行程・コース
この登山記録の行程
【1日目】
尾白渓谷駐車場(09:30)・・・笹ノ平(11:45)[休憩 20分]・・・刀利天狗(13:33)・・・五合目小屋跡(14:15)・・・七丈小屋第1(15:20)
【2日目】
七丈小屋第1(06:10)・・・八合目(07:12)・・・甲斐駒ヶ岳(08:31)[休憩 15分]・・・駒津峰(10:01)・・・双児山(10:41)・・・北沢峠(11:56)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
尾白登山口から黒戸尾根を歩きました。山頂部は数日前から雪の予報で心配していましたが、雪は北アルプスまでで、甲斐駒ヶ岳は雨のみとなり、登山日は晴れ間も多く見られ最高の景色を見ることが出来ました。1日目は登山口を出発して、すぐ近くの駒ヶ岳神社で安全登山を祈願し、先に進みます。この時間に駒ヶ岳目指す登山者はマウンテンタクシーを利用した6名中の5名です。我々3人グループ以外はソロ2名で、今日の目標は全員七丈小屋までです。道はわかりやすいのですが、なかなかの坂道のため、焦らずゆっくり進みます。笹ノ平を過ぎ前屏風ノ頭の次はお待ちかねの刃渡りです。どのような岩場か心配していましたが、歩く場所はしっかり確保されておまけに鎖まで設置されていたので問題なく通過しました。その後は梯子や岩場が現れて一気に標高を稼ぐとなだらかな道が続き忘れたころに岩場が出現します。五合目の小屋跡前後はかなりの下りがあります。その後も梯子が続きますが呼吸を整えながら進むと七丈小屋に到着しました。目標の16時前に着くことが出来てほっと一息です。小屋のスタッフさんにやさしく出迎えられ、食堂でまったりしていると今夜の宿泊者ほぼ全員(10名くらい)が集まり、時々同じ話題で盛り上がり、小さな山小屋ならではの楽しいひと時です。会話が弾んでいると小屋のご主人も話に加わり、さらに楽しくなってきました。私だけが知らなかったのですが、ここのご主人は花谷登山家とのことです。みなさん写真を一緒に撮っていただいたり、サインをもらっていました。夕食後もそのまま歓談は続き、あっという間に消灯時間になりました。2日目は5時半に朝食です。準備を整え山頂に向かいます。最初のうちは樹林帯ですが、所々眺望が開け、感激の景色を見ることが出来ました。最初のうちは鳳凰三山と富士山が主役です。そのうちに北アルプスも見えてきました。標高を上げていくと南アルプス全体が見えてきました。北岳はわかりやすいですが、その他の山々は特定できません。厳しい岩場も多くなり、神経を集中しながら足場を探し、三点確保で登っていきます。しかし、苦労した後にはご褒美があり、八合目まで来ると仙丈ヶ岳も目の前に現れてきました。さらに鳳凰三山から続く早川尾根もはっきり見ることが出来ました。ここまで来ると高木はなく、美しい山頂を見ることが出来ます。空気も薄くなり、すぐに息が上がってしまいますが、山頂はすぐそこです。二本の剣を超えて、無事に山頂に到着しました。ここからは中央アルプスや御嶽山等の視界に入ります。十分に景色を満喫し、北沢峠に向かいます。しばらくはザレた道を下ります。六方石からは歩きにくい石の道です。そして駒津峰に向けて一登りです。疲労も溜まってきており、この登りがなかなか手ごわかったです。しかしながらこの辺りの紅葉は美しく、更に後ろを振り向くと美しい甲斐駒ヶ岳が見えるので、疲れも取れてきます。その先には双児山がありますが、こちらは緩やかな傾斜でした。そこから先は北沢峠までひたすら下ります。こもれび山荘でのランチを楽しみに下り、北沢峠には予定の12時に到着です。早速こもれび山荘に向かいましたが、この時期の昼食提供は終了していました。仕方なくカップラーメンでお腹を満たし、バスを待ちます。登山者が多いためか臨時バスが頻繁に出ており、待ち時間なしに仙流荘に向かうことが出来ました。仙流荘ではゆっくりお風呂につかり、あらためて遅めの昼食をいただき、今回の山行を終了しました。
フォトギャラリー:21枚
刃渡り
朝の鳳凰三山、左側に富士山が見えます
八ヶ岳
山頂が見えてきました
青空も出てきました
二本の剣。鳳凰三山と富士山も綺麗です
山頂が近づいてきました
南アルプスの山々
仙丈ヶ岳
下山中振り向いてパチリ




