油水溶液スプレーを持参したが、吹き付けた瞬間はいなくなるもののすぐに寄ってきてほとんど効き目がない。より強力なものが必要か。
上高地小梨平でテント後日泊の予定だったが、蝶ヶ岳で得た情報では翌日雨の予報だったので、テント泊をやめ、急遽スマホで検索して上高地アルペンホテルを予約した。お一人様でも泊まれるハイカーズプラン(2段ベッド相部屋)1泊2食付きで通常15,000円ほど。ところが、全く知らなかったのだが「信州割」というキャンペーンがあって、対象の県でコロナワクチン接種履歴提示で格安で泊まることができた。料理も美味しく、大満足だった。

一度歩いてみたかった表銀座縦走コース。暑さとヌカカでかなりバテたが、縦走路から見る景色は素晴らしいものだった。しっかり対策を取ってもう一度登ってみたい。


携帯水量
1日目:3L、使用2.5L(スポーツドリンクとして)
2日目:2.5L、使用2L(スポーツドリンクとして)
3日目:2L、使用1L(スポーツドリンクとして)

稜線上気温:8〜23度

続きを読む

フォトギャラリー:100枚

前日に中房温泉でテント泊。

スタート。

第2ベンチ。

ギンリョウソウ。

樹林帯の中を黙々と登る。

合戦小屋。スイカやってます。

森林限界が近い。

合戦ノ頭。

この辺りから槍の穂先が見え始める。

主稜線までもう少し。

燕山荘。

槍穂高から裏銀座コースを一望できる大パノラマ。

燕岳へ。

ハクサンイチゲ。

コマクサ、クモマスミレ。

イワウメ。

燕岳山頂。

燕山荘のテント場はまだ残雪が多かった。

表銀座を行く。

アオノツガザクラ。

コマクサ。

蛙岩。

大下りノ頭から大天井岳を望む。

ノウゴウイチゴ。

ベニバナイチゴ。

タカネザクラ。

大天井岳東側をトラバースしながら大天荘へ。

あと少し。

大天荘。

小屋裏の残雪を使って。

山頂周辺はシャクナゲが開花。

槍穂高を望む最高のロケーション。

テントを撤収して頂上へ。

大天井岳頂上。

チングルマ。

稜線は続く。

オヤマノエンドウ。

ツガザクラ。

所々に残雪があったがアイゼンを必要とするほどではなかった。

横通岳分岐。

横通岳山頂。

振り返って大天井岳。

常念乗越。

壁のように聳える常念岳。

ガレ場を黙々と登る。

ミヤマダイコンソウ。

ミヤマキンバイ。

常念岳山頂。

大キレットの全貌。

蝶ヶ岳への稜線。

コケモモ。

シナノキンバイ。

エイレイソウ。

一度樹林帯に下って登り返す。

2592mピークから蝶槍。

ニッコウキスゲ。

ハクサンフウボウ。

ハクサンチドリ。

途中にある池塘。

サンカヨウ。

イワヒゲ。

やっとで蝶槍。

蝶ヶ岳まであと少し。

イワベンケイ。

雲行きが怪しくなってきた。穂高方面から雷鳴。急がねば。

蝶ヶ岳ヒュッテ。

設営直後に雷雨。なんとか間に合った。

日没までに雨は上がった。

週末のテント場は満員御礼。

夜明け。

少しだけ虹が出た。

また一歩槍に近づくことができた。

さらば北アルプス。

下山開始。

妖精の池。

樹林帯を下る。

キヌガサソウ。

ダンシングツリーの幼木を発見。

長塀山山頂。雨が降り始める。

マイヅルソウ。

徳沢。

上高地へ。

途中明神池に立ち寄る。

河童橋。ゴール。

バスターミナル食堂で1人反省会。

上高地で後日泊。翌日帰路に着く。

すべての写真を見る

装備・携行品

シャツ アンダーウェア ダウン・化繊綿ウェア ロングパンツ 靴下 レインウェア
登山靴 バックパック スタッフバック スパッツ・ゲイター 水筒・テルモス ヘッドランプ
タオル 帽子 グローブ サングラス 着替え
地図 コンパス ノート・筆記用具 腕時計 カメラ 登山計画書(控え)
ナイフ 修理用具 ツエルト 健康保険証 ホイッスル 医療品
虫除け 熊鈴・ベアスプレー ロールペーパー 非常食 行動食 テーピングテープ
軽アイゼン トレッキングポール GPS機器 ストーブ 燃料 ライター
カップ クッカー カトラリー
【その他】 マスク、アルコールジェル

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

燕岳

燕岳

2,763m

大天井岳

大天井岳

2,922m

東天井岳

東天井岳

2,814m

常念岳

常念岳

2,857m

蝶ヶ岳

蝶ヶ岳

2,677m

関連する山岳最新情報

よく似たコース

燕岳 長野県

中房温泉から合戦尾根で、花と花崗岩とハイマツの秀峰・燕岳往復 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
往復
歩行時間
7時間40分
難易度
★★
コース定数
33
蝶ヶ岳 長野県

三股から蝶ヶ岳往復

最適日数
1泊2日
コースタイプ
往復
歩行時間
8時間30分
難易度
コース定数
34
燕岳 長野県

合戦尾根で燕岳に登り、東沢乗越から中房温泉へ 1泊2日

最適日数
1泊2日
コースタイプ
周回
歩行時間
9時間40分
難易度
★★★
コース定数
38
登山計画を立てる