• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

平ケ岳の超ロングコースに挑戦

平ケ岳( 東北)

パーティ: 1人 (もふぃ さん )

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 参考になった

行程・コース

天候

晴れ

登山口へのアクセス

マイカー
その他: 登山口駐車場到着は前夜(木曜日)22時半頃で、その時の駐車台数は翌日が平日ということもあり?4~5台。

この登山記録の行程

平ヶ岳入口(04:55)・・・下台倉山(07:00)[休憩 10分]・・・台倉山(07:52)[休憩 15分]・・・白沢清水(09:08)[休憩 10分]・・・池ノ岳(10:40)・・・水場南分岐(10:45)・・・平ヶ岳(11:10)[休憩 35分]・・・水場南分岐(12:05)・・・池ノ岳(12:10)[休憩 10分]・・・白沢清水(13:27)[休憩 30分]・・・台倉山(14:50)[休憩 10分]・・・下台倉山(15:50)[休憩 10分]・・・平ヶ岳入口(17:30)

コース

総距離
約20.0km
累積標高差
上り約1,859m
下り約1,859m
コースタイム
標準9時間55
自己10時間25
倍率1.05

高低図

標準タイム比較グラフ

GPX ダウンロード KML ダウンロード

登山記録

行動記録・感想・メモ

遅めの夏休みを連休にドッキングし5連休。日の長さと自分の体力考えると行けそうな最後の時期だと思い、平ヶ岳→飯豊山への遠征を計画し、その平ヶ岳編。達成感を求め敢えて銀山平からの送迎を選ばず一般登山口からのコースを選択しました。
北陸道柏崎ICで降り、途中お風呂・食事を済ませ、奥只見湖沿いの樹海ロードを経て、約12時間かけ登山口駐車場着。23時半頃より仮眠し、朝4時過ぎに起床。
0450の登り初めは真っ暗でヘッデン使用も、徐々に明るくなり始め、痩せ尾根を越え下台倉山への急坂を登る頃には、背中に日を背負い始めて…一気に体感温度が上昇。登山口から800m以上登った後の台倉清水に到着する頃には既にかなりグロッキー状態も、試練はさらに先。
小さなアップダウン多数の長い稜線歩きを経て白沢清水を越えると、再び標高差約400mの池ノ岳への急登が待ちうける。折れる寸前の気持ちを何とか繋ぎ止め登りきると、目の前に美しい湿原と向こうに横たわる平ヶ岳が現れる。そう、その「向こう」まで一旦下って登り返しにまだ標準CTで40分。最後の力を絞り出し、漸くテラス?がある山頂へ到達したかと思いきや、山頂標がない!? よく見ると、山頂標は右手の藪の中にひっそりと立っていました。
写真を撮った後、恒例のスクショ撮りで地図を見て、山頂標とは別に「最高地点」があるヘンな山だと思いだし、とりあえず最高地点に行くも、その先は行き止まりで湿原だけがある場所でした。山頂テラスへ戻り、景色を眺めながら憂鬱な下りに備え腹拵えをしてると、暑い! 標高2139mなのに温度計は30℃!? 帰りの時間もあるし長居はできないと思い、40分程で下山開始。
玉子岩に寄る時間は到底なくスルー。池ノ岳からの急降下を終え白沢清水に来た頃には既にヘロヘロ。台倉清水につく頃には3.5l持っていた水分は残り約700cc。不安に駆られダメ元で清水を探すと、辛うじてペットボトルに流し込める程度の細い流れがあり、ここで水を500ml一気飲み&1l補給し一安心。残り半分の行程では途中奮起するために絶叫。山の影に入り始めた痩せ尾根を通過し、どうにか日没前に登山口に戻りました。
≪感想≫
自分と同じく今年皇海山に登った知人から事前に「皇海山よりキツイ」と聞かされていた通りで、要求される体力からも百名山屈指と言われるのも納得です(まだ全部登ってませんが)。高低図では平坦に見える稜線歩きも数々の小さなアップダウンで往復とも体力を奪います。この日は周囲の山々が途中雲に覆われたりする中、平ヶ岳だけはずっと晴れており、気持ち的には救いであった一方、体力を奪う暑さの原因でもありました。また、池ノ岳の水場では大いに水が汲めたらしい(下山中に知った)のですが、下までもつだろうとタカを括り「水があるかないかわからない水場まで片道400m歩くのを躊躇って水場に寄らなかった」ことも、のちに危機感を覚えた原因となりました。
以下、敢えて「一般的な登山者が比較的日照の長い時期に登ること」を想定したアドバイスを書きます。自分が感じた本ルートの特徴は
・「登りはほぼ西向き、下りはほぼ東向き(=長時間行動で、常に背中or頭上に日照がある)」
・「コースの殆どが稜線(=日照が多く、逆に途中の水場は不透明)」
・「とにかく距離が長い(=エネルギーが必要だが、重荷は逆効果)」
というところから、対策として
①行動中は帽子・遮光スクリーン等で首筋への日照をガードする。
②食べ物は極力軽い行動食を選び、軽量化した分可能な限り水場を宛にしないよう水分を持つ。
③視覚(心理)的な暑さを和らげるため、サングラスもお勧め。
④所要時間に対する心理的余裕を持つため、できる限り早い時間に登山を開始する。
⑤池ノ岳の水場は(事前に「水はない」という情報を得てない限り)ダメ元でチェックする。
ということかと思います。
相変わらずの長文にお付き合いありがとうございました。
※行程の時間は少々雑目ですので、ご承知おき下さい。

続きを読む

フォトギャラリー:51枚

すべての写真を見る

装備・携行品

みんなのコメント

ログインして登山記録にコメントや質問を残しましょう

登った山

平ヶ岳

平ヶ岳

2,141m

よく似たコース

平ヶ岳 群馬県 新潟県

平ヶ岳 日帰り

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
10時間50分
難易度
★★★★
コース定数
46
平ヶ岳 群馬県 新潟県

秘境とよぶにふさわしい遙かなる山旅

最適日数
日帰り
コースタイプ
往復
歩行時間
11時間30分
難易度
★★★
コース定数
47
登山計画を立てる