行程・コース
天候
初日:晴れのちガス、2日目:快晴のちガス、夕方から強風、3日目:稜線はガスと強風、下界は晴れ
登山口へのアクセス
その他
その他:
穂高駅近くの登山者用駐車場(無料)を利用
往路:穂高駅0440発~中房温泉0540着(バス、1500円)
復路:新穂高ロープウェイ1130発~松本バスターミナル1350着(特急バス、3200円)、松本駅1413発~穂高駅1438着(大糸線、330円)
この登山記録の行程
【1日目】
中房・燕岳登山口(05:50)・・・第2ベンチ(06:45)[休憩 14分]・・・合戦小屋(08:29)[休憩 8分]・・・燕山荘(09:35)[休憩 30分]・・・大下りの頭(10:47)[休憩 5分]・・・切通岩(12:01)[休憩 18分]・・・大天荘(12:56)[休憩 60分]・・・大天井岳(14:07)[休憩 20分]・・・大天荘(14:31)
【2日目】
大天荘(04:45)・・・大天井ヒュッテ(05:16)[休憩 6分]・・・ヒュッテ西岳(07:12)[休憩 18分]・・・水俣乗越(08:20)[休憩 8分]・・・ヒュッテ大槍(10:12)[休憩 10分]・・・槍ヶ岳山荘(11:10)[休憩 392分]・・・槍ヶ岳(17:57)[休憩 23分]・・・槍ヶ岳山荘(18:30)
【3日目】
槍ヶ岳山荘(05:10)・・・千丈沢乗越分岐(05:55)[休憩 3分]・・・槍平小屋(06:52)[休憩 22分]・・・滝谷出合(07:51)・・・奥穂高岳登山口(08:52)[休憩 5分]・・・穂高平小屋(09:30)・・・新穂高温泉駅(10:10)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
パノラマ銀座や槍沢は何度か歩いたけれど、東鎌尾根は未踏。槍ヶ岳への表参道とも言える表銀座を夏真っ盛りに縦走。
穂高駅から徒歩3分の登山者用駐車場に停め始発バスで中房登山口へ。日曜日だがお盆休みが近いとあってなかなか盛況も、合戦尾根を登るにつれて歩調がばらけて渋滞はなし。賑わう合戦小屋はスルーして合戦沢の頭で大天井岳を眺めて休憩し、ひと登りで燕山荘の立つ主稜線へ。稜線を漂う雲が槍を隠すが裏銀座を望む特等席ベンチでコーヒーを淹れてまったり。
主稜線のコマクサは終わりかけだがすごい規模の群落。大下り後の登り返しにやや苦戦しつつ、稜線に復帰しおにぎりで補給。切通し岩からの登りもきついポイントだが本日のゴールは間近、13時前に大天荘に到着しテントで寝不足を補う。夕方に一瞬雲が切れて槍が姿を表す。
翌朝、朝焼けと雲海を見ながら喜作新道へ。大天井ヒュッテまでの下りは意外と細い箇所があるので慎重に進み、ヒュッテのコルから登り返すとビックリ平で一気に展望が開ける。ここから暫くは槍と北鎌尾根と並走する絶景の稜線漫歩、花も多くてあまりに気持ちのよい道なので、西岳ヒュッテ手前のケルンの立つ展望地で朝食休憩とする。
ヒュッテから急斜面を慎重に下り小ピークを越えると水俣乗越。ここから、歩く人が多い割には細い道だが、思ったほどのアップダウンもなく随所に展望があって休憩適地には事欠かない。何より槍が徐々に近づく高揚感がよい。きれいに積まれた岩のステップを登りきるとヒュッテ大槍、この頃から穂先にガスがかかり始める。キキョウ咲く岩尾根をゆっくり歩いて11時過ぎに槍の肩へ。ちょうどTJARの最中で、選手が小屋に立ち寄っては拍手と歓声に送られて出発していく。
テント場はまだ空いていて上の方の区画を確保、風が強いのでしっかりペグ打ちしてからシーフードヌードルでランチ。すっかりガスってしまったので昼寝しながら回復を待つがどうやら今日は晴れそうもないので、ガスの中、穂先へ登る。一瞬ガスが流れて青空と常念が覗いたのに満足して下山。以前に登ったときは気付かなかったが、登りルートと比べて下りルートは緩やかな岩場に道が付けられていてさすがだ。カレーライスの夕食後、就寝。
朝まで終始強風がテントを揺らし、濃いガスが立ち込める夜明け、西鎌尾根を歩いて双六小屋経由で下山予定だったが、強風とガスの稜線歩きは単なる修行と化すので、飛騨沢へエスケープを決める。強風に煽られながらテントを撤収し、槍平小屋に向かってどんどん下る。斜面は広大なお花畑だが、やはり青空の下で見たいものだ。小屋前のテント場で朝食、あとは平坦だが長い沢沿いの道を白出沢まで下ると林道出合いで、新穂高温泉はもうすぐ。
中崎山荘で日帰り入浴してから、特急バスと大糸線を乗り継ぎ穂高駅の駐車場へ戻る。山頂のガスと強風が嘘のように下界は快晴の夏日で、駐車場で広げたテントはあっという間に乾く。お蕎麦屋さんに寄ったり、林檎の湯・おぶ~でもう一度日帰り入浴したりして、エスケープ下山の午後をのんびり過ごした。
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