行程・コース
天候
小雨、霧雨
登山口へのアクセス
マイカー
その他:
鹿児島港から屋久島宮之浦港にマイカーを搬送後登山口へ移動
この登山記録の行程
淀川登山口(04:45)・・・淀川小屋(05:30)・・・花之江河(07:01)・・・黒味分れ(07:25)・・・投石平(07:45)・・・宮之浦岳(09:14)[休憩 10分]・・・投石平(10:20)・・・黒味分れ(10:40)・・・花之江河(10:54)・・・淀川小屋(12:12)・・・淀川登山口(13:09)
高低図
標準タイム比較グラフ
登山記録
行動記録・感想・メモ
1日目 屋久島へのアクセス
鹿児島港南埠頭午前8時30分発の折田汽船のカーフェリー屋久島2にマイカーと共に乗船し、特別室で船旅を満喫しながら12時30分に宮之浦港に上陸しました。昼食後レストランのスタッフに教えていただいた屋久島南部にある尾之間温泉に行き、入浴してから安房のヤクスギランド入り口から淀川登山口へ到着しました。ヤクスギランドまでは2車線の道路ですが、それから上はカーブの多い単線で、観光バス、タクシー、レンターカーなどとすれ違うので運転には細心の注意が必要でした。
登山口の駐車場は狭くて10台程のスペースしかありませんでしたが、夕方近くのため問題なく駐車場所を確保することができました。まだ4台ほどの車が残っていましたがドライバーさんをはじめ同乗者が次々と下山してきました。雨のため登山靴から帽子までびしょ濡れの様子でした。最後の一台の車の外国人男性ペアーの方々が17時過ぎに下山してきて、ハグしながら登頂の成功を称え合っている様子が印象的でした。
2日目 宮之浦岳へ登頂
午前4時過ぎに湯を沸かして紅茶をチタンボトルに入れていると、タクシー、レンタカーなどが次々と登ってきて駐車場は満車状態になってきました。すぐにレインウエアを着用し、ザックカバーも装着して午前4時45分に登山口の木段を登りました。
山頂までは片道8.0kmのコースで、最初は緩やかにアップダウンを繰り返して整備された登山道を進みました。10日間天気で晴れの予報だったためフェリーを予約したのですが、残念ながら予報が外れて雨模様でした。服装は亜熱帯地域のため本州の夏山登山と同様に、長袖のトレアンにTシャツその上に薄手のレインウエアを着用しました。45分ほどで淀川小屋に下ってきました。小屋には数張のテント場もありました。小屋を過ぎて直ぐに淀川にかかる大きな橋があり、ヘッドランプの明かりで水面を照らすと透明度の高い湖面のような緩やかな流れが見えました。
淀川小屋から先は樹根と花崗岩の混在する急登が始まりました。登山道は深い照葉樹林の中を北に向かって伸びています。途中登山道の脇の暗闇の中に一対の光球が複数光っているのが見えました。ライトを向けるとニホンジカよりも体長が小さいヤクシカの群れでした。登山道にはほぼ0.5km間隔で標柱が設置されていて道迷いの心配もありませんでした。
淀川小屋から1時間20分ほどでで高層湿原の小花之江河へ向かう木段を降りました。夜が明けて幻想的な風景が湿原に広がっていました。10分もしないうちに次の花之江河に着き写真撮影をして先を進みました。直ぐに黒味岳分岐を左にみて投石平の手前で石塚小屋に宿泊したと思われる3組のパーティーの方々に先を譲っていただき前へと進みました。投石平の前後には数か所のロープ場が出現し、登山道も花崗岩の大きな露頭の上を歩くようになり、ヘルメットを車中に残してきたことを後悔しました。
投石平から先は投石岳、安房岳、翁岳の西側を巻くようにして登山道が山頂に伸びていました。ガスのために遠くの展望がきかないのが残念でしたが、おぼろげな山容の輪郭から核心部に近づいていることが窺えました。宮之浦岳山頂1.0kmの標柱から先は最後の急登が待っていました。大雨で木段が飛ばされたままの荒れた登山道を喘ぎながら進み、最後はヤクザサの道を登りきると九州最高峰の山頂が待っていました。ガスで眺望はありませんでしたが、達成感で一杯でした。
3日目 島内観光
屋久島は亜熱帯性気候の温暖な島で、島内の随所に見られる芙蓉の花々や、椰子の木、ハイビスカス、ブーゲンビリア、ランタナなどの亜熱帯植物の他、海岸線近くに風光明媚な景勝地などが数多くありました。
宿を早めにチェックアウトして、フェリーの出港時間までの間、マイカーで島内一周のドライブを楽しみました。(画像参照)
出航前に宮之浦港に近いふるさと市場島の恵み館のレストランでシェフにお願いして、メニューにない地魚のスペシャルランチを作っていただき屋久島の思い出の一つとなりました。
宮之浦港13時30分発のフエリーにパパイヤ、ストロベリーグアバ、ドランゴンフルーツ、スターフルーツ、シークワサー、島バナナ、島ミカン等のお土産のトロピカルフルーツを満載したマイカーと共に離岸し、往路同様にリザーブしておいた特別室で船旅を満喫して鹿児島港南埠頭に18時前に着岸しました。




































